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【バレンタイン】楽しみ半分、面倒半分…予想以上にテンション低めの女性たちの本音

もうすぐバレンタイン。昔の「女性から男性へ気持ちを伝えるイベント」から、この時期にしか手に入らない「ご褒美チョコの祭典」へとかなり様相を変えてきたイメージですが、最近の女性たちはバレンタインをどんな気持ちで迎えているのでしょうか。

もちろん素直に「楽しみ!」という人がいる一方、「ちょっとどんより」「正直面倒」という人たちも実はかなりの数がいるようです。そんな人たちの心の内を教えてもらいました。

「面倒くさい」「関係ない」を合計すると全体の半数!

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今回『kufura』では、20代から60代の女性183人に、バレンタインに対する意識を調査。まずは、「女性の立場から、バレンタインに対する正直な気持ち」について聞いたところ、以下のような結果になりました。

楽しみ・・・16.9%
面倒くさい・気が重い・・・21.9%
楽しみと面倒くさいが半々・・・31.1%
全く興味がない・自分には関係ない・・・ 29.0%
その他・・・1.6%

4つの選択肢の中では「楽しみ」と答えた人が最も少ないという、ちょっと衝撃の結果に。最多が「楽しみと面倒くさいが半々」、それに次いで多いのが「全く興味がない・自分には関係ない」という人たちでした。みなさん、思ったよりバレンタインに対する盛り上がりってないものなんですね……。

それでは、バレンタインの「面倒くささ」はどこにあるのか? 理由を聞いてみました。

お金がかかるのがいや!

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「お金をかけたくない。無駄な出費」(54歳/主婦)

「チョコが高騰しているので家計に厳しい」(61歳/主婦)

「出費がかさむ……。義理で渡しているが、止める勇気がない」(44歳/主婦)

「昨今の物価高に質の良いチョコレート代は懐が痛いです」(51歳/主婦)

「買いに行くのも面倒くさいし、お金もかかる。毎年この時期が来ると憂鬱になる」(54歳/その他)

最も多かったのが、バレンタインに対する出費が痛いという声。「カカオショック」といわれるほど世界的にカカオの価格が高騰している現在の状況、さらにこの円安。チョコレートに関する出費はうなぎのぼりです。

自分へのご褒美や大切な人へのプレゼントならともかく、義理チョコを購入するとなったら惜しい出費と感じられる気持ちはよく分かります。

まだ根強い「義理チョコ」制度が嫌なんです…

「職場での義理チョコへのストレスを感じる」(39歳/その他)

「会社の人が一応チョコを待っているような気がする」(49歳/総務・人事・事務)

「バレンタインの時しか売りに出ないチョコが買えるのは嬉しいけど、職場の人達に用意するのが面倒。選ぶのにも時間がかかるのでその時間も無駄だと感じる」(43歳/学生・フリーター)

「やはり会社の方や友人や親戚や知人などへの義理チョコを毎年たくさん買うので、結構お金がかかるし、それぞれの方に選ぶのもめんどくさい」(45歳/その他)

職場でチョコレートを配る習慣は以前に比べてだいぶ減っているようですが、それでもしぶとく残る「義理チョコ」文化。きちんとやろうとするほどお金も時間もかかり、「何のためにやっているんだっけ?」とむなしくなる気持ちが湧いてくるのも仕方ないことです。また、渡してはいるものの

「もしかしたら相手が義理チョコを望んでいない場合もあるかもと、贈っていいのか悩む」(43歳/主婦)

という人も。一度始めてしまったものの「やめどき」って難しいですね。

子どもの「友チョコ」はお母さんありき?

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「子どもの友チョコの数が多くて、しかも手作りなのでとても手間がかかる」(51歳/その他)

「子どもが友達に渡すチョコレートの数が毎年増えて、金額的にもきつい」(50歳/主婦)

「子ども同士の誰にあげたあげてないがめんどい」(44歳/主婦)

学校や習い事などで子ども同士がチョコレートを配る光景はほほえましいものですが、それを支えるお母さんたちはなかなか大変! 金額的にも、手間暇的にも、かなりのパワーが必要です。

もらったチョコへの「お返し」が面倒!

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「夫が職場で義理チョコを貰う。そのお返しを用意しなければいけないのが面倒」(53歳/主婦)

「もらった方もお返しなどで大変。この慣習はどうかなって思います」(55歳/その他)

夫がもらってくるチョコレートに対するお返しを、妻が選んで購入しているというパターンも多いよう。仕事の関係でたくさんもらうという男性もいますが、くれた人がどんな人かもわからないのにお返しを選ぶなんて確かに面倒すぎる! 一方、

「ホワイトデーに返し忘れる人がいるとイラッとする」(27歳/コンピューター関連以外の技術職)

あげたんだからちゃんと返してよね!という人もいました(笑)。

夫に対する対応もなかなか塩なようで…

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「自分へのご褒美チョコは欲しいが、旦那の要望に答えるのはめんどくさい」(30歳/その他)

「パートナーがチョコ好きなので、毎年ホールサイズのガトーショコラを焼く。面倒」(52歳/総務・人事・事務)

「夫にあげないといけないかと思うと、面倒くさい。期待されていると思うと、面倒くさい。本当にこの時期、憂鬱です」(55歳/主婦)

「夫が欲しがります。めんどくさいのですが喜ぶので毎年100円のチョコを渡します」(63歳/主婦)

夫やパートナーに対してももはや「義理チョコ」なみなさん。塩対応と見せかけつつ、期待を感じるとそれに応じなければと対処している様子です。

世の男性方、ホワイトデーに頑張ると、来年からはもう少し気持ちよくチョコをもらえるかもしれません……!

というわけで、意外と多い「バレンタインダルい~」というみなさんの声をご紹介しました。そのほかにも、売り場が混んでいるのがいやだ、甘いものが苦手なのにチョコレートをもらいがちな時期なので困る、などいろいろな意見が。また、

「自分用に買うチョコが楽しみだが太るので気が重い」(44歳/主婦)

というかわいい意見もありましたよ。

「全く興味がない・自分には関係ない」という人も約3割いたことを考えると、バレンタインに盛り上がっている人って意外と少ないのかも……とも感じる結果となりました。

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