夏のZARAはワンピースからはじまる
null夏の訪れを感じると、「ZARA」の季節だなーって思います。
今の時期、驚くほどたくさんのワンピースが登場していませんか? カジュアル、フェミニン、モードと、振り幅も広い。白いワンピースやプリントドレスなんかは、「いったい何種類あるんだ!」と、思わずツッコミたくなるくらい。
でもこれが選ぶ側としては結構楽しく、明るい夏の日差しも手伝って、普段はなかなか着ない華やかな柄やカラーも「ちょっと挑戦してみようかな……」と、オシャレ心をくすぐってくれるんです。
その中でも、私が選んだのはポロデザインのニットチュニックワンピース(5,990円)。こんな発想があったとはー、と感心しました。
もともとポロシャツやポロニットは好きなのですが、意外とオシャレに着こなすのって難しい。きちんとコーディネートしないと、バトミントン帰りみたいに見えちゃうというか……(汗)。
なので私は、基本的にスカートしか合わせません。スカートの形はなんでもいいのですが、ポロのスポーティさを、女らしいボトムでバランスを取っている感覚です。しかしながらこのアイテムは、それがひとつで叶っちゃう!
ポロワンピース自体は以前からありますし、私も着ていましたが、このワンピースがほかと違うのは、丈が極端に長いところ。商品名こそ「チュニック」ですが、身長156㎝の私が着るとマキシレングスに。もう少し背の高い人が着ても、短いという印象にはならないと思います。
この「ポロというトラッドなアイテムなのに、丈感はモード」というバランスが、非常に今の気分を汲んでいて、かわいい! 品のあるエクリュもクリーンな印象です。
色数を抑えて、さらっと着こなすのが「大人のポロスタイル」
null【Style01】ポロのスポーティ感を生かして着るなら
ポロワンピースらしさを前面に主張したコーディネートがこちら。
キャンバストート、ハイカットスニーカーと黄金のカジュアル名品を合わせているのですが、ワンピースがマキシレングスだから、絶対に「バトミントン帰り」には見えない(嬉)!
バッグもスニーカーも黒を選んだのは、ワンピースのボタンの色をリンクさせているからです。全体をモノトーンに、大人っぽくまとめるのも都会的に見せるコツ。ちなみにこのワンピース、サイドスリットが深く入っているので、気になる場合はレギンスやアンダードレスを着るのがおすすめです。
【Style02】ドライな配色で女っぽくコーディネート
ボトムにワイドシルエットのチノパンを合わせて、ゆるっとしたシルエットに仕上げました。小物もすべてブラウン系に統一して、ドライな雰囲気に。
メルカドバッグやコルクソールのサンダルなど、要所要所に夏素材を投入しています。こちらはワンピースの襟元を開けて、フェミニンさを強調。こういったひと手間が、着こなしの印象を大きく左右します。
シルエットを更新して新しいオシャレにトライ
nullこの「ベーシックアイテムの形を変えて新鮮に見せる」という方程式は、vol.6のビッグボーダーカットソーの回と同じ。根っこはポロシャツなんだけど、素材や丈感が違うことで、今までとは別のイメージで着こなすことができるんです。でも元々はベーシックアイテムだから、着る方も手に取りやすいという。
トレンドに挑戦するのは気恥ずかしい……という人も、この方法なら新しいオシャレに挑戦できるのではないでしょうか。トレンドど真ん中なアイテムを着る必要なんてないので、ちょっとだけ足を踏み出してみては。だって夏ですもの!
今回も、いいお買い物できました!
editor_kao
エディター。大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ウエブマガジン「みんなの暮らし日記ONLINE」でコラム『30〜40代、「いつもの服が似合わなくなった」と思う人の服選び』も連載中。