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「スイカに塩」は昭和の思い出?アンケートで判明した「今どきの食べ方」

甘くて瑞々しいスイカは、暑い日に食べると格別に美味しいですよね。スイカは切ってそのまま食べる人が多いと思いますが、中には塩をかけて食べるという人も。そこで『kufura』では、20〜60代の男女245人にアンケートを行い、スイカを食べるときに塩をかけるかどうか、またその理由について聞いてみました。

多いのはどっち?スイカに塩をかける派orかけない派?

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まずは、スイカを食べるときに塩をかけるかどうか聞いたところ、以下のような結果となりました。

「毎回かける」・・・35人

「たまにかける」・・・65人

「かけたことはあるけど今はかけない」・・・96人

「一度もかけたことがない」・・・49人

いちばん多かったのは、「かけたことはあるけど今はかけない」という人。子どものころは、甘く感じるという理由や家の習慣などでスイカに塩をかけていたものの、大人になってからはかけなくなったという人が多いようです。

たしかに、昔はスイカに塩をかけて食べる人をよく見かけましたが、最近はあまり見られなくなりましたよね。

「かけたことはあるけど今はかけない」「一度もかけたことがない」という、塩をかけない人のほうが多数派ではあるものの、「毎回かける」「たまにかける」という人を合わせると100人になることから、スイカに塩をかける人も意外に少なくないことがわかります。

スイカに塩をかけるorかけないのはなぜ?

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では、なぜ皆さんがスイカに塩をかけるもしくはかけないのか、またはかけたことがあるけど今はかけないのか、それぞれの理由について見ていくことにしましょう。

・「毎回かける」理由とは?

「塩をかけるとスイカの甘味が増して美味しくなるので、スイカを食べるときは必ず塩をかけます」(54歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「塩をかけるとスイカの甘味が引き立つし、口の中がさっぱりする感じがして美味しいので、毎回かけて食べています」(68歳・男性/その他)

「塩をかけるとスイカの甘さが引き立つし、甘じょっぱくなって食べ飽きないので、毎回かけています」(51歳・男性/その他)

「スイカに塩をかけるのが子どものころからの習慣のため、塩をかけないと物足りない感じがするので、毎回必ずかけます」(61歳・男性/その他)

「スイカには塩をかけるのが当たり前だと思っているので、必ずかけます」(42歳・男性/その他)

スイカに塩をかけると甘味が引き立って、より美味しくいただくことができるため、毎回スイカに塩をかけて食べるという人がたくさんいました。また、スイカに塩をかけるのが昔からの習慣のため、塩をかけないと物足りなく感じてしまうという人も少なくないようです。

・「たまにかける」理由とは?

「甘味の少ない味の薄いスイカは、塩をかけたほうが甘味が引き立って美味しくなるので、そういうスイカにだけ塩をかけるようにしています」(53歳・女性/総務・人事・事務)

「スイカに塩をかけるのは、子どものころからの習慣なので、毎回ではありませんが、たまにかけて食べています」(57歳・男性/その他)

「スイカの味に飽きたときに、たまに塩をかけると、味変になってスイカを美味しく食べることができます」(40歳・男性/営業・販売)

「その日の暑さによって、無性に塩分が欲しくなるときがあるので、そんなときはスイカに塩をかけて食べるようにしています」(67歳・男性/その他)

「スイカに塩をかけて食べると美味しいと聞いたことがあり、やってみたらけっこう美味しかったので、それからときどきかけるようになりました」(45歳・女性/その他)

「スイカに塩をかけたほうが美味しくて好きなのですが、わざわざ塩を用意するのが面倒くさくて、かけずにそのまま食べることもあります」(48歳・男性/その他)

塩をかけることでスイカの甘味が引き立つため、甘味が足りないなど、スイカの味が薄い場合にのみ塩をかけるという人も目立ちました。また、子どものころに塩をかけて食べていたため、今でもときどきかけたくなるという人や、塩をかけることで味変になるという人も。中には、本当は毎回塩をかけたいものの、面倒でそのまま食べてしまうことがある人もいるようです。

・「かけたことはあるけど今はかけない」理由とは?

「昔はよく塩をかけていましたが、今は余計な塩分をとりたくないので、わざわざかけていません」(49歳・女性/総務・人事・事務)

「スイカを美味しく食べるためには、意外に塩加減が難しいので、それが面倒で今はかけなくなりました」(67歳・男性/その他)

「昔は安定してスイカが甘くなかったので、塩をかけていましたが、今はしっかり甘いので、塩は不要です」(66歳・男性/その他)

「昔は親の言いなりで塩をかけていましたが、かけなくてもスイカは十分美味しいと気付いてからは、かけないようになりました」(64歳・男性/金融関係)

「塩をかけたほうが甘味が増すとはいうものの、一瞬感じる塩味が好きではないので、今はかけることはありません」(54歳・女性/金融関係)

いちばん多かった「かけたことはあるけど今はかけない」という意見。昔のスイカは今ほど安定して甘くなかったため、塩で甘さを引き立てていたけど、今は必要ないという人がたくさんいました。また、昔は親に言われて塩をかけていたものの、スイカの美味しさに気付いてやめた人や、今は塩分を控えるためにかけないという人も多いようです。

・「一度もかけたことがない」理由とは?

「子どものころから、我が家ではスイカに塩をかける習慣がなかったので、今も塩をかけるという発想がありません」(68歳・男性/その他)

「周囲にスイカに塩をかけて食べる人がいなかったため、そのようにして食べる機会がありませんでした」(40歳・女性/その他)

「昔からスイカに塩をかけて食べる習慣がなかったので、一度もかけたことがありません」(68歳・男性/その他)

「自然の味をそのまま楽しみたいので、スイカに塩はかけません」(34歳・女性/総務・人事・事務)

「スイカはそのまま食べるのがいちばん美味しいと思うので、塩をかけたことはありません」(40歳・男性/研究・開発)

「甘味のないスイカに塩をかけるといいと聞きますが、我が家の場合は砂糖をかけて食べるので、塩をかけたことはありません」(53歳・女性/主婦)

家族や周りにスイカに塩をかける人がいないと、塩をかけるという発想がないため、一度も塩をかけたことがないという人も多い様子。また、スイカ本来の味を楽しみたいため、余計なものは一切かけないという人もたくさんいました。ちょっと変わったところでは、スイカの甘味が足りない場合は、塩ではなく砂糖をかけて食べるという人もいるようです。

いかがでしたか? 昭和世代にとって“スイカに塩”は、よくある食べ方だと思いますが、令和の今は塩をかけずに食べる人のほうが多いようです。ですが、「毎回かける」「たまにかける」という人も少なくありません。「塩をかけると美味しい」「味がさっぱりして飽きない」という意見もあるので、塩をかけない派に転向した人は、久々に試してみてもいいかもしれませんね。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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