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20~50代女性の約3割の女性が「ブラ卒業」!? ブラ派・ブラトップ派それぞれの意見を聞きました

女性のインナーの進化も目覚ましく、機能性はもちろんですが着け心地や楽さなどが重視されることもしばしば。以前はブラジャーが主流だったでしょうが、ここ数年はブラトップを着ける人も多いのでは?

そこで『kufura』では、20〜60代の女性114人に普段つけているブラジャーについてお聞きしました。ブラジャー派とブラトップ派に分けて着ける理由やお悩みなどを紹介していきます。

家の中と外でブラ着用率はどれくらい違う?

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まず、ブラジャーの着用状況について。

【家にいて出かけない日】

・ブラジャーを着用する・・・38人(33.6%)
・ブラトップ、カップ付き下着、スポーツブラなどを着用する・・・32人(28.3%)
・完全にノーブラ・・・42人(37.2%)
・その他(予定による、など)・・・2人(1.8%)

【外出する日】

・ブラジャーを着用する・・・75人(66.4%)
・ブラトップ、カップ付き下着、スポーツブラなどを着用する・・・33人(29.2%)
・完全にノーブラ・・・3人(2.7%)
・その他(服装により変えるなど)・・・3人(2.7%)

となりました。

ブラジャー着用率は在宅時と外出時でほぼ倍に増加。ブラトップなどの着用率はどちらでもほぼ変わらず。家ではノーブラ、外に出るときはブラジャーを着けます!という人が多いことが分かりました。

ブラ愛用派の意見

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外出時にはブラジャーを着用している人たちが多数派ですが、その人たちも決して満足度が高いわけでもなさそう? ブラジャーについて感じていることや不満に思っている点などについて詳しく聞いてみました。

ノーブラというわけにもいかないから仕方なく…

ノーブラが人にバレると恥ずかしい」(53歳/主婦)

「ブラは窮屈だけれど、つけないと胸の形がはっきりわかってしまうし揺れ抑制のために仕方ない」(52歳/その他)

なんとなく形が気になってつけてしまう」(33歳/弁護士)

「ブラジャーを着けていないと落ち着かないのでなんとなくつけてる」(33歳/学生・フリーター)

「自宅では外したいけど、ブラをする事に慣れてしまい無い状態では違和感と服を着て擦れてしまうのが気になり、外す事ができません」(31歳/その他)

ブラジャーを着けずにいるわけにはいかないから着けてます、という意見。

その中でも、見た目だけでなく、歩いたり走ったりする際に、胸が揺れて邪魔になったり不快に感じるという人や、ブラジャーをしていないのでは?などの周囲の目が気になるという声も少なくありませんでした。

胸の形の維持のために着用

ブラジャーは暑苦しいけれど、これ以上垂れるのが嫌なのでしている」(52歳/主婦)

ブラトップを着けたいが、形が崩れそうで我慢している」(48歳/営業・販売)

ブラトップより普通のブラの方が、胸の形が綺麗に見える」(23歳/コンピューター関連技術職)

ブラジャーには細かいサイズがあり、自分に合ったサイズで選ぶことができます。胸をしっかりと支えてくれるので胸の形が崩れにくくなると言われます。普段の生活の中でも胸の形は気になるもの。少しでも綺麗な形を維持するためにも、しっかり固定ができるブラジャーを選ぶ人も多くいました。

汗をかいたり苦しくなったりするのがイヤ!

夏はワイヤーがかゆくなる」(53歳/総務・人事・事務)

夏場はもっと通気性がよいものがあればいいと思う」(44歳/主婦)

夏は1枚余計に布を着ている感じで不快」(56歳/その他)

「楽なブラトップなどにしたいが、そういうタイプは布の面積が広くて暑いからブラジャー着用」(41歳/主婦)

ブラジャーが体にフィットしていると、肌に触れている部分に汗をかいてしまうこともあります。通気性がよい素材などで工夫しているブラジャーもあるものの、夏場は特に暑さを感じますね。あせもができるなど肌トラブルの原因になることも。また少し窮屈な感じがするなど、長時間着用するのが辛い人もいることがわかります。

若い頃とサイズ感が変わってきた…?

自分に合うサイズがよくわからなくなってきた」(56歳/営業・販売)

「以前よりズレることが多くなった気がする」(41歳/主婦)

体に合う快適なブラジャーが見つからないこと」(47歳/その他)

胸囲や胸の形は人それぞれ違うため、既製品のブラジャーが自分にフィットしないこともあります。また自分の胸のサイズがわかっていないなど、「サイズ」に関する悩みも尽きません。専門店などで測ってもらったりフィッティングしてもらうこともできますが、面倒さや恥ずかしさが先行する場合もあり、あいまいなまま着用している人も。

また年齢と共に胸の形や大きさが変わってくるので、以前着けていたブラジャーが合わなくなることも。自分にピッタリ合うブラジャーを見つけるのは、想像以上に大変なことなのかもしれません。

ブラトップやスポーツブラタイプの愛用者の意見

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在宅時、外出時ともに3割弱がブラトップやカップ付きのスポーツブラタイプを愛用しています。その人たちの意見も見てみましょう!

快適さが一番!

ブラトップが快適すぎる」(46歳/主婦)

ブラトップが楽なので、他は使用したくないです」(54歳/主婦)

きちんとしたブラを着けたほうがよいと思うが、苦しくて着けられないのでブラトップ一択」(29歳/コンピューター関連技術職)

全体の3分の1ほど存在した、ブラトップなどの愛用者。ブラジャーと比較すると圧倒的に「楽さ」に優位性があるようです。締め付け感があまりなく、開放感ありつつも胸を程よくホールドしてくれるので、日中でも胸の揺れなどがあまり気にならないのでしょう。

「ブラジャーとキャミソールも面倒」(51歳/主婦)

「夏場はブラトップ。冬場はブラにヒートテックがデフォルトになっている」(53歳/総務・人事・事務)

お腹がスースーしたり、汗対策などのためにキャミソールなどを服の下に1枚入れたいが、ブラとキャミ2枚着るなら1枚で済むブラトップでいいじゃん、という実用性を重視した答えもありました。

反対に、夏は暑いけど冬は2枚になってもいいからと季節により使い分けているという人も。

ブラトップへの要望もちらほら

「大きくてもブラトップですごせるような発明ないだろうか」(36歳/総務・人事・事務)

「暑い日はブラトップにしたいが、ホールド感が無いのが気になるので結局ブラジャーを着用する」(59歳/総務・人事・事務)

「ブラトップが楽そうで変えたいが、なかなかフィットするのに出会わない」(32歳/公務員)

「ブラトップでもしっかりしたものを着用したいけれど、サイズが無いのが辛いです。寄せ上げや育乳のタイプで大きいカップのものを作ってほしい」(42歳/主婦)

特に胸のサイズが大きい人たちに、ブラトップだとサイズが合わないという意見が多くなりました。ブラジャーのように細かいサイズ展開がなくS、M、Lくらいの選択肢だと、アンダーとトップのサイズに差がある人は選びにくいのは想像できますね。

 

長く女性のインナーの代表だったブラジャー。近年では2大勢力としてブラトップも台頭してきて、それぞれ使いやすさ、使いにくさの両方があるようです。使用するシーン、季節や気分、体調によって使い分けている人も多くいる印象でした。

また、今回聞いた中では機能性に注目している人が大多数で、見た目に関してはほとんど言及がなかったのも印象的でした。より快適さや使いやすさを重視して下着選びをしている人が増えてきているのかもしれませんね。

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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