2019年のバレンタインデーの動向は!?
もともと、日本のバレンタインデーといえば「意中の男性にチョコを贈る日」として普及してきましたが、近年では義理チョコや友チョコに代表されるような「身近な人にチョコレートを贈る」文化が一般的になり、未婚女性だけではなく男性や既婚女性など多くの方が参加するようになりました。
そんな中、昨年のバレンタインデーには、チョコレートメーカーのゴディバ ジャパンが「日本は、義理チョコをやめよう。」と書かれた新聞広告を発表して話題となり、一方で「ブラックサンダー」を製造する有楽製菓が「“義理チョコ文化”を全力で応援します」と公式ツイッターでつぶやき、この相対する2社の意見から義理チョコ論争に火がつきました。昨年は義理チョコの是非を考えた方が多かったのではないでしょうか。
Shufoo!では、家計を管理する人が多い既婚女性のみを対象に、バレンタインデーをどのように捉えているのかアンケート調査を実施しました。
減少傾向も、家族へのプレゼント率は高い
まずは、今年のバレンタインデーは誰にギフトを贈るかを聞いたところ、配偶者という回答が85.7%で、昨対比ではマイナス4%となりました。次いで子供が45.0%(昨対比-4.1%)、自分に贈ると回答した方は23.5%(昨対比-5.6%)でした。全体的に減少傾向にあるものの、家族を中心に贈る方が多いようです。
チョコレートの絶対的存在感と、じわじわ広がる「パンツブーム」 !?
バレンタインデーのギフトとして、チョコレートまたはチョコレート系の菓子を贈る予定の方は94.8%で、他と大きく差をつけて圧勝。チョコレートの揺るぎない存在感を感じられる結果となりました。一方、「食料品・飲料以外のモノ」を選んだ方の自由回答として、「パンツ(下着)」という回答が3位になりました。近年、大手下着メーカーがバレンタインデー向けのキャンペーンを開催するなどして盛り上げていますが、主婦にもそのブームが広がっているようです。パンツのギフトは、定番となるでしょうか。ほかには、「夫が好きなおかず」といった贈る相手に合わせて決める、という意見も見られました。
「食料品・飲料以外のモノ」を選択した方の自由回答(有効回答数133)
1位:酒類(27票) 2位:服(24票) 3位:パンツ(14票) 4位:財布(5票) 4位:ネクタイ(5票)
▽少数派の意見
チョコレートフォンデュの機械、(夫が)好きなおかず
手作り+購入派が増加傾向
チョコレートやチョコレート系のお菓子を贈ると回答した方のうち、準備する方法として「購入する」が64.6%で大多数が購入予定ですが、昨対比では5.0%減となりました。代わりに、購入もするし手作りもする方が17.8%で、昨対比4.5%増となりました。今年はバレンタインデー直前の週末が3連休のため、手作りする時間を確保しやすいことも関係しているのかもしれません。
非日常のチョコ体験に期待
今年のバレンタインデーに期待することとして、「食べたことのないチョコを食べたい」「普段買えない高級チョコを食べたい」「珍しいチョコが欲しい」「普段は日本に入荷されないチョコが欲しい」など、非日常のチョコレート体験に期待する意見が多く寄せられました。そのほか「娘と一緒にチョコレートを作りたい」など、チョコだけではなくイベント自体の楽しさを共有したい、という意見も見られました。一方、「後日、特価になったチョコを買いたい」という意見も多く見られました。
「今年のバレンタインデーに期待すること」自由回答(有効回答数6685)
・食べたことのないチョコを食べたい ・普段買えない高級チョコを食べたい
・珍しいチョコが欲しい ・普段は日本に入荷されないチョコが欲しい
・娘と一緒にチョコレートを作りたい ・後日、特価になったチョコを買いたい
予算は500円~2,000円が約半数
バレンタインデーギフト用の予算として、1,000円~2,000円が最も多く26.8%、500~1,000円未満が21.1%となり、全体の47.9%が500円~2,000円以内と回答しました。2,000~3,000円未満が19.3%、3,000~5,000円未満が16.1%と両予算帯でもボリュームがあることから、ギフトを贈る人数や種類などによって予算に幅があると考えられます。
いかがだったでしょうか? せっかくのバレンタインデーなので、夫はもちろん家族みんなで楽しめるイベントにできれば素敵ですね!