「ワークマン」2024年春夏注目の新商品
null待望の「Workman Kids」登場!
新作発表会では、新業態となる「Workman Kids」のお披露目がありました。大人用の6〜7割の価格設定とのことなので、お財布にも優しく、またヒットした大人の商品をリサイズ化したものなので、親子ペアでの着用もできます。そんなWorkman Kidsの注目の商品は「BAG IN ジュニアレインジャケット」と「ESステューデントディバック」の2点。それぞれご紹介します。
「BAG IN ジュニアレインジャケット」
「BAG IN ジュニアレインジャケット」はランドセルを背負っていても着用できるレインジャケットです。フード端には針金のようなものが入っていて形状維持できたり、また動きやすいストレッチ生地が使われていたり。背中のファスナーを閉じればスッキリスタイル、開ければバッグインジャケットに。2Wayのレインジャケットは2,900円です。
「ESステューデントディバック」
そして、今年は「ワークマン」からランドセルも新登場します。「ESステューデントディバック」は、8,800円(税込)。色は黒色のみとのことですが、底部分のファスナーをあけるとランドセルカバーが入っていたり、タブレットが入れられるサイズのポケットがついているなどギミックもたくさん。軽くて、リーズナブルで機能性が盛り込まれているランドセルも売り切れ必至となりそう。
「シン・呼吸(R)する」冷感肌着シリーズ
汗を吸い上げ空気中に放出する「シン・呼吸(R)するインナー」も注目の商品です。高い接触冷感機能だけではなく、汗を吸い上げてくれるからベタつかず、低摩擦で肌へ優しいなめらかさ、高ストレッチ性で体の動きになじむしなやかさ、そして、リーズナブル価格が特徴のインナーです。
サウナグッズやトートバッグも
そのほか、サウナグッズや春のおでかけにぴったりな3サイズのトートバッグも登場予定です。
6月ごろまで続々と新商品が登場予定ですが、インフルエンサーさんが紹介すると即完売となる商品が多いとのことなので、発売予定日は要チェックです。
「ワークマン」がインフルエンサーと蜜月な背景
null今回の発表会には、メディアだけでなく500名ものインフルエンサーが会場を訪れました。前回の倍以上の参加者数です。「ワークマン」とインフルエンサーの関係は2021年頃に始まり、CMを一切止めたその時から、インフルエンサーを通じた商品紹介へと舵を切っています。
それから約3年が経過した今「ワークマン」とインフルエンサーとの関係について、土屋専務に伺いました。
500人のインフルエンサーの総フォロワー数が3,000万人に
昨年より「#ワークマン女子」では、ファッション性を前面に打ち出し、流行を捉えて納期1カ月で制作する「SHEIN」方式の商品提供を始めています。ファッション性を重視する中で、ブランドイメージの向上にCMは必要ないのかを土屋専務に尋ねたところ、 「CMはやりません」ときっぱり。
その背景には、「ワークマン」の500人のインフルエンサーの総フォロワー数が3,000万人になるという事実があります。これは、およそ日本の4人に1人をカバーしているという数字。つまりCMをおこなわなくても、商品情報は届けられていると。その結果、「ワークマン」はCM戦略よりも、インフルエンサーとの関係構築に重きを置く方針を継続していくとのこと。
「ワークマンでは機能性をPRするインフルエンサーさんだけではなく、ファッション性やライフスタイル、生活雑貨を得意とするインフルエンサーさんも半数以上います。大きな会場に数多くの商品を用意して、インフルエンサーさんに勝手に選んでもらう方式にしました。さまざまなインフルエンサーさんがいるので、何をどのようにピックアップするのか、何が売れるのか、正直よくわからない面もあります」(以下「」内、土屋専務)
つまり、インフルエンサーさんの感度で自由に商品の魅力を発信してもらうことで、「ワークマン」側が気づかない魅力を掘り起こせる可能性も秘めているということです。
捨てない、割引もしない
続けて、不良在庫は発生していないのかについてもお伺いしました。
「売れなかったら、翌年また定価で売ります。流行を追っていてもベーシックなものは3〜5年スパンで販売を考えているので、洋服の廃棄もありません」
その分、数は少なめに作っているそうです。
その一例となりそうなのが、巷ではブームが去ったと言われているキャンプグッズ。「ワークマン」のキャンプグッズも大打撃を受けたのではないかと思いきや、売上は横ばいをキープしているそう。コアなファンを獲得している「ワークマン」は強い! このままキャンプグッズの展開も継続していくとのことです。
今後は女性をもっと取り込む!?
「#ワークマン女子」は急ピッチで店舗数を増やし、目指すは10年後の400店舗。2月にオープンした沖縄ライカム店は東アジアの旗艦店としていて海外展開も視野に入れています。
「ワークマンの店舗で赤字店は1店もありません。ワークマンの損益分岐点は56%なので、100億円の売り上げが56億円になっても利益が出る、圧倒的余裕があります」
今後、ワークマンと相性の良いシニアマーケットにも目を向けたいとのこと。これからのワークマンの事業展開にも注目したいところです。
※価格はすべて税込価格。店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合があります。また掲載商品については廃番、仕様変更等となっている場合があります。
【取材協力】
株式会社ワークマン
https://www.workman.co.jp/