ミニマルさが魅力の端正なニットシャツ
null無印良品の中のブランド「MUJI LABO」から登場している「ダブルフェイスニットシャツ」です。「MUJI LABO」は2024年秋冬にリニューアル。タオルやお香なども展開していて、今再び注目が集まっています。


価格:9,990円(税込) *現在セールで 7,990円(税込)
カラー:ブラック
素材:ウール48%、綿40%、ナイロン12%
サイズ:M
あいかわらず、ゆとりのあるファッションが人気ですが、こちらは細身のシルエットが新鮮。着丈も長く、スレンダーなシルエットを描いてくれます。ダブルフェイスで肉厚な生地感なので、体のラインを拾いすぎないのもポイントです。
こちら、すでにセール品で、最新のアイテムではありませんが、今買う価値があるなと思ったのは、コットンブレンドなところ。着ていて暖かいけど、風合いはさらっとしていて真冬っぽさがなく、これからの花冷えの時期にも活躍するのではと思いました。
ニットシャツなので、そもそもは一枚で着る設定ですが、フロントのボタンを開ければ羽織りにもなります。ボタンの数も多いので、上だけ開けてVネックにしたり、下も開けてXラインのシルエットにすることも。
シンプルだけど、意外とさまざまな印象で着られそうです。
シンプルなニットシャツの、違った表情を考えてみる
nullそこで今回は、一枚での着こなしは一旦置いといて、レイヤードスタイルでコーディネートを考えてみました。
【Style01】同色のナロースカートと、細身なワンピースのように

カットソー/マーガレット・ハウエル スカート/ルージュ・ヴィフ ラクレ ジャケット/シップス ナインケース バングル/GU バッグ/ジルサンダー 靴/サルトル
縦のシルエットを意識した、タイトなロングスカートとの組み合わせです。ワントーンにすることで、細身のワンピースのような雰囲気に。
ニットシャツをそのまま着るのもいいけれど、エクリュのタートルカットソーを重ねることで、抜け感を与えて。
モノトーン配色で、シックな印象はキープしました。
【Style02】フロントを開けて、カーディガンとしてアレンジ

ブラウス/ザラ パンツ/GU ネックレス/頂き物 バッグ/ロジェ ヴィヴィエ 靴/ラシット×ミズノ
【Style01】とは180度違う、カジュアル寄りなニットシャツの活用法。
フロントのボタンをすべて開け、フォトブラウスの羽織りにしてみました。シルエット自体はコンパクトなので、ボトムにボリュームのあるデニムを合わせても、バランスよく決まります。
今、あえてのスレンダーシルエットが新鮮に映ります
null思えば、コンパクトなシルエットのアイテムを手に入れたのは久しぶりだったのですが、このミニマル感、とても新鮮です。きちんと見えますし、大人っぽいですし、このニットシャツもポロ風だけど、どこか女っぽい。
タイトなアイテムに手を出すのは少しばかり「えいっ」と、勇気が入りますが、まだニット素材なら、ハードルが低いのではないでしょうか。
デザインにゆとりがある、ラクな着心地に気持ちはいきがちだけど、ほどよく緊張感のある着こなしもいいなと思いました。たとえば大事なお仕事の日。背筋がしゃんとするアイテムを取り入れることで、朝から気持ちが引き締まる。ときにはこんなふうに、洋服の力を借りてみてはいかがでしょう。
今日もいいお買い物、できました!

フリーエディター。ファッション誌の編集プロダクションに勤務の後、独立。現在は大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。現在Domaniでも「今日からは、自分のために服を着たい」を連載中。また、インスタグラム@editor_kaoでは私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。