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「食べきりサイズのシュトレン」を食べ比べ!この時季ならではの贈り物です【プチプラ極上ギフト#11月】

11月になると、ケーキ屋さんはもちろん、パン屋さん、スーパーマーケット、食材店に至るまで、シュトレン(“シュトーレン”とも)が並び始めます。日本でもすっかり“ホリデーシーズン定番”のお菓子になりましたよね。この時季のギフトとしてもぴったりです。

クリスマスのギフトとして1329年には存在していたシュトレン

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シュトレンに関する最古の記録は1329年(日本は鎌倉時代!)。ドイツ・ナウムブルクの司教へクリスマスのギフトとして贈られたと書かれた文献が存在するそうです。

シュトレンは、ドイツ語で「坑道」や「地下道」の意味し、そのためトンネルのような形をしています。酵母の入った生地にレーズンやオレンジピール、レモンピール、ナッツなどを入れて焼き上げ、仕上げに粉砂糖をふんだんにまぶしたシュトレン。ドイツでは、クリスマスを待つ4週間のアドベント期間に少しずつスライスして食べる習慣があるといいます。だから輸入されたシュトレンは大きいものが多いんですね!

ギフトにするなら「食べきれるサイズ」がおすすめ

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海外からの輸入されたシュトレンは、結構な大きさ、長さのあるものが多いですよね。本来4週間かけて少しずつ食べるものなので、ある程度の大きさがあって当たり前なのですが、なかなか食べきれず……(汗)。きっと日本はそういう人が多かったのでしょう。いつの頃からか“食べきりサイズ”の小ぶりなシュトレンが売られるようになりました。これがギフトにうってつけ!

「紀ノ国屋」のシュトレンは、王道のおいしさ

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左:「ミニシュトーレン」1,080円
右:「マジパンシュトーレン(1/2)」1,404円/『紀ノ国屋』

シュトレンもさまざまな味がありますが、老舗高級スーパー『紀ノ国屋』のシュトレンは、まさに王道! 毎年、自分用にも買ってしまうほどお気に入りです。

ラムレーズン、オレンジピールやデーツが入ったマジパンタイプのシュトレンで、程よいしっとり感と、生地の目の詰まり方が絶妙なんです! コーヒーや紅茶はもちろん、ホットワインにも合いますよ。
また、今年もポーチ付きシュトレンがオンライン限定で販売され、あっという間に完売……! 今後、再入荷もあるという噂なので、ポーチ付きシュトレンが欲しい方はぜひチェックしてみてください。

「アンデルセン」は、おしゃれな“映えシュトレン”

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「マンデルシュトレン(ミニ)」1,296円/『アンデルセン』

『アンデルセン』のシュトレンの歴史は古く、広島の『アンデルセン』が登場した1967年にはあったそう。今でこそ「シュトレン」と言えば、大抵の日本人がわかりますが、当時はきっと「シュトレン?それは一体……?」という状態だったと思います(笑)。

北欧風なパッケージがとてもおしゃれで、ついてくる紙袋も素敵なんです。まさにギフト向き。
こちらもマジパンタイプのシュトレンで、レーズン、シトロンピール、オレンジピールが入っています。

「星のシュトレン」562円/『アンデルセン』

こちらは『アンデルセン』のシュトレンを星型に抜いて焼き上げたもの。アンデルセン童話「もみの木」のトップに飾られる星の飾りをイメージしたもので、ロマンティックですし、切り分ける必要もなく、ちょこっとシュトレンを食べたい!というときに最適。お値段も500円台なので、ちょっとしたプレゼントとして毎年重宝しています。

『アンデルセン』のシュトレンは、パンぽい軽やかな食感が特徴。ラム酒漬けしたフルーツが香るタイプと違い、柑橘系のピールが香る食べやすいタイプなので、お子さんがいる方にお渡ししています。

「成城石井」はドライフルーツたっぷりなしっとり系シュトレン

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左:「成城石井自家製 5種ドライフルーツのシュトーレン(ハーフ)」1,502円
右:「成城石井自家製 5種ドライフルーツのプチシュトーレン」638円

ここまでご紹介した『紀ノ国屋』、『アンデルセン』に比べるといちばんしっとり系なのが『成城石井』のシュトレン。生地には5種のフルーツ(レーズン・イチジク・クランベリー・オレンジピール・レモンピール)とくるみをラム酒に漬けたものが練り込まれていて、食べ応えも抜群! しかも水を一切使用せず。牛乳とバターでベースの生地を仕上げているので、超濃厚! ……おいしくないわけがないんです!

ハーフサイズもおすすめなのですが、切る必要のない、ボール型の「プチシュトーレン」もギフトにおすすめです。ボール型というのもめずらしく、印象的ですよね。

新鮮!軽~い口当たりの「シュトレン風ビスケット」

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『タカキベーカリー』「シュトレン風ビスケット」213円 ※『紀ノ国屋』で購入

『タカキベーカリー』からもシュトレンは出ていますが、手軽に食べられる「シュトレン風ビスケット」もおすすめです。ラム酒に漬けたフルーツ(レーズン・オレンジ・レモン)をビスケット生地に混ぜて焼き上げたもので、軽~いサクホロな口当たりが特徴。『紀ノ国屋』さんで購入しましたが、『タカキベーカリー』なら普通のスーパーマーケットにもあるので、探してみてください。

【おまけ】ファミリーには、バウムクーヘンがおすすめ

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「クリスマス バウムクーヘン1919」1,512円/『ユーハイム』

シュトレンもそうですが、ここ数年流行り始めた“パネットーネ”も日持ちさせるためか、ラム酒漬けにしたドライフルーツが使われており、子どもがいるご家庭だと食べられないこともあります。

というか、子どもはシュトレンやパネットーネ系のお菓子はあまり好きじゃなかったりしますよね。そこで、お子さんがいる家には、この時季、よくバウムクーヘンをお贈りしています。カットしたバウムクーヘンや、大きすぎるものではなく、この“なんとか家族で食べきれるサイズ”ながらもスペシャル感のある『ユーハイム』のバウムクーヘン! 箱を開けたとき「わあ!」となるサイズ感なのがいいんです。

クリスマスまで1カ月を切りました。ぜひ家で、ギフトでシュトレンを楽しんでみませんか。

※価格は中田さん購入時・購入店舗での税込み価格です。

中田ぷう
中田ぷう

編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram

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