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水分たっぷり!もっちもちの「ジュウニブンベーカリー」のパン【80歳の料理家・祐成陽子さんの、ずっと美味しいモノ】#16

料理家として65年。御年80歳でありながら、今だ“おいしいもの”や“料理”への探究心は衰え知らずの祐成陽子さん。祐成さんに、私たち普通のママたちが身近に買えるおいしいものを選んでいただく【料理家・祐成陽子さんの、ずっと美味しいモノ】の連載。今月は超ごはん党の祐成さんが最近、気に入っているパン屋さんのパンを紹介します。

小麦に対し、水分量120%!究極のしっとり&もっちりパン

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千代田線「代々木公園」駅近くにあるベーカリー『365日』その存在とおいしいというウワサは知っていましたが、私、そちらの方にほとんど用事がないので行かないんですね(笑)。

だから食べてみたくても、買いに行けない……そうこうしているうちに同じ経営者が京王百貨店新宿店に「ジュウニブンベーカリー」をオープン。新宿はしょっちゅう行きますから、これはチャンスとばかりに買ってみたのが始まりです(オープンは2018年4月)。

何しろ私は筋金入りのごはん党。あれだけ人気の『365日』系列のパンですから、ごはん党の私でも毎日食べても飽きないようなパンに出会えるのではないかと思ったのです。

ここのパンは、小麦粉に対して水分量が120%という思いきった分量の水分を使っていること。もはやもちもち具合を超えた“みずみずしいパン”といったところでしょうか。

どんなおかずにも合う「風船パン」はいちばん人気!

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風船パン320円

お店の人にいちばん人気を聞いたら「風船パン」とのこと。かわいらしい包み紙に包まれたこのパンは開けると中から“巨大なマッシュルーム”みたいな丸っこいパンが出てきます。

トップの画像が「風船パン」を割ったものなのですが、弾力がすごすぎてちぎれない……!
そのくらいもっちもちなんですね。でも有塩バターを包んで焼いているので、パンを割るといい香りがします。

このパン、まさに“ごはん代わり”になるシンプルなパンで、和風のおかずはもちろん、中華のおかずも洋風なおかずとも合います。スープやサラダ、チキンソテーなどもちろんですが、きんぴら、角煮、エビチリ、酢豚などにも不思議と合います。

変な話、ピクルスではなくお漬物でも相性がいいいですし、クリームチーズを塗ってたくあんのせん切りをのせて食べてもおいしいですよ。

カレーパン、ミルクフランスもお気に入り

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バターチキンカレーパン270円、ミルクフランス260円

「ミルクフランス」
ここのフランスパンは、やはり水分多めの生地で作られているのでしっとり&ねっちり引きのある歯ごたえ。そこに濃厚なミルククリームがはさんであり、相性抜群。そして食べ応えも抜群です。

ほかにもフランスパンにあんバターをはさんだもの、丸い粒状のチョコレートをはさんだものがあるのですが、どれもおいしくて気に入っています。

「バターチキンカレー」
中のカレーはスパイスさなどはなく、とってもマイルド。それだけに子どもも食べやすいカレーパン。小さめサイズなのもいいですね。
オリーブオイルで揚げ焼きしているので油っこくないのも◎。

食パンも人気!

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ジュウニブンハーフ 250円

「ジュウニブンベーカリー」には3種類の食パンがあり、それぞれ使われている国産小麦の特徴に合わせて小麦粉と水分量の配合を変えています。

今回購入したのは「12/10」とシールが貼られた「ジュウニブン食パン」。
小麦の量10に対し、水分量12にした配合で作られたパンです。小麦はキタノカオリ、湯種とルヴァン種を使用。

持った瞬間にぽってり感を感じるほど!
ここまでの食パンはなかなかありません。かめばかむほどに旨味を感じるので、ぜひまずはそのまま食べてみてください。
お店の人も「この配合がいちばん人気ですよ~」と言っていました。

ごはん党の人にはぜひ食べてほしいパン!
ここまで水分量が多いとごはん党も納得するおいしさになるんだと思います。

 

※商品は祐成陽子さんが購入したものです。

※価格は税抜価格です。


【取材協力】

祐成陽子

祐成陽子クッキングアートセミナー校長。

食べること、作ることへの“好き”が高じて、1965年、主婦の経験を生かし、料理教室をスタート。1987年には、日本初のフードコーディネーター養成学校を設立。輩出した生徒数は4000人超え。卒業生には、タレントで国際薬膳師でもある麻木久仁子さん、人気フードコーディネーターSHIORIさん、料理家のほりえさちこさんなどがいる。

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