おすすめクリスマスのお菓子はこの2つ!
null「パネトーネ」とは、イタリアの伝統的なクリスマス菓子のこと。イタリアではクリスマスの4週間前に焼き、クリスマスまでの4週間食べ続けるお菓子と言われています。
クリスマスのこうした伝統菓子というと、今やすっかり日本にも定着したシュトーレンを思い出す方も多いと思いますが、パネトーネもここ最近、取り扱うお店が増えてきました。近いうちに“第二のシュトーレン”になるかもしれません。
コストコでパネトーネの扱いが始まったのは、確か2018年くらい。その当時から、イタリア『CHIOSTRO DI SARONNO』社のものでした。ただ、当時はレーズンやオレンジピールが使われた正統派パネトーネでした。今年のようにチョコチップパネトーネの輸入が始まったのは2020年だったと思います。
伝統菓子なのですが、どちらかというとパン寄り。“チョコチップブリオッシュ”だと思っていただければ、まず間違いありません。それだけに万人ウケする味ですし、子どもも食べやすいですよ。
しかし物価高騰の波はここにも来ていました。去年この缶入りパネトーネは1,200~1,300円だったと記憶していますが、今年は約1,700円!? 400~500円も値上がりしていました(汗)。とはいえ、750g入って1,000円台。十分お安いと思います。
こちらも毎年クリスマスになると並ぶ、イギリスの「シルバークレーン社」の缶入りチョコレート。シルバークレーン社は、UKパッケージングアワードの常連企業で、ヨーロッパのみならず、日本でもここのパッケージ(缶)のコレクターが存在するほど。今年は長~い円筒形の缶にペンギンや、くまが描かれた缶でした。
中には、イタリア『デルコンテ』のライスパフが入ったチョコレートトリュフが350g入っています。『デルコンテ』は1950年創業のイタリアのチョコレートメーカー。ここのチョコレートは『成城石井』でも取り扱っているんです。“こだわりのある商品しか置いていないスーパーマーケットにもある”と聞くと、安心して買えますよね。確かにこのチョコ、おいしいです。
世界的に大流行!今ねらい目は、ベジスナック
null“コーンスナックではなく、ベジスナック”。今や世界的にベジスナックブームが来ており、食の流行感度が早いコストコでは、さまざまなベジスナックの取り扱いがあります。今でこそカルディでも取り扱いがありますが、“しいたけクリスプ”を取り扱い始めたのも早かったですものね!
まず1つ目は「ミックスマッシュルームクリスプス」。こちら“しいたけクリスプ”を作っている『DJ&A』のもの。『DJ&A』はオーストラリアとシンガポールにあるメーカーで、フルーツや野菜を真空調理・加工したものを販売しています。
コストコでは、“しいたけクリスプ”をはじめ、マニアの間では、このメーカーが作るフリーズドライのいちごも「おいしい!」と人気でした。それだけに期待して買ったのですが、“当たり”でした!
味付けがシンプルで、いわゆるミックススパイス的なものを使用しておらず、玉ねぎ、にんにく、ウコン、麦芽糖、黒胡椒で味付け。だからこそきのこのうま味を存分に堪能できます。きのこはしいたけ、ひらたけ、なめこの3種類がミックス。そのまま食べるのはもちろんですが、何しろ300gも入っているので、「食べきれない~!」というときはトマトソースやカレー、シチューの隠し味に使ったり、砕いて炒め物に入れたりしてもおいしいですよ。
2つ目はこちらの「ごぼうチップス」、まったく映えないスナックですが……美味! 家族全員が気に入り、早々にリピ買い決定。製造は香川県にある食品メーカー『味源』。スーパーマーケットにも多彩な商品を卸しており、「モスバーガーポテト」や「バナナけんぴ」「SABACHi(サバチップス)」などの商品は見たことがある人も多いと思います。
いつも「ダイジョーブ!?」という商品を出してくるのですが(笑)、毎回おいしいので、今回も安心して買いました。こーれーは、“当たり”です。まさに家で作るごぼうスナックをメーカーが上手に商品化してくれた感じ。ごぼうならではの濃厚で深い味と、サクサクの食感。止まらなくなって逆に危険です! サラダやカレーなどのトッピングとしても使えると書いてあるのですが、私の推しはうどん。天ぷら代わりにごぼうチップスをのせてみてください。
3つ目は「サクサクにんにく」。2年ほど前から取り扱いが始まり、根強い人気を持つ大人のスナック。これ、ダメな人はダメなんですが(匂いが嫌い、胃が弱い)、ハマる人はハマるので、ぜひ年末のお菓子としてどうぞ! 揚げたにんにくに味をつけただけのシンプルなスナックなので、にんにくそのもの! だからにんにく好きにはたまらないですが、翌日も匂います……(笑)。
味は全部で4種類。うす塩味、トリュフ味、黒こしょう味、ガーリック味。でも、そもそも“にんにく”なのにガーリック味ってどういうこと?ですよね(笑)。
最後は、バケツみたいな容器に入った大容量「ポテトスティック」。皮つきのまま揚げた細いポテトが、1kg入っています。このポテトスティック、いちばんの魅力は原材料がシンプルなこと。じゃがいも、植物油脂、食塩、以上! だからこそシンプルで飽きが来ず、ついつい食べてしまうんです! 卵焼きに混ぜ入れたり、ホットドッグにはさんでもおいしいです。
大人から子どもまで大人気!コストコのロングセラーおやつ
null食べやすく細切りにされた、スティックタイプのするめ。商品の入れ替わりが意外と激しいコストコで、3~4年あるお菓子です。しかもコストコマニアたちにもファンが多い! するめって飽きないんですよね~!
しかもこちら、あの“よっちゃんイカ(通称)”を製造する『よっちゃん食品工業』が製造。年末は、普段テレビをほとんど見ない私ですら、唯一見るとき。そのときポテトチップスを食べてしまうとお正月明け大変なことになりますが、“するめ”ならなんとかセーフだと思うのです(笑)。しっかりと味がついているタイプなので、ビールにもよく合います。
コストコ限定の老舗ホテルのクッキーは、年末のギフトにも!
null今年6月に栃木県の壬生町に「コストコ壬生倉庫店」がオープン。そのオープン記念として発売されたのが、同じ栃木県にある、老舗ホテル『日光金谷ホテル』のクッキーをコストコ限定デザイン缶に入れた缶クッキー。
当初、“壬生倉庫店”限定だったものが、夏あたりから、“コストコ限定”に切り替わり、オンラインや他のコストコでも買えるようになったようです。中にはリーフクルミ、アーモンドココア、バニラ、抹茶、チョコチップ、バトネの6種類のクッキーが入っています。多くの著名人たちに愛されてきたホテルが作るクッキーなうえ、立派な缶入り。なのに1,500円以下という良心的すぎる価格……ギフトにもおすすめです。
クリスマスからお正月にかけてのイベントシーズンは、コストコの大容量おやつを試すのに最適な季節。ぜひ、早めにゲットしてくださいね。
撮影/中田ぷう
※価格は、中田さん購入時の税込み価格です。
編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram