カフェオープンの際に見つけた、おいしい紅茶
null先日、娘の二葉(料理家の祐成二葉さん)と朝の8~14時まで営業するブランチカフェ『麹カフェ2539』(東京・四谷)をオープンしました。
「80代でカフェオープン!?」と驚かれる方がたくさんいらっしゃるのですが、カフェをオープンするのはこれで4度目。慣れているんです(笑)。とはいえ、時代に合ったものを取り入れていかなければならないので、コーヒーにしても紅茶にしてもおいしいものを求めて奔走しました。
そして出会ったのが、この『ブリューティーカンパニー』。見た目もおしゃれで素敵でしょう? 2012年生まれのブランドなので、紅茶の世界では新人さんですが、“1杯の紅茶”のおいしさを求めて作られた紅茶で、どれもが味に奥行きがあっておいしいのです。
食後はもちろん、ケーキやお菓子にもよく合うので、1日中楽しめます。お店は北青山にありますが、カフェのお客さんが実際に飲んでみたあと購入できるようにうちのカフェでも取り扱うことに。喫茶店などでおいしい紅茶に出会うと家でも楽しみたくて、買って帰りたくなりますものね。
チャイは柑橘系のケーキやクッキーと合わせて
今の季節におすすめなのがチャイ。アッサムティーにカルダモン、シナモン、ペッパー、クローブ、ジンジャーがブレンドされており、飲めば体がぽかぽか。しっかりと力強く香る、刺激的なチャイです。
おいしい淹れ方は、小鍋などに水200mlに茶葉大さじ1弱入れ、 5分ほど火にかけ煮出します。そしてミルク200mlを加えてひと煮たちさせ、火を止めたらふたをして蒸らして出来上がり。甘さを強めにするとおいしいので、お砂糖はちょっとたっぷりめに入れるのがおすすめです。
スパイシーなチャイにはレモンケーキやシトロンサブレなど柑橘系を使った酸っぱさのあるケーキや焼き菓子が合います。
定番のケーキに合うのはアールグレイ
「ブリューティーカンパニー」のアールグレイは、フルーティでライトな味わいのセイロンティーがベース。そこへウバをブレンドし、イタリア産のベルガモットオイルで香りをつけ、オレンジピールとキンセンカを加えています。
お湯300ccに対して茶葉3gを入れ、3~5分抽出してください。
余計なものをそぎ落としたシンプルで香り高いアールグレイは、シュークリームやショートケーキ、くせがなく、香りも強くないチーズケーキとよく合います。
チョコレートケーキやドーナツには……
ミントティーの本場、“モロッコのミントティー”を忠実に再現したという、緑茶とペパーミントルーフのみのシンプルなブレンド。「ブリューティーカンパニー」の中でも人気のフレーバーで、娘の二葉ともこのおいしさにはちょっとびっくりしました。
このお茶は、チョコレート系のケーキと相性抜群! 何しろ“ミントチョコ”があるくらいですから、この組み合わせが合わないわけはありません。
また、さっぱりしているので“揚げる系のおやつ(ドーナツや揚げパン)”にも合いますよ。
お湯240ccに対して茶葉2.5gを入れ、5分以上抽出してください。
今は温かくして飲んでいますが、夏などたっぷり入れた氷と味わっても体がスッキリするのでおすすめです。
いかがでしたか。おいしいだけじゃなく、見た目のいい紅茶はギフトとしても使えますよ。
※価格は 『麹カフェ2539』での店頭価格
祐成陽子
祐成陽子クッキングアートセミナー校長。
食べること、作ることへの“好き”が高じて、1965年、主婦の経験を生かし、料理教室をスタート。1987年には、日本初のフードコーディネーター養成学校を設立。輩出した生徒数は4,000人超え。卒業生には、タレントで国際薬膳師でもある麻木久仁子さん、人気フードコーディネーターSHIORIさん、料理家のほりえさちこさんなどがいる。