「手相」は右手左手どちらを見る？「スマホ撮影」で手相を見やすくする裏技って？人気占い師【えみ先生の手相読み】

「手相の発祥はなんと古代インド。中国に伝わって“易”と融合して、日本には江戸時代に入ってきたと言われています。何歳ごろ何があったか、何歳ごろに何があるかが、わかるのが特徴です。

基本は①生命線　②知能線　③感情線の3本。これに加えて、
手のひらで“丘”のように盛り上がった部分の大きさや、そこにあるしわからも色々なことが読み取れます。
その他、運命が変わる時に出てくる運命線や結婚線、太陽線などがあります」（以下「」内、えみ先生）

「手相では、右手が未来、左手が過去を表していると言われています。

過去を見ても仕方がないと思うかもしれませんが、大人になったkufura世代の左手には、過去に加えて、子どものころからやりたかったことも出ています。

例えば、左手に芸術に秀でているという線があって、絵を描くのは好きだけれど、今は全く別の仕事をしているという場合。

子育てがひと段落し、終わったら絵に関する仕事を始めるとよい、と手相が教えてくれています。
大人になって忘れてしまった夢や、もともとやりたかったこと、過去の自分の気持ちを読み取ることもできるのが左手。

未来を表す右手と、過去を表す左手どちらも大切なのです」

右手は未来を表しますが、職業によってもどんどん変わってくるそう。

えみ先生の知り合いの看護師の方は、キャリアを積むほどに、右手の金星丘という生命線の内側のしわが少なくなったとか。金星丘のシワが少ないほど、細かいことは気にならない何かあっても受け流せる性格を表すそうです。
この方は、メンタル的にも少しのことでは動じない性格に成長されたそう。

「なので、右手は現在から未来のこと、人生経験を重ねて変化した今の性格、
左手は過去や潜在的な意識、もともと生まれ持った性格が出ていると考えてください」

そんなに、短時間で克明に変わるなら、手相はいつ見るのが正解なのでしょう？

「手相は、“朝”に見るのがベストです。考えごとも、夜より朝のほうがクリアになりますが、手相も同じ。よりポジティブに今の自分を見るなら、朝に見るのがおすすめ。朝、カーテンを開け、明るい自然光の下で手を見るのが一番です」

「手にはたくさんのしわや線があるので、手相で〇〇の線と言われても、自分の手で見つけるのが難しいことも多いですよね。また大人になると手が乾燥して、線も薄くなって見にくいことも。

そういう場合は、無理に肉眼で見るより、スマホで撮るとわかりやすいです。iPhoneで手のひらを撮影し、“編集”をタップ、“フィルタ”から“ドラマチック”というモードに変換すると、ぐっと見やすくなります」

次回は2024年に自分に運があるかどうかがわかる、開運線と金運やお金のため方がわかる手相をご紹介します。

自分の手のひらに、素敵なメッセージが隠れているかもしれません。

構成／小野塚美佐
イラスト／Asana