ものづくりをリアルに感じることができる!
null「サントリー」が東京・武蔵野の地でビールづくりを始めてから、昨年で60年を迎えました。武蔵野他に全国に3カ所(京都・群馬・熊本)あるビール工場の中で、一番古い施設となります。松任谷由実さんの「中央フリーウェイ」で歌われている「ビール工場」とは、この工場のこと。歴史を感じますね。
2018年にもリニューアルは行われていますが、今回はビジュアルシアター、VR体験、つくり手ロードなどの新たな要素が追加されています。また、試飲が楽しめるゲストホールもカウンタテーブルが新しくなりました。
リニューアル後の工場見学ツアーは、つくり手の思いや姿が見えるような「ビジュアルシアタームービー」からスタート。次いで工場内部へと入っていき、ビールの製造工程に沿って「素材選び」「仕込」「発酵」「貯酒」「ろ過」の順番に見学していきます。
「素材選び」のエリアでは、「ザ・プレミアム・モルツ」の仕込みに使われる天然水が育まれる仕組みを模型にて解説。さらに麦芽については、二条大麦麦芽にチェコや周辺国で産出される希少な「ダイヤモンド麦芽」と呼ばれるものを一部採用しているとのこと。ツアーでは実際にその麦芽を試食することもできます。
新体験!VRスコープを使った「官能検査」へ
そして、続いては新たに導入された「官能検査のVR体験」へ。官能検査とはビール製造過程で人の五感を使って味や香り、喉ごしなどをチェックする検査のこと。入ることのできない検査室に「VRスコープ」を使って、あたかもその場にいるような体験ができます。
「VRスコープ」では目の間隔を調整することができるので、子どもも体験可能。未就学児は保護者同伴の上使用となります。
いよいよ、工程は工場見学の醍醐味ともいえる「パッケージング」へ。ここでは、実際の商品が流れていく様などを目で見ることができるので、子どもたちもテンションが上がること間違いなし。ものづくりの工程をリアルに感じられそうです。
大人にはビール、子どもには天然水ブランドの飲料も振舞われる
null最後に、新設されたつくり手のパネルが並ぶ「つくり手ロード」を通り、試飲を楽しめる「ゲストホール」に。ここでは「ザ・プレミアム・モルツ」のほかに、「香るエール」と「マスターズドリーム」の計3種類が用意されており、好きな3杯を試飲することができます。大人はこれが目当てという人も少なくありません。
ここではただ試飲するだけではなく、ビールの泡にラテアートのような絵を描ける「神泡アート」体験や、自らプレモルをビールサーバーからグラスに注ぐ「神泡セルフサーブ体験」も併せて楽しめます。
お子さん、アルコールが飲めない方、車で来られた方には、「なっちゃんりんご」、「伊右衛門」、お子様限定で「きりっと果実」などの天然水ブランドの飲料(※季節で変更あり)が提供されます。
今回のリニューアルに伴い、体験時間が全体で70分(見学50分+試飲20分)から90分(見学60分+試飲30分)に延長。じっくりと見学、そして試飲を楽しめるようになっています。
見学ツアーの終了後は、工場入口に併設されたショップに立ち寄ってみてください。ビールやおつまみはもちろん、工場見学でしか買えないグッズも購入することもできます。
催行は1日6回ですが、20歳未満同伴・ファミリーは金土日祝の10時の回のみの参加になっています。定員は1回につき25名で、見学ツアーの開催にあわせ、分倍河原駅からの無料シャトルバスも運行されるので、気になる方はぜひHPをチェックしてみてくださいね。
サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野「ザ・プレミアム・モルツ おいしさ発見ツアー」
見学再開日:2024年4月10日(予約は受付中)※20歳未満同伴・ファミリーは、金土日祝の10時の回のみ
所在地:東京都府中市矢崎町3丁目1
価格:1000円(20歳未満は参加無料)
所要時間:90分(見学60分+試飲30分)
Webサイト:サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野
https://www.suntory.co.jp/factory/musashino/
出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーに。趣味はスポーツ観戦と旅行。産業カウンセラー、EAPメンタルヘルスカウンセラー、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種などの資格を保有。メンタルヘルスケアの記事を得意とする。