「牧成舎」は岐阜県飛騨に明治30年からある、牛乳屋さん。飛騨でのびのびと育った牛からとれた牛乳はもちろん、チーズやヨーグルトなどさまざまな乳製品を販売しています。去年、人気テレビ番組「マツコの知らない世界」でも、ここの冷凍ピザが取り上げられていましたね。この冷凍ピザに使われているのが、私がおすすめする「大人の素っぴんチーズ」。練る前のモッツァレラを型に入れて水抜きし、熟成させた「牧成舎」オリジナルのチーズ。クセやチーズ特有の匂いがなく、とてもミルキーで食べやすいんです。
このチーズは焼いて食べるのがおすすめ。バゲットなどに薄くスライスした「大人の素っぴんチーズ」をのせ、トースターで溶けるまで焼いてみてください。クセがないので、パンとの相性が良く、しかもそのまま食べるよりも風味やコクが増し、さらにおいしくなるんです。
もちろんサラダやスープに散らしてもいいですし、私は味噌汁に入れるのも好きです。味噌とチーズは相性が良く、入れるとコクが増すだけでなく、満足度も上がります。
デパ地下や「紀ノ国屋」でも買えるアイスもなか
nullこちらは有名ですし、東京のデパ地下やスーパーマーケットの「紀ノ国屋」さんでも取り扱いがあるので、ご存じの方も多いかもしれませんね。「牧成舎」はアイスもなかも出していて(商品名は「もなかアイス」です)、これがまたおいしいのです。アイス特有のベタつきがなく、あっさりとしているので、おやつや食後に食べてももたれないんですね。しっかりとした厚みがある“高級アイスもなか”なので、贈り物にもおすすめです。
この「もなかアイス」、温めたトースターで20秒ほど焼いて皮をパリッとさせるとさらにおいしくなるんです。「え! アイスをトースターに!?」と思うかもしれませんが、公式におすすめしている食べ方なんです。
「牧成舎」の乳製品は、クセがなくミルキーな味わいなので、子どもから大人まで誰もが楽しめる味です。都内でも一部手に入りますし。お取り寄せやふるさと納税もやっていますので、興味がある方はぜひHPなどをのぞいてみてくださいね。
※価格は祐成さん購入時のものです
祐成陽子
祐成陽子クッキングアートセミナー校長。
食べること、作ることへの“好き”が高じて、1965年、主婦の経験を生かし、料理教室をスタート。1987年には、日本初のフードコーディネーター養成学校を設立。輩出した生徒数は4000人超え。卒業生には、タレントで国際薬膳師でもある麻木久仁子さん、人気フードコーディネーターSHIORIさん、料理家のほりえさちこさんなどがいる。
編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram