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貯金1,000万以上の人が「スーパーで敢えて買わないもの」。代わりに野菜やお米…どこで買う?賢い節約術も

2025年に入っても物価上昇の勢いは止まりません。日々のスーパーでの買い物においても、以前はあまり深く考えずにカゴに入れていたものについて「これ本当に買うべき?」と、真剣に吟味することが増えているのではないでしょうか。

今回は貯金が1,000万円以上ある男女161人を対象に、“貯金を増やすためにスーパーでは敢えて買わないもの”をテーマにアンケート調査を実施しました。

米や果物は「ふるさと納税」でゲットする

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「米。ふるさと納税の返礼品でもらうことにしているから。ふるさと納税は贅沢品に使うよりも普段使いの食品にあてて日々の食費を削減し貯金にまわしています」(46歳男性/コンピューター関連技術職)

「フルーツ。結構高いのでふるさと納税の定期便を頼んで堪能している。色々なフルーツが毎月届くのが良い」(50歳女性/主婦)

今回のアンケートでまず目立ったのは、「米をスーパーで購入する代わりにふるさと納税でゲットしている」との声。ふるさと納税といえば、高級肉・海鮮などちょっと贅沢なグルメも目玉ですが、敢えて普段づかいの米を選んで節約・節税を狙うというアイディアは、さすが貯め上手!

しかも、ふるさと納税であれば、重い米を自宅まで配達してくれるのもありがたいですよね。

「野菜」は生産者から直接購入する

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「キャベツやダイコンです。散歩コースの農家で安く新鮮な状態で売っているので」(61歳男性/その他)

「玉ねぎは近くの農家の人から安く譲ってもらっている」(61歳男性/営業・販売)

「高い野菜は道の駅で買う」(54歳女性/その他)

一般的に、ものの値段は仲介業者が間に入れば入るほど高くなるもの。野菜を安く手に入れたいなら、農家など生産者から直接購入するのもひとつの手です。

なお、「自分の身近な生活圏に生産者がいない!」という場合、通信販売を行っている生産者をネットで探すのもよいでしょう。節約効果が期待できるだけでなく、作り手の顔が見える野菜をとりいれることで食卓が豊かになりそうですね。

「自分で作れるもの」にはなるべくお金をかけない

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「お惣菜。3人家族分をスーパーで買うよりも素材を買って料理をしたほうが安いし出来立てをお腹いっぱい食べられる」(67歳男性/その他)

「ペットボトル飲料はできるだけ買いません。烏龍茶や緑茶などは作って自分で冷やして飲んでいます」(55歳女性/主婦)

「〇〇のたれ類。レシピを調べて自分で作ったほうがおいしいし安い」(53歳女性/主婦)

多少手間がかかっても、スーパーで出来合いのものを購入するよりも、なるべく自分で調理するという人も。上記コメント以外に、ドレッシング、鍋の素、中華料理の素を自作しているとの声もありました。

ちなみに、筆者も先日、焼肉のタレをうっかり買い忘れており、醤油・みりん・にんにくチューブをデタラメに調合したところ「市販よりイイかも!」と開眼した経験が……。自分好みに味を調整できるという点でも、料理のタレや素は自作のメリットが大きいともいえそうです。

その他、スーパーより別の店で買うほうがお得なものは?

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「トイレットペーパーやティッシュなど紙類は、ドラッグストアのポイントデーで購入している」(61歳女性/総務・人事・事務)

「食品用のラップ。ドラッグストアや100均のほうが価格が安い」(58歳女性/その他)

「お菓子はスーパーよりドラッグストアのほうが安いことが多い」(47歳女性/その他)

「パスタソースはローソンストア100で100円のものを買っている」(46歳男性/その他)

今回のアンケートでは、日用品をスーパーではなくドラッグストアで購入しているとの声がちらほら。たしかに、品ぞろえも充実しているうえ、特売日を狙えばかなりお買い得ですよね。

また、一般的に「コンビニ=定価販売で高い」とのイメージがなきにしもあらずですが、オリジナルのPB商品では高クオリティ・高コスパのアイテムも多数。スーパー以外のお店も賢く使い分けていきたいところです。

実は意外にも多かった意見とは?

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今回、“貯金を増やすためにスーパーでは敢えて買わないもの”がテーマでしたが、“スーパーで買わないと決めているものはない”との声も。その理由を見ていくと……。

「スーパーで買わないと決めているものはありません。チラシを見てとにかく安いスーパーに行きます」(67歳男性/その他)

「そもそも買うものを決めてからスーパーに行くので、買わないと決めているというよりは買うものを決めてから行き、目的物以外は一切買わない」(59歳男性/会社経営・役員)

「買わないと決めているものはないが、購入したものは最後まで使い切る」(60歳男性/その他)

スーパーで“買わないものを決めるのではなく、自分の本当に必要なものだけを買う”という人も。その節約マインドは見習いたいところです。いつもお店で新商品やお買い得品に目を奪われ、何かしら買い物メモにない予定外のものを購入してしまう筆者も肝に銘じます。

 

まだまだ物価上昇が続き家計に寒風が吹きすさぶ日々……。少しでも節約し貯金を増やすべく、今回のアンケートに寄せられたご意見もぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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