購入を考えたときに夫婦で意見が割れた「家電」は何ですか?
null購入の際に夫婦で意見が割れた家電を回答(複数選択可)してもらったところ、結果は次のように。
既婚男性(291人)
第1位:ロボット掃除機・・・27票(9.3%)
第2位:食器洗い乾燥機(食洗機)・・・ 23票(7.9%)
第3位:冷蔵庫・・・22票(7.6%)
第4位:ドラム式洗濯機・・・20票(6.9%)
第5位:エアコン・・・17票(5.8%)
第6位:縦型洗濯機・・・12票(4.1%)
第7位:テレビ、モニター、プロジェクター・・・11票(3.8%)
第8位:空気清浄機・・・10票(3.4%)
第8位:炊飯器・・・10票(3.4%)
第10位:暖房器具(ヒーター、ホットカーペットなど)・・・8票(2.7%)
第10位:オーブンレンジ・・・ 8票(2.7%)
※ 意見が割れたことがない・・・162票(55.7%)
既婚女性(212人)
第1位:テレビ、モニター、プロジェクター・・・18票(8.5%)
第2位:ロボット掃除機・・・16票(7.5%)
第3位:食器洗い乾燥機(食洗機)・・・10票(4.7%)
第3位:冷蔵庫・・・10票(4.7%)
第5位:エアコン・・・9票(4.2%)
第6位:ドラム式洗濯機・・・7票(3.3%)
第6位:暖房器具(ヒーター、ホットカーペットなど)・・・7票(3.3%)
第8位:空気清浄機・・・6票(2.8%)
第8位:炊飯器・・・6票(2.8%)
第10位:縦型洗濯機・・・5票(2.4%)
※ 意見が割れたことがない・・・118票(55.7%)
男女ともに、半数余りが「意見が割れたことがない」と回答。他方、比較的、意見が割れやすい家電として、「ロボット掃除機」(男性1位、女性2位)、「食洗機」(男性2位、女性3位)、「冷蔵庫」(男性3位、女性3位)が上位にあがっています。
ちょっと興味深いのが、「テレビ、モニター、プロジェクター」(男性7位、女性1位)。男性のほうではあまり意識していないものの、女性側は「意見が割れた」と感じている人が少なくないようです。
これは一体どういうことなのでしょうか? その点も含めて、意見が割れたときにどうやって解決したのか、みなさんのコメントをご紹介します。
テレビ、モニター、プロジェクター
null「夫がやたらと大きいサイズを欲しがる。大きくなると価格も高いので、説得した」(53歳女性/その他)
「使わないと解っているのに、夫が3D機能の付いたテレビを買おうとした。結局、夫の言いなりに高いテレビを購入したが、一度も3D機能を使っていない」(51歳女性/総務・人事・事務)
「テレビが小さいから大きいのを買いたいと言う夫。テレビが大きいとインテリア的に嫌な私。諦めてやや大きなテレビで妥協」(38歳女性/主婦)
「私は推しを大きい画面で見るために大きいテレビが欲しかったが夫はそんなに大きいものは必要ないんじゃないかということで意見が分かれた。私が少し多めに購入代金を出して大きなテレビを購入した」(33歳女性/総務・人事・事務)
「テレビを購入するとき、大きなサイズが欲しいと夫が譲らないので、予算から出た分を払ってもらった」(49歳女性/主婦)
「意見が割れた末、お互い用に2台買った」(59歳女性/総務・人事・事務)
「テレビ、モニター、プロジェクター」に関しては、サイズや性能をめぐって夫婦間で意見の対立があるもよう。今回のアンケートでは、どちらかというと、夫のほうがこだわって、妻が折れるというパターンが多く見られました。
上でご紹介したランキングにて、「テレビ、モニター、プロジェクター」の感じ方は男女で違いがありましたが、もしかすると買い物に満足した夫は揉めたことをすっかり忘れて、妻のほうは微妙にモヤモヤが残っているせいかもしれません。
ロボット掃除機、食洗機
null購入した夫婦の解決策は?
「ロボット掃除機の要不要でもめた。掃除を行う妻の負担が軽減するので高かったが購入した」(47歳男性/その他)
「ロボット掃除機を時短になるから買いたい自分と、手で掃除したい妻で意見が割れた。自分が押しきって購入してみたら妻も満足していた」(40歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「食洗機の購入に夫は反対。洗うのは自分だからと言い聞かせた」(49歳女性/主婦)
購入しなかった夫婦の解決策は?
「主人はルンバみたいな感じの掃除機が欲しいといったけど、やっぱり自分で隅々までやった方がきれいに掃除できそうだから。結局、説得して私が希望したティック型にした」(46歳女性/主婦)
「妻がロボット掃除機を欲しがったが反対した。人がやった方がきれいに仕上がるから。結局私も掃除することで購入を回避できた」(41歳男性/総務・人事・事務)
「食洗機がいるかいらないかで夫とかなり話し合った。私は手洗いで十分だと感じたので結局買わなかった」(27歳女性/主婦)
家事の時短につながると人気の家電であるロボット掃除機と食洗機。ただ、お値段もかなりするので、買うかどうかで意見が割れやすいようです。ここは、掃除や食器洗いを主に分担する人の意見を尊重するのが得策かもしれませんね。
冷蔵庫
null「家族4人なのに、大容量の冷蔵庫を欲しがる旦那と意見が割れた。キッチンが狭いので大きいのはいらないし、買い溜めして食材をダメにしそうだからいらないと言って小さいサイズを買った」(36歳女性/主婦)
「容量をやたら大きいのを希望するが、私としてはそんなに大きな冷蔵庫は必要ないと思った。とはいえ、キッチンは女性が主体だというのが一般的なので妻の意見を尊重した」(51歳男性/企画・マーケティング)
「冷凍庫の大きさをとるか、野菜室の大きさをとるか。旦那は冷凍食品好きだか、私は野菜好き。結局、野菜室の大きな冷蔵庫を買って、小さめの冷凍庫を別に買うことになって解決」(56歳女性/主婦)
「冷蔵庫の容量でもめた。私はそんなに大容量はいらないと思ったが妻がほしがった。結局家族全員で多数決で決めた」(43歳男性/その他)
冷蔵庫に関しては、サイズを巡って夫婦間で意見が対立! 掃除機同様、やはり食材の管理を主に担当する側が決定するのが一番のようです。また、夫婦間で決着がつかない場合は、子どもたちの意見にも耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
その他、こんな解決策も…
null購入するメリットをアピールする
「電気圧力鍋を買う際、普通の鍋で十分だろと言われたけれど、『おいしいものを食べてもらいたいし時短になる』と説明したら購入してもよいということになった」(34歳女性/総務・人事・事務)
「エアコン。月々の光熱費が安くなると説明」(48歳男性/デザイン関係)
「妻がクーラーをどうしてもつけたくないと言い張るので、法事の際にたくさん自宅に人が来るよと言ったらオーケーになった」(59歳男性/その他)
家電を買うか買わないかで揉めた場合、不要派はその家電のメリットを十分に理解していないのかもしれません。なぜ購入する必要があるのか、生活にどのようなプラスの影響があるのか、しっかりプレゼンしましょう。
実際に売場に行ってみる
「私は縦型が良くて旦那はドラムが良いと言う。でも実際売り場に行ったら最新のタッチパネルの縦型に旦那が釘付け。私はタッチパネルに興味はなかったけど、おかげで夫がドラムを諦めてくれたからよかった」(33歳女性/主婦)
「エアコンで高性能の上位機種か中規模の普及クラスの機種にするかで悩んだ。結果は家電量販店の値引きを大きくしてもらい高性能の上位機種を購入」(45歳男性/その他)
百聞は一見に如かず! 「そんな家電は買う必要ない」と購入に反対している人も、売り場で実物を見るとコロッと態度を変える可能性があります。
また、お店で交渉すると、思いがけず値引きしてもらえることも。予算の面で揉めている場合も、まずは実際に店舗に足を運んでみる価値はあるといえそうです。
新機能が本当に必要か、長く使えるかどうかよく検討する
「私はテレビで見るドラム式洗濯機に憧れていたので、購入する際お願いしてみたのですが、我が家は転勤族で引っ越しが多いので、どの家でも置けるように、縦型洗濯機の方がいいよと、夫に説得されました」(38歳女性/主婦)
「オーブンレンジは多機能を希望した家内と単機能で良いと思う私とで対立。結局中間的なオーブンレンジを購入したが、あたためしかつかっていない」(47歳男性/総務・人事・事務)
「洗濯機の乾燥機能付きか、なしかで揉めた。結果妻の意見を取り入れたが、洗濯機購入して半年経過したが、未だに乾燥機機能は使わない」(54歳男性/その他)
「スマートスピーカーを欲しかったけど、あんたはすぐに飽きて使わんくなるからやめてと妻から却下されました。言われてごもっとも」(56歳男性/金融関係)
ハイスペックな家電のCMなどを見ると、「なにこれすごい!」とつい欲しくなっちゃいますが、いざ配偶者の反対を押し切って購入しても、新しい機能を使いこなせないことがしばしば……。
家電は長く付き合うものですし、1年後、3年後の自分がそれを使っているシーンを想像してみる、パートナーに想像してもらうのも、ひとつの解決策かもしれません。
これから年末に向けて、「そろそろ新しい家電を購入する?」と悩む家庭も多いことでしょう。もし、夫婦間で意見が割れたら、今回のアンケート結果をぜひご参考にしてみてくださいね。