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「2024年前半の運勢」どうだった?上半期のおさらいと下半期の開運行動【人気占術家に聞きました】

2024年ももうすぐ折り返しとなります。皆さま、上半期の運勢は思った通りでしたか? それともうまくいかなかったでしょうか? 2024年ももう半分か……、と思った方、“まだ”半分も残っているんですよ!

さまざまなメディアで活躍中の暮れの酉(くれのとり)さんに2024年の星の動きを伺いました。今回は、2024年上半期の振り返り、そして下半期全体の星の動き、開運の心得についてご紹介します。幸運を継続していきたい方も、運気の巻き返しを図りたい方も要チェックです。

下半期、「戦い」をどうとらえるか?

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まずは上半期の振り返りから。2024年は20年のサイクルの最初の1年であり、変換期であると上半期の占いではお伺いしましたが、実際にどのような上半期だったと思われますか?

2024年は十二支の辰年です。この辰という漢字は、震えるとか振動のに含まれていて、震えて動く、今まで黙っていたものが表面化していくようなイメージがあると上半期でお伝えしていました。上半期を振り返ると、トップが変わった企業が多かったり、不正が明るみに出たところもあって、さまざまなものが活発に動いたイメージですね。

また、今年に入って、日本に限らず世界でも地震がすごく多いというのも、辰年が少なからず関連しているように感じます」(以下「」内、暮れの酉さん)

そのような上半期の流れは下半期も続きそうですか?

「上半期よりも下半期のほうが、実は日本にとってまあまあハードなことが続くのではないかと、占いの世界では言われています。占いでは太陽の動きを重視していて、春分、夏至、秋分、冬至の星回りで流れを見ていきます。太陽が一番高い位置にやってくる夏至の日は、その年の後半はどんな年なのかを見ます。夏至の星の配置を日本の首都・東京で確認してみると、テーマが『戦い』となっていたからです」

戦いとは、悪いことが起こるイメージなのでしょうか?

「悪いこととは限りません。間違ったことをしている人に対してケンカを売っていくということを意味するので、上半期同様に悪いことが明るみに出て企業のトップが変わるという星の動きが続きそうではあります。また、若い人が古い人を追い出していくという動きが出やすい星回りでもあります。

そんな全体の動きなので、ちょっと全体的にはどんよりとしたムードになってしまうかもしれません」

動くことが苦手な人には、ちょっとしんどい時期だったかも…

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「東洋の暦には『十二支』とは別に『十干(じっかん)』というものがあります。

『十干』でいうと今年の星は“甲(きのえ)”となり、“甲”は新しいものが次々生まれてくるような雰囲気を感じやすくなります。そんな雰囲気は、人の“動かなければ”というそわそわした気持ちを刺激するんですね。

十二支の辰と“甲”はどちらも、新しいことを始めなきゃとか、動かなきゃという、人間の中に眠っている感情を呼び起こすと言われています。

動くことと相性が良い人は何も負担にならないのですが、動くことと相性の悪い人にとって今年は劣等感を感じやすい星なんです。周りのみんなはうまくできているのに、自分は……というように。そんな方は、前半を振り返って、周囲についていけずに我慢していた人が多かったかもしれません」

1人の時間を確保し、楽しむことが開運アクションに

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「しかし、そんな変化についていけなかった人や、つい人の目を気にして自分の言いたいことを抑えてしまう方にとって、下半期は逆に幸運を掴む可能性が高まります。なぜなら、下半期は大勢の人と楽しむという空気よりも、落ち着いて1人で過ごすことがブームになりそうな運気だからです。

開運アクションで言うと、ちょっといい茶器を買ってみるなど、自分が使うものをちょっとグレードアップして1人の時間を楽しむことです。家の中だったり、自分自身や家族で過ごす場所のインテリアだったりをちょっとだけグレードアップして、心地よく過ごせる空気作り、空間作りをしてみることもいいですね。そういったように、自分の居場所というものを意識して動くことが開運アクションになります」

子どもが小さい家庭などでは、1人の時間を作ることが難しい状況があります。そんな人は、どうしたらいいでしょうか?

「そういう方は、例えば、今年は水の星も強いので、入浴の時間だけでも1人の時間をちょっと増やしてみる。そして、普段つけている仮面を剥ぐイメージで、ゆっくりと洗いましょう。

そのときに入浴剤やボディソープなどを自分のお気に入りのものにしてみるのもおすすめです。お風呂は完全なプライベート空間だと思いますので、1品だけでも自分専用のお気に入りのものを取り入れてみてください」

入浴タイムを充実させることが開運に。

自分の「強み」を活かす

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上半期はアクションを起こすことは控えたほうがいいとのことだったのですが、下半期も新しいことにチャレンジするのは控えたほうがいいでしょうか?

「まったく動かないほうがいいというわけではなく、今までの繋がりを大事にすることが2024年全体のテーマになりますので、自分がずっと続けていたものを使って新しいことにチャレンジするのであれば大丈夫です。

全く不慣れなことを一から始めることは下半期もおすすめはしません。初めて取り組むものには大きな流れが邪魔をしてくるイメージがあるからです。例えば、海外の株式市場の波乱に巻き込まれるなど、自分たちではどうしようもないことが起こりやすく、それは手の施しようがないものだからです。せっかく新しいことを始めたのに、水を差されたなみたいな気分になりかねません。

それよりも、今まで自分がしてきたこと、つまり強みを整理整頓するようなイメージで新しいことを始めると運は味方してくれます

では、例えばその強みを副業に生かすという行動はどうでしょうか?

「それは大ありだと思いますね。新しいことはあんまりしないほうがいいんじゃないかとは言ったんですが、副業というかたちであればむしろ今年着手したほうがいいです。

なぜかと言うと、人間は1つの世界だけで生きているとバランスを崩しやすいからです。特に今年はその傾向があります。もしその1つがなくなってしまったら……。なくならないにしても、不安を感じることが増えるかもしれません。

副業のように、1つではなく2つのものに支えてもらうことは気持ちも楽にしてくれますので、ぜひ自分の強みを生かすようなことを始めてもらいたいですね。自分にしかできない何かを見つけて、それを意識することも、開運アクションになります。

そうそう、下半期は言葉で伝えるということが幸運を呼んでくれるアクションになるので、自分が今まで体験してきたことなどを、SNSなどでオープンに皆さんに伝えていくという行動もおすすめです」

SNSなどで自分の意見を発信していこう。

暮れの酉さん撮影/黒石あみ(小学館)


暮れの酉(くれのとり)

暮れの酉(くれのとり)さん

暮れの酉(くれのとり)

19歳から占い一筋で勉強を続け、大阪ミナミの老舗占い館で18年間No.1の座に君臨。「占いを極めたい」という思いから、中国古典まで紐解いて得た豊富な知識と技術が魅力。その知識を活かし、占いアカデミーの講師も務める。『占いなんて信じない』『どこまで言っていいですか?』(テレビ東京)など複数のメディアに出演。

『2択開運選ぶたびに運が良くなる!-』(ワニブックス)が527日に発売。さらに717日には『自分らしい幸せを見つける!手相の見かた』(ナツメ社)が発売予定。『2択開運』は手っ取り早くツキを手にするメソッドが紹介されており、日々生活の中で迫られる選択に運をプラスしてくれる一冊。『手相の見かた』は手相初心者でも見かたがカンタンにわかるもので、「線」を見る前に手全体の印象と指の形からそれぞれ8タイプに分けてキャラクターで紹介されている。

公式サイト

フジノ
フジノ

出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーに。趣味はスポーツ観戦と旅行。産業カウンセラー、EAPメンタルヘルスカウンセラー、メンタルヘルス・マネジメント検定種などの資格を保有。メンタルヘルスケアの記事を得意とする。

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