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「みかん」VS 「りんご」、65%の人が選んだ冬の果物王は…どっち!? 決め手は「皮」にあり

寒い冬にこたつに入って食べる「みかん」って最高! 程よい酸味が体を生き返らせてくれる感じが、たまりませんよね。一方、シャリっとした食感とさわやかな甘みがクセになる「りんご」もまた幸せを与えてくれる果物。とろ~りと煮たりんごを包んだアップルパイなんて絶品! さすが世界中で愛されるフルーツですよね!

と言うわけで今回のテーマは、冬によく食べられる果物「みかん」と「りんご」。どちらもおいしいだけでなく、栄養価が高く、健康にもいい果物です。あなたはどっち派? 20~50代の男女366人の嗜好を聞いてみました。

約3人に2人が「みかん」派だった!

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まずは「みかん」と「りんご」、どちらか選ぶならどっち派?と尋ねたところ、やはり冬の果物の王道「みかん」が強かった! 「みかん」と答えた人は65%で、「りんご」派はわずか25%程度。男女別で見てもほとんど差がなく、「みかん」の根強い人気がわかりました。

●あなたは冬の果物「みかん」と「りんご」、どちらをより食べますか?

「みかん」・・・65.0%(238人)
「りんご」・・・25.1%(92人)
「どちらも食べない」・・・9.8%(36人)

女性≫≫
「みかん」・・・65.0%(109人)
「りんご」・・・25.1%(35人)
「どちらも食べない」・・・9.8%(14人)

男性≫≫
「みかん」・・・62.0%(129人)
「りんご」・・・27.4%(57人)
「どちらも食べない」・・・10.6%(22人)

こたつでみかん、冬の至福の瞬間です。

30代は「りんご派」が3割!50代は果物を食べない人が増加

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では年代別で見てみましょう。「りんご」派が若干多かった年代は30代で約3割。最も「みかん」派が多かったのは20代で約7割でした。こうしてみても、全体的にやはり「みかん」の方が圧倒的に人気なことが明らかに。ちなみに「どちらも食べない」と言う人は、20~40代では7%前後だったのに対し、50代では約14%と増加していることがわかりました。

りんご派≫≫
・20代・・・25.0%
・30代・・・30.2%
・40代・・・29.1%
・50代・・・20.1%

みかん派≫≫
・20代・・・68.8%
・30代・・・61.9%
・40代・・・65.0%
・50代・・・65.6%

どちらも食べない派≫≫
・20代・・・6.2%
・30代・・・7.9%
・40代・・・6.0%
・50代・・・14.3%

「みかん」は手軽さ、「りんご」は栄養価が高くて人気! 

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「みかん」派、「りんご」派の人達に、それぞれ好きな理由を答えてもらうと、「みかん」は、やはり「手でむいて食べられる」と言う「手軽さ」を挙げる人が多く、さらに「箱買いをしているから」「いつも家にあるから」という身近な果物であり、冬に食べることが習慣化している人も多いことがわかりました。

一方「りんご」は、「健康にいい」「おいしいし体にいい」という理由が多数。「みかん」よりも健康のために意識して食べている人が多いようです。また「りんご」は「ばら売りで購入できる」というメリットを挙げる人もいることから、「みかん」ほど大量買いする人が少ない果物であることがわかります。

みかん派の意見≫≫
「冬といえばみかんというイメージがあるし、みかんが大好きだから」(28歳女性/その他)
「ビタミンがとれるから」(37歳女性/その他)
「昔から冬はみかんを箱で購入して食べていたから」(38歳女性/主婦)
「包丁を使わなくて済むので洗い物が出ないから」(44歳女性/その他)
「毎年みかんを箱でもらうので、早く食べないと腐るから」(48歳女性/研究・開発)
「安くて、おいしいから」(49歳男性/営業・販売)
「こたつではザルにのったみかんを食べるのがウチの風習だったから」(52歳男性/その他)
「風邪の予防に良いから」(56歳男性/金融関係)

りんご派の意見≫≫
「抗酸化作用で健康に良いから」(34歳女性/総務・人事・事務)
「リンゴは栄養が豊富というイメージがあるから」(39歳男性/研究・開発)
「食物繊維が豊富でお通じが良くなるから」(40歳女性/公務員)
「料理にも使えるし、シャキシャキ感が好きなので」(40歳女性/主婦)
「胃が弱いので毎日リンゴを食べている」(41歳男性/その他)
「おいしくおなかもみたされる」(45歳男性/その他)
「みかんはすぐ傷むが、りんごは日持ちするので」(54歳女性/主婦)
「リンゴのあっさりした味が好きだから」(57歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

ちなみに「どちらも食べない」と答えた人に理由を尋ねたところ、「果物が好きではないから」と「値段が高いから買わない」と言う意見が多数。また少数でしたが、「酸味のあるフルーツは嫌い」「果物アレルギーだから」と言う意見もありました。「みかん」や「りんご」と言えば、比較的庶民的で身近な果物ですが、それでも近年価格が上がっているのが現実。「果物を買うくらいなら他の物が食べたい」という人がいるのも納得かも!?

りんごは皮をむくのが面倒くさい、という意見も。

いかがでしたか? 「みかん」と「りんご」では、「みかん」の方が圧倒的な人気と言う結果でしたが、「りんご」にも根強いファンがいることが判明。豊富なポリフェノールや有機酸、食物繊維などが含まれ、疲労回復効果や整腸作用、抗酸化作用、脂肪低減などが期待できる「りんご」は健康促進のために食べている人も少なくないようです。

もちろん「みかん」にもビタミンC、ビタミンA、食物繊維、カリウム、カルシウム、葉酸などが含まれ、免疫力アップや美容効果が期待できます。

りんごもみかんも、どちらも健康には良い効果があります。

こうして考えていくと、どちらにも体にいい栄養素が含まれているので、適量をバランスよく食べていくことがいいかもしれません。ちなみに厚生労働省や農林水産省が推奨する1日の果物の摂取量は約200g、食べすぎは健康に悪影響を及ぼす可能性があるので、そこは気を付けた方がいいかもしれませんね。

ちえ
ちえ

エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。

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