上品で甘すぎない!絶妙なバランスのフルーツ柄
null「デッサン」のボタニカルフルーツプリントブラウスです。爽やかなレモン柄と思っていたら、まさかの洋梨柄でした(笑)。ですが、まったく問題なし! 瑞々しくて、すごくかわいいですよね。
プリントはもちろん、デザイン自体も凝っていて、なかなか優秀です。肩のフリルは二重仕立てで、ボリュームがあるだけでなく、コットンのハリも手伝ってシャープなシルエットに。ノースリーブでも、二の腕をすっきり見せてくれる効果があるのがうれしい。
前回のオレンジのスカートで色を着る楽しさについて語りましたが、柄も同様。ワードローブにひとつ加わると、日々の着こなしが、ぱぁぁっと明るくなります。思わず「ぁ」をふたつ書きたくなるくらい、効果はあると思う。
特にプリントは、ボーダーとかチェックとはまた違う、なんとも言えないハッピー感が広がります。 ボトムはともかく、トップスに柄を取り入れるのって、けっこう勇気がいりそうですが、こういったクラシカルで上品なプリントなら、派手すぎず、好感度高く着られそう。花柄でなく、フルーツ柄な点も、甘すぎなくていいんですよね。
気分を明るくしてくれる!子どもっぽく見えない柄コーディネート
null華やかではあるけれど、実際に使われている色は、ベージュ、ブルー、イエローと割とシック。合わせるボトムも幅広く考えられそうです。というわけで、恒例の着回しコーディネート、いきますよー。
【Style01】まずは王道のデニムでプリントを自分になじませて
顔まわりに柄を置くことに抵抗があるなら、初心者はデニムを合わせて、ブラウスの存在そのものに、慣れてみてはいかがでしょう。デザイン自体は甘めなので、着こなしを子どもっぽく見せないためにも、カジュアル感を加えるのは有効な方法です。
そのほか、チノパンやカーゴパンツとも相性がよさそう。さらに洋梨のイエローをリフレインして、カーディガンも同色をセレクト。こちら、vol.5でご紹介した「ビームス ボーイ」の4ケタアイテム。そろそろこの連載だけで、ひとつのワードローブが完成しそうです。
【Style02】ドラマティックに広がるスカートで大人っぽく
印象を甘くしすぎずに、スカートスタイルがつくれないかと考えてみました。たどり着いたのは、ハリのある素材のフレアスカートで、全体をシャープに見せる組み合わせ。ブラウスはウエストインして、メリハリの効いたXラインを生み出します。
ディープな色調のグリーンも、プリントブラウスの世界観と調和しながら、大人っぽい雰囲気に。バッグと靴は、ナチュラルなトーンにすると、優しいムードにまとまります。
せっかくだもの、自分がご機嫌になるおしゃれをしたい
nullこの連載で、何度も書いてきたような気がするのですが、まだまだ繰り返したい。おしゃれはだれかに頼まれてすることではなく、自分のために楽しむもの。
特に天候がグズつきそうな梅雨時期は、気持ちも沈みがちですし、コーディネートを考えるのもうっとうしい……。そんなときに、印象がパッと明るくなる一枚があれば、気分が弾みませんか? たかが洋服、ではあるのですが、実は効果絶大。おしゃれの力を借りて、ワクワクする気持ちを取り戻しましょう!
今回も、いいお買い物できました!
editor_kao
エディター。大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ウエブマガジン「みんなの暮らし日記ONLINE」でコラム『30〜40代、「いつもの服が似合わなくなった」と思う人の服選び』も連載中。