初夏の味「ヤングコーン」
nullこんにちは。楠みどりです。6月に入り、夏野菜がより充実してきましたね。神楽坂野菜計画の店頭にも、カラフルな野菜が所狭しと並んで今した!
さて今回は「ヤングコーン(ベビーコーン)を取り上げます。ヤングコーンとは、スイートコーンなど一般的なとうもろこしが成長する前に収穫したものを指します。
一般的に、実に栄養が十分に行き渡るように、とうもろこしの株1つから収穫するとうもろこしは1本だけ。後からできた実を小さいうちに収穫したものがヤングコーンです。
缶詰やパウチに入った水煮のものに馴染みのある方が多いかもしれませんが、皮付きの生のヤングコーンが手に入るのは今だけ!
ヤングコーンは、とうもろこしに比べてカロリー・糖質はかなり低くなります。食物繊維や葉酸、カリウムなども摂取することができますよ。
出典: 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
ヤングコーンは鮮度が大切!選び方は?
null選ぶ際は、葉や皮につやがあり、皮やひげが茶色くなっていないものを選びましょう。鮮度が落ちるのが早いので、皮付きのまま新聞紙に包んで冷蔵庫で保存し、なるべく購入した日のうちに食べるのがおすすめです。
ひげや皮も食べられる!おすすめの食べ方
nullまずはシンプルに、皮付きのままグリルでじっくり焼いた「焼きヤングコーン」。外側の固い葉を取り除いたら、薄い皮やひげも丸ごと食べることができます。塩や醤油、バター醤油などで。
フライパンに薄く水を張って蒸し焼きにするのも手軽です。新鮮なものは生食もできるのでサラダにも。ヤングコーンは淡白な味わいなので、色々な食材と合わせられます。炒め物、肉巻き、天ぷらなども。お弁当のおかずとしても重宝しそうですね。
私も早速魚焼きグリルで10分ほど焼いてみました。ほんのり甘くて、マヨネーズと七味を付けて食べるとビールのおつまみにもぴったり。「コリっとした食感でおいしい!」と夫にも好評でしたよ。
6月の畑通信:とうもろこし収穫前のお楽しみ!
nullこんにちは。畑通信担当の阿部です。今回、楠さんが紹介してくれたのは私たちの自社農園で採れたヤングコーン。3月に種まきをしたものが、すくすく育ちました。
とうもろこしは1株に雌穂(実)が2-3本つきます。1つ目の雌穂を残し、2つ目以降は間引いて、ヤングコーンとして出荷しています。この農園では約2000株のとうもろこしを育てているので、ヤングコーンは3000~4000本採れる計算に。短い期間ですが収穫が忙しくなります!
とうもろこしの大敵はアワノメイガという虫。この虫は花(雄穂)に寄ってきて、雌穂に移ってくるので、受粉が完了した段階で花の部分は切り落とすなどの対策をしています。
これからの季節の畑では虫対策が本格化します。種まきや植え付けの時期を調整したり、こまめに手入れをしたりと、無農薬栽培実現のために虫と人間の知恵比べが続きます。
【取材協力】
神楽坂野菜計画
東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。
年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。
公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/