Q1:エアコンの試運転の温度設定で正しいものは?
nullエアコンの試運転は、ただスイッチオンすればいいわけではありません。次のなかで、試運転での正しい温度設定はどれでしょうか?
【A】冷房で最低温度
【B】冷房で普段使用の温度
【C】送風
【D】暖房で普段使用の温度
【E】暖房で最高温度
正答率はなんと2割未満!正しい温度設定は意外にも…
null正解は【A】の「冷房で最低温度」。きちんと動くかどうか試すだけなんだから、いつもの温度か送風でいいんじゃないの……と考えた人が多いのではないでしょうか? ダイキンが全国300人のエアコンユーザーを対象に行った調査では、正答率はわずか15.7%にとどまりました。
試運転は、冷房の最低温度(16度~18度、機種により異なります)に設定して行いましょう。
Q2:エアコンの試運転の時間の目安は?
null冷房の最低温度に設定してスイッチオン! では、それから何分くらい運転させればよいのでしょうか?
【A】3分未満
【B】5分程度
【C】7、8分程度
【D】10分程度
【E】15分程度
正答率は3割未満と低め!試運転を行う時期にも要注意
null正解は【D】の「10分程度」。正答率28.0%とこちらも難問だったもよう。
スイッチオン後、冷風さえ出てくれば「よし、ちゃんと作動している!」と安心して、すぐに試運転をやめてしまう人が多いのかもしれませんね。試運転には10分程度かけて、まずは以下の4項目をチェックしましょう。
(1)冷風がきちんと出ているか
(2)異常を示すランプが点滅していないか
(3)異常な音が出ていないか
(4)異臭が出ていないか
Q1、Q2をまとめると、“冷房の最低温度に設定して10分程度運転”というのがエアコン試運転の正しい方法ということになります。
ただ、本格的な暑さを迎えた時期にこうした試運転を行うと、急激な冷却による故障を招くおそれも。外気温が低い初夏であれば、最低温度で冷房運転してもエアコン内部に負荷がかかりにくいため、夏本番前の5~6月中に試運転を行うようにしましょう。
Q3:室内機からの水漏れをチェックするために必要なことは?
nullさきほど、エアコン試運転でのチェック項目を4つ挙げましたが、実は、もう1つ確認しておくべきことがあります。それは、“室内機からの水漏れがないか”。
エアコン自体は作動して、冷風は出てくるけれど、水がポタポタ落ちてくる……というのは、地味に厄介なトラブルですよね。そのおそれがないかチェックするのに必要なことは次のうちどれでしょうか?
【A】冷房で15分程度の運転
【B】冷房で30分程度の運転
【C】暖房で15分程度の運転
【D】暖房で30分程度の運転
正答率は39.3%!運転確認するだけでなくしばらく様子見を…
null正解は【B】の「冷房で30分程度の運転」。室内機から落ちる水滴は結露水ですが、エアコン内部での冷媒ガスの循環が安定し、結露水が発生するまでには、15分では足りず30分程度の運転が必要とのことです。
エアコン水漏れの原因の多くは室外の排水管のつまりが原因だといわれているので、排水管から水が出ているのかもチェックしましょう。
以上、エアコンの正しい試運転の方法をお届けしましたが、あなたは何問正解しましたか? 夏本番にエアコンが動かなくて涙目……なんて事態を避けるべく、今年は前もって試運転を行うようにしましょう。
【参考】