「冷凍庫がぎゅうぎゅう詰めになっていませんか?」
nullまず、冷凍庫の混雑状況について尋ねたところ、以下のようなデータが得られました。
「ものを詰め込み過ぎてパンパンなことが多い」・・・65票(44.2%)
「そうでもない」・・・80票(55.8%)
なんと全体の4割以上が冷凍庫がパンパンになりがちとのこと。よそのおたくの冷凍庫の中身など、普段は知るよしもありませんが、実はかなりの人がものを詰め込んでいることが明らかになりました。
「冷凍庫にどんな食材・食品を詰め込んでいますか?」
null続いて、「ものを詰め込みすぎてパンパンなことが多い」と回答した65人に、どんなものを詰め込むことが多いのか、冷凍庫を圧迫する原因になりやすいものを挙げてもらいました。
精肉
「鶏もも肉。もも肉は色々使えるから便利」(56歳/その他)
「豚肉。大容量パックを買って、小分けにして保存します」(36歳/主婦)
「豚こま、ひき肉、むね肉、ウインナー、ベーコン等、肉類はとりあえず安くなっているときにまとめ買いして冷凍してストック」(43歳/主婦)
「肉全般。スーパーに割引率の高いお買い得なお勤め品があると買って冷凍ストックしておくけど、調理をするのがめんどくさいのでたまってしまいます」(44歳/総務・人事・事務)
冷凍庫のストックとしてまず多かったのは、毎日のおかずに欠かせない肉類。鶏もも肉や豚こま、ひき肉などはコスパよくアレンジも効くので、安売りのときにまとめ買いして上手に活用していきたいところですよね。
主食類
「冷凍ラーメンやピラフなどレンチンで食べられるもの。家族が簡単に食べられるように」(52歳/主婦)
「冷凍うどん。料理を作るのが面倒なときにいつでも食べられるように置いてある。ただ、5人前のあの四角の塊は、場所をとる」(30歳/その他)
「冷凍パスタ、冷凍チャーハン。子どもがお腹空いたときすぐ食べられるから」(45歳/営業・販売)
「冷凍の食パン。おやつや主食に使えるため、ストックしておくと便利」(50歳/主婦)
うどんや炒飯など主食系をストックしているとの声もかなりありました。たしかに、火を使わずにレンチンのみの時短調理でさっと食べられるものが冷凍庫に控えていると何かと心強いですよね。
その他、こんな食品も…
「冷凍野菜。コロナ以降、買い物の回数を減らしたくて野菜は冷凍食品を買う機会が増えた」(47歳/主婦)
「たこやき。ときどき無性に食べたくなるけどわざわざ焼くのは面倒。冷凍食品なら安くて大きくてお手軽」(67歳/主婦)
「冷凍餃子。家族が大好きなので常に冷凍庫に入っています」(55歳/その他)
「作り置きのおかず。1週間分をまとめて作っているのですぐにパンパンになります」(37歳/金融関係)
「アイスクリーム、ドーナツ。いつでも食べられるようにストックしている」(42歳/総務・人事・事務)
上記以外に冷凍からあげやハンバーグを挙げる声もありました。家族が喜ぶ鉄板メニューや自分へのご褒美スイーツなど冷凍庫に常備している家庭は多いのではないでしょうか。
冷凍庫をパンパンにしないための工夫は?
nullまとめ買いした食材、食品や作り置きの料理などをどんどん詰め込むうちに、冷凍庫が満員御礼……なんてことはないでしょうか。食品の収納、保存に関するアイディアを教えてもらいました。
立てて収納する
「なるだけ縦置きをして見やすく取り出しやすくしています」(64歳/主婦)
「ジップロックで冷凍保存して立てて収納。取り出しやすさを考えています」(53歳/その他)
「お肉は凍らせる前になるべく平らにして立てて収納する」(40歳/主婦)
深さのある冷凍庫に食品を積み重ねて収納すると、底にあるものが取り出しにくく、うっかりすると食品が迷子になって冷凍保存期限を過ぎてしまうことも……。冷凍庫を開けたときに、何が入っているのか一目で全体像が把握できるように、立てて収納するとの声が多く聞かれました。
たとえば、お肉をまとめ買いした際、そのまま突っ込むのではなく、1回分の量を小分けにしてなるべく平らな状態で冷凍して立てておくと見た目もスッキリして使い勝手もいいですよね。
100均グッズなどを活用して見える化する
「100均の取っ手付き透明ケースに入れておくと在庫が分かりやすく使い切りにいい」(52歳/主婦)
「冷凍食品を大、中、小とざっくり分け、小物はプラスチック容器に。食材名の紙も使い整理整頓を意識するとパンパンに詰めなくなりました」(44歳/主婦)
「100均グッズを多用。重ねているものが楽に取れるように工夫しています」(55歳/その他)
「冷凍庫の扉に購入日を書いて貼っておく」(34歳/総務・人事・事務)
冷凍庫に限りませんが、ものをスッキリ収納するには、何をどこに配置するのかというルールを決めておくのが肝。サイズや形状の異なるさまざまな食品が入り混じって冷凍庫がカオスな状態にならないよう、100均グッズなどで整理整頓を心がけている人もいました。
きちんと区切りがあると冷凍庫の中身がわかりやすく、計画的・効率的に食品のやりくりができそうですよね。また、冷凍庫の扉のメモは、重複買いを防ぐことができたり冷凍庫を開閉する頻度を減らせたりお財布にも環境にも優しい気がします。
その他、こんなアイディアも…
「別に冷凍庫を買った。ストックを多くできて重宝している」(62歳/デザイン関係)
「メインの冷蔵庫とは別に冷凍庫を購入して大正解でした」(60歳/総務・人事・事務)
「パンパンにならないように、空きスペースができてから買い物しています」(60歳/その他)
「以前はまとめ買いしていたのですが、その習慣をやめました。食べたいときに買うようにしたら、冷凍庫がパンパンにならなくなりました」(55歳/主婦)
冷凍庫をパンパンにしないためのシンプルなルールは2つ。容量を大きくするか、入れるものを少なくするかです。
いくら収納を工夫したところで、そもそも冷凍庫の容量が少なすぎると限界が……。家族構成や自炊の頻度などのライフスタイルにもよりますが、たくさん食品を保存する必要がある家庭では、サブ冷凍庫をキッチンに導入するのもひとつの手です。
他方、お買い得品をまとめ買いして収納に頭を悩ましたり、使いきれず捨てることになったりしてはかえって損。必要な分量をその都度購入して、冷凍庫の中身も家計もスリム化を目指すのもアリでしょう。
冷凍庫に何を入れるのか、どのように収納するかは日々の食生活にも関わる重要なテーマ。いつもパンパンな人も、逆にスカスカ状態な人も今回のアンケート結果をぜひご参考にしてみてはいかがでしょうか。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。