洋服など衣類に引っかけてしまった
null最も多かったのは、「何かに引っかけて取れてしまう」ことが紛失の原因となるケースです。
引っかけてしまうアイテムは、頭を通して脱ぎ着する洋服が最多で、自宅での着替えのほか、旅行先や試着室など外出先でも注意が必要。
帽子、マフラーなどの小物類に引っかけてしまうケースもあるようです。
「服を着替えるときに先にピアスを外しておくのを忘れて、そのまま脱ぎ着して、気づかず落としてなくす」(30歳/研究・開発・技術者)
「洋服の着替えのときになくしやすいです。温泉などのときは特に注意が必要です」(47歳/事務職)
「お店の試着室で服を脱いだときに取れたっぽく、帰ってきてから、ないことに気づきました」(41歳/事務職)
「知らないあいだになくなっているが、帽子を脱いだときに一緒に落ちたのかも」(59歳/その他)
マスク、イヤホンなどの着脱時に引っかけた
null衣類に次いで多かったのが、マスクの着脱時に引っかけて落としてしまうパターンです。あまりに頻発するため、マスク着用時はピアスやイヤリングをつけるのをやめたという声も。
そのほか、イヤホン、車のシートベルトなどの回答も。着脱時に耳の周りに触れるアイテムは、とにかく注意が必要なようです。
「マスクです。マスクの耳かけのひもを触ったとき落下。マスク着用時はイヤリングはもうしません」(66歳/研究・開発・技術者)
「マスクを外した時に引っかかって落としたと思うが、出てこない」(59歳/その他)
「車の中でシートベルトを外した時に引っかかってとれた」(61歳/営業・販売)
「イヤホンの付け替えで耳に触れることがあるので、その際に無意識にイヤリングに触れて落としてしまう」(33歳/総務・人事)
「髪の毛をセットするときに当たってしまって、洗濯機の下に入ってしまった」(24歳/企画・マーケティング)
「とりあえず置き」が紛失の原因に
null家の中でなくしてしまうケースでは、外したあと、すぐに定位置に戻さず、その辺に「とりあえず置いてしまう」ことが行方不明の原因になるようです。
アクセサリー置き場があるものの、洗面所や、食器棚の上にとりあえず置いてしまうこと、筆者にも心当たりがあります……。
収納場所を決めておき、必ず定位置に戻す習慣を身につけたいですね。
「あとで片付けようと、仮置きしておくと、たいていしまい忘れてなくしている」(41歳/営業・販売)
「家での、外した後の置き場所を、しっかり決めておかなかったから」(41歳/パート・アルバイト)
「取ったあとにそこら辺にポイッと置いておくから。置く場所をキチンと決めて、なくならないようにケースとかに入れるクセをつけないと難しい」(44歳/公務員・団体職員)
入浴・睡眠時の外し忘れも多いケース
nullうっかり外し忘れて紛失してしまうケースも。特に注意が必要なのは、入浴時と睡眠時です。
つけたまま入浴してシャワーで流してしまったという人、寝返りを打ったり、寝具に引っかけたりして、目覚めたら紛失していたという人も多かったです。
自宅のほか、イレギュラーなことが起こりやすい旅先でも気をつけたいですね。
「お風呂でシャワー中に落としてなくなってしまった。探しても見つからなかったので流れてしまったのかも」(26歳/総務・人事)
「お風呂に入るとき外し忘れてシャンプーしているときに落ちた」(40歳/その他)
「寝ている間に寝返りで外れてどこかに落とした」(40歳/自営業)
「家で昼寝をしているときに片方だけなくしてしまった」(32歳/主婦)
外出先で外したあとの管理が行き届かず…
nullピアスやイヤリングをつけて外出したときに、耳に違和感を感じて外したあと、ポケットやバッグになんとなく入れて、そのまま……というケースも多いようです。
「外すときに小袋などに入れなかったことを、なくしたときに初めて後悔する」(34歳/その他)という回答もありました。
家の中で紛失するケースと同様、アクセサリーケースなどを携帯して定位置に戻す習慣をつけたいですね。
「外出中に耳たぶがかゆくて、外してポケットに入れておいたが、帰宅後に確認したらなくなっていました。なにかの拍子に外出先で落としたようです」(26歳/主婦)
「結婚式の二次会でお酒を飲んでワイワイしていたら、帰宅後には片方イヤリングをなくしていた」(49歳/主婦)
「出かけ先で片方のピアスだけ外れてしまい、ポケットの中に入れたまま洗濯やクリーニングに出してしまい、紛失したことがあります」(57歳/その他)
「多いのは、外出先で外したときにバッグの中でバラバラになってしまうことです」(47歳/その他)
急いでいた、何かに気を取られた
null身支度のときに、イヤリングやピアスをつけようとして落としてしまったり、つけるのを忘れて放置してしまったり、気持ちが急いていると思わぬ紛失につながることがありますね。
また、子どもはママの耳にぶら下がっているものが気になってさわりがちなので、子どもを抱っこしたときに落としてしまうケースもあるようです。
「出かける前に急ぎすぎて落としてしまい、すぐに探せず後から探してしまうため」(40歳/主婦)
「支度中に急いでいて、洗面台や化粧台に置き忘れたと思います」(24歳/公務員・団体職員)
「子どもを抱っこしていると引っ張られることがあるので、よくとられます」(33歳/主婦)
「子どもを抱っこしていて、耳をたたかれて飛んで行ってしまったのだと思います」(56歳/主婦)
片方だけのピアスやイヤリングの活用法は?
null片方だけになったピアスやイヤリング、皆さんはどうしていますか? 「家の中から出てくるのを待って、とりあえず取っておく」、「潔く諦めて、処分する」といった回答もありましたが、片方だけを上手にアレンジして楽しむアイディアも寄せられました。
どんな活用法があるのか、みていきましょう。
片方のままアシンメトリーに使う
「デザインが似ている片耳ピアスを買って、残ったピアスと合わせて使っています。いまの時代は片方ずつ違うデザインで一対のピアスもあるので」(37歳/総務・人事)
「そのまま、ほかのピアスと色やデザインが合いそうなものはアシンメトリーな感じで使っています」(40歳/研究・開発・技術者)
他のアクセサリーにアレンジして使う
「アレンジしてブローチやネックレスなどほかのアクセサリーとして使っています」(25歳/その他)
「スカーフ留めにしています」(55歳/事務職)
「ヘアゴムにしています」(25歳/その他)
「ピアスは服の襟元につけると可愛いです。イヤリングは子どもが小さいときはおもちゃにあげると、とても喜んでいました」(57歳/その他)
ひと手間かけてハンドメイドの材料にする
「分解して、アクセサリーの部品として再利用します。最近は、アシンメトリーのものもあるので重宝します」(38歳/研究・開発・技術者)
「気に入ったパーツを取っておいてレジンで固めて他のアクセサリーにします」(47歳/その他)
いろいろなもののワンポイントに
「バッグチャームとして使います」(49歳/専門職、医師・看護師・弁護士など)
「ペンケースのファスナーに付けてチャームにする」(61歳/営業・販売)
「すごくデザインが気に入って買ったものはポーチにつけている」(38歳/専門職、医師・看護師・弁護士など)
「危険性がない形のものに限り、猫の首輪のチャームにします」(42歳/主婦)
「ドールの服のワンポイントにしたりしてリメイク」(32歳/無職)
「お気に入りのぬいぐるみの耳につけています」(23歳/主婦)
「カーテンにくっつけて飾りにしている」(52歳/その他)
いかがでしたか?
イヤリングやピアスをなくす原因について紹介してきました。皆さんも、心当たりがあれば、紛失を防げるように対策してみてくださいね。
また、片方だけ残ったイヤリングやピアスが手元にあれば、紹介した活用法を参考に、アレンジして復活させてみてはいかがでしょうか?
ライター、J.S.A.ワインエキスパート。札幌の編集プロダクションに勤務し、北海道の食・旅・人を取材。夫の転勤で上京後、フリーでライティングや書籍の編集補助に携わる。小学生のころから料理、生活、インテリアの本が好きで、少ない小遣いで「憧れに近づく」ために工夫し、大学では芸術学を専攻。等身大の衣食住をいかに美しく快適に楽しむか、ずっと大切にしてきたテーマを執筆に生かしたいです。小学生のひとり息子は鉄道と歴史の大ファン。