5位:自力で覚える(31票)
null「頭の中で覚えている。パスワードの流出が絶対にないから」(28歳/営業・販売)
「頭に記憶。忘れない自信があるから。書き込んだりして残しておくのが怖いので」(39歳/その他)
「自分なりにルールを作ってPWを作っている」(55歳/その他)
「だいたい同じ文字列を順番に交換しながら使っているので忘れにくい。どこかに残しておくと落としたり失くしたりした時に個人情報流出に繋がってしまうから。頭に入れておくようにしている」(29歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「パスワードを数種類で統一している。あまりコロコロと変えていると忘れてしまうので、3パターンほどに絞っておくと3つのうちのどれかであることが多いので忘れにくい」(27歳/デザイン関係)
第5位は自分の頭だけに記憶しておくこと。記憶力に自信があるから、IDやパスワードを何かしらの形にして残しておくことが不安だから、覚えておけば流出リスクが軽減できるから、といった理由が目立ちました。
記憶力頼みだと忘れてしまわないか心配になりますが、そこは“マイルール”を設けて工夫しているよう。ただし、なかには「いけないとは思いつつも、つい同じID・パスワードを使いまわしている……」という方も見受けられました。ID・パスワードの使いまわしは避けた方がいいと分かってはいても、その都度、“覚えやすさ”と“推測されにくさ”を兼ね備えた文字列を……となると、頭を抱えてしまいますよね。
4位:PCやスマホ内に写真データとして残しておく(44票)
null「スマホ写真に入れていると見られにくく自分だけにすぐ分かる」(36歳/総務・人事・事務)
「覚えられないものはスクショして保存しておきます。あとですぐに確認ができるから」(48歳/女性)
「写真でみてすぐわかりやすいように」(22歳/学生・フリーター)
「面倒くさいから1番手っ取り早い方法にしてます」(37歳/主婦)
デジタルでの保管方法のひとつとして、ID・パスワードの設定・登録画面をスクリーンショットし、画像として保管しておくという方もいました。画面を撮影するだけと手間が少なく、確認がしやすいとの声が多く聞かれましたが、安全性には不安も。写真を非表示設定にしたり、ロックできるアプリをインストールするというやり方もあるようです。
3位:管理アプリを使う(51票)
null「パスワードでしか開かないので、安心だから」(22歳/学生・フリーター)
「紙はなくしてしまうので、アプリ上で管理がやりやすい」(37歳/主婦)
「膨大な量なのですぐ見られて役立つから」(43歳/その他)
「自動的に管理して入力もしてくれるから」(52歳/その他)
「スマホ上で完結するので楽」(28歳/その他)
「ランダムなパスワードを決めるのはなかなか難しいですが、パスワードの作成から面倒見てくれるので重宝しています。また、管理する際のアイコン等も充実しているので使いやすいです」(35歳/総務・人事・事務)
パスワード管理アプリの活用が3位にランクイン。パスワードの登録・管理はもちろん、必要な時にワンタップでID・パスワードが入力できたり、さまざまなデバイスとの同期、バックアップ機能付きなど、サービスはさまざま。
英大文字、記号、文字数などの必要条件に沿って、類推されにくいランダムパスワードを自動で作成してくれる頼もしいアプリもあるようです。アプリを使ったことのない人は、試してみるのも手ですね。
2位:PCやスマホ内にメモデータを残しておく(117票)
null「手書きのメモは常に持ち歩いているわけではないため、いつでも確認可能なデジタルデバイスにメモをしている」(30歳/総務・人事・事務)
「パスワードはスマホ操作上で必要になることが多いので、メモ機能で保存しておくとすぐ見られるから」(30歳/その他)
「メモ機能でまとめておくと上書きも簡単で便利」(41歳/主婦)
「スマホならメモ自体にロックもかけられるので」(25歳/営業・販売)
「メモだとコピペで貼り付けがすぐできるので」(22歳/営業・販売)
「データで残すのはあまり良くないとは思っているけれど、少し文字を消したりして対策している」(54歳/主婦)
「パスワードは決まったものを使い分けたりしてるがIDは覚えられないので古い携帯でメモ管理してます」(56歳/その他)
デジタル管理で最も多かったのが、スマートフォンなどのデバイス上に文字データとして保管しておく方法。修正や削除など情報をアップデートしやすく、かつ、ID・パスワードが必要な場面で、文字データならすぐコピー&ペーストできるというのが一番の利点のよう。iPhoneのメモ機能などのデータをロックできるツールを使っているのなら、ロック機能をしっかり活用したいところですね。
アンケートでは、文字データとして残すにしても一部を見えないようにして記録したり、もう使用していない古い携帯電話のメモ機能を活用する方もいました。情報の流出に気を付けたい今、こうしたアイディアを真似てみるのもよさそうです。
1位:紙に書いて保存しておく(167票)
null「電子系は突然のトラブルがあるので紙が一番安心感があります」(36歳/その他)
「スマホのデータが消えてしまったことがあった。別に紙ベースで保管しておくのが安心です」(45歳/その他)
「自分しかわからないところに書いておくのが安心するから」(47歳/その他)
「結局すぐ確認できる手帳に書いている。スマホだと故障したら見れなくなるから」(39歳/総務・人事・事務)
「デジタル保管のみだと消えたり、盗まれたりの不安があるので紙ベースで残しておきます。自分にもしもがあった時、親族が見つけやすいだろうと言うこともあります」(49歳/営業・販売)
「スマホ上でテキストデータにしておくとコピペできて便利だけと、うっかり消しちゃうと困るから紙(専用ノート)でも控えておく」(44歳/主婦)
忘れては困るID・パスワードの管理法として一番支持されたのが、「紙に残しておく」というアナログ手法。コメントを見ていくと、データ保管は心配なのであえて紙にしか残さないという方と、デジタル保管だけだとデータが消えた時に困るので保険のため紙にも残しておく、という方に二分していました。いずれにしても、セキュリティ面や何かあった時のことを考えると、紙に残しておくことが“一番安心”と考える人が多いようです。
なるほど!その他のマイ管理法
null「音声録音で便利、ペンがなくてもOK」(34歳/その他)
「エクセルに入力して、USBに入れている。そのエクセルにもパスワード保護を設定しているが、その一つを忘れなければ大丈夫」(50歳/総務・人事・事務)
文字や画像データではなく音声データとして残したり、USBなどの記録メディアを活用する方もいました。記録メディアなら、スマホやパソコン上にデータを残さなくてもいいので、より安心かもしれませんね。
また、少数派でしたが、記憶しておくという方と同じ理由で“あえて管理しない”という方も。
「まったく管理していない。忘れてしまう事も多いが、誰かに見られるのが嫌だし、思い出せない場合、問い合わせで、データがわかるから、あえて残さないようにしている」(57歳/その他)
誕生日はNG、必ず英大文字や数字、記号を入れなければいけない、〇文字以上でないとダメなど、ID・パスワードを設定する際の条件は厳しくて複雑! その上、定期的に変更を求められたり、パスワードを忘れた時のための「秘密の質問」の答えも覚えなければならなかったりして、その管理法は本当に悩ましいものです……。
少しでも安心して使いやすいと感じられる方法が見つけられるといいですね。