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ワンランクアップのコツを伝授!【ごちそうロールキャベツ】楠さんちのホットクックレシピ Vol.73

ホットクック愛用者の中で意外と多い、「いまいち使いこなせない」「定番のレシピにもうひと工夫してみたい」というお悩み。そんな方のために、野菜ソムリエでありママでもある料理家の楠みどりさんが、ホットクックで作るからこそおいしい、オリジナルレシピをご紹介します。

今回は「ごちそうロールキャベツ」を作ります。肉だねに“ごちそう感”を出すために使う食材は……? 

そろそろ煮込み料理が食べたい季節!

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こんにちは、楠 みどりです。長かった夏もようやく終わり、煮込み料理が恋しい季節になってきましたね。

今回はこれから冬に向けておいしさを増すキャベツを使った「ロールキャベツ」をご紹介します。キャベツは一年中スーパーの店頭に並んでいますが、11~3月にかけて出回るキャベツは「寒玉」と呼ばれる冬キャベツで、何枚も重なった葉がしっかりと巻かれていて、ずっしりと重いのが特徴です。甘みがあるので、ロールキャベツのように煮込む料理に向いています。

今回はホットクックを使って、いつものロールキャベツをワンランクアップさせた、ごちそう感のあるロールキャベツを作ります。ポイントは肉だねに混ぜこんだ「マッシュルーム」。みじん切にして加えることで肉だねの旨味が増し、ふんわりジューシーに仕上がります!

2~3人家族にぴったりの1.6Lタイプを使用

我が家は3人家族なので、扱いやすい2~4人用、1.6Lタイプのホットクックを使用しています。炊飯器と同じくらいの大きさなのでそれほど場所も取りません。

旨味たっぷり、ジューシー!ごちそうロールキャベツ

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【材料】(6個分)

・キャベツの葉 6枚
・牛豚合いびき肉 350g
・玉ねぎ 1/2個
・マッシュルーム 3個
・卵 1個
・食パンを小さくちぎったもの 少々(※パン粉の場合大さじ3程度)
・牛乳 大さじ3
・セロリ 1/3本
・トマト 1個
・塩 小さじ1/2

【作り方】

<下準備>食パン(もしくはパン粉)に牛乳を加えてふやかしておきます。玉ねぎ、マッシュルームはみじん切りにしておきます。セロリは筋を取り除いて薄切りにします。トマトは1cm角に切ります。

(1)キャベツは葉を1枚ずつはがし、熱湯でしんなりするまで茹で、ザルにあげます。粗熱が取れたら水気をキッチンペーパーなどでしっかりと拭き、芯の硬い部分をそぎ取ります。

●ポイント:キャベツの葉を茹でるのが面倒な場合は、洗って水滴をつけたままラップをして、電子レンジで5分ほど加熱してもOKです。取り除いた芯の部分は、刻んで肉だねに加えると無駄なく食べることができます。

(2)ボウルに合いびき肉と塩を加えて粘りが出るまで練り、牛乳で浸した食パンと卵を加えてさらに練り混ぜます。玉ねぎとマッシュルームを加えて全体がなじむまで混ぜ合わせたら、6等分にして俵型に成形します。

(3)キャベツの葉を広げて、手前に肉だねをのせ、隙間がないようにぴっちりひと巻きします。

左右の葉を内側に折り、奥に向かって包みながら巻きます。

(4)巻き終わりを下にして、ホットクックの内鍋に詰めます。

●ポイント:内鍋に隙間ができないくらいにぎゅうぎゅうに詰めることで、巻き終わりをつまようじなどで止めなくても煮崩れせずに仕上がります。心配な方はつまようじやパスタなどで巻き終わりを止めてもOKです。

(5)トマトとセロリを加え、水250mlとコンソメ顆粒小さじ2(各分量外)を加えます。

●ポイント:セロリを加えることで爽やかな風味が楽しめ、トマトの旨味もプラスされて彩り良く仕上がります。トマトの皮が気になる方はあらかじめ湯剥きしてから加えてください。トマト缶でもOKですが、今回はキャベツ本来の色とスープの透き通った感じを活かすために生のトマトを使用しました。

(6)(5)をホットクック本体にセットします。「メニューを選ぶ」→「カテゴリーで探す」→「煮物」→「野菜」→「ロールキャベツ」を選んでスタートボタンを押します。約1時間5分で完成します。

●ポイント:まぜ技ユニットは装着しません。

(7)完成直後がこちらです。煮崩れすることなくできています。味をみて塩コショウ(分量外)で調えます。器に盛り付けて、お好みで乾燥パセリを散らしたら完成です。

キャベツはとろりと柔らかく、甘みもしっかりと感じられます。肉だねもジューシーで食べ応えがあり、夫にも「おいしい!」と好評でした。

少し手間はかかりますが、煮込むのはホットクックにおまかせなので、鍋で煮込むよりもラクラク! これからの季節にぴったりの一品なので、ぜひ試してみてくださいね。

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
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