おでん・肉まんも!?「最近コンビニで買わなくなったもの」ランキング。物価高の影響がここにも

「フライドチキン。スーパーで唐揚げを買うほうが安い」（59歳男性／その他）

「からあげクンを買っていたが節約のためにやめました」（56歳男性／コンピューター関連以外の技術職）

唐揚げやフライドポテト、フランクフルトなどジャンクな味わいがたまらないホットスナック。ただ、同じようなおかずをスーパーで割安で買えるということで、最近は購入を控える人もいるようです。また、節約目的以外にダイエットなど健康面の理由を挙げる声もありました。

「スイーツ。デパ地下のスイーツと値段があまり変わらなくなってきたので、それならデパ地下で買おうと思ってしまったから」（50歳女性／主婦）

「前はコンビニでシュークリームやバームクーヘンなどのお菓子をよく買っていたが、最近はスーパーのお菓子コーナーでも、おいしくて安めの商品が出ているので、買わなくなりました」（68歳男性／総務・人事・事務）

専門店にも引けをとらないクオリティが期待できるコンビニスイーツ。筆者自身、以前は毎週のように新作を求めてコンビニを訪れていましたが、正直お財布に優しくない習慣だと痛感し、今では公式サイトのチェック自体を控えております（見ると欲しくなるので……）。

「おにぎり。前は100円セールをよくしていたけど今は高くなったので」（53歳女性／主婦）

「おにぎり。値段が高くなり満足できないから」（51歳男性／その他）

種類が豊富で小腹を満たすのにもぴったりなコンビニおにぎり。筆者の記憶では、かつては120～130円くらいで買えたように思いますが、今は1個200円近くする商品も珍しくありませんよね。

「菓子パンです。昔は食べたいものを買っていたのですが値段が高くなったのでスーパーで買うようになりました」（63歳女性／主婦）

「サンドイッチ。朝食代わりに気軽に買えたのに、今は300円超。高くて買えない」（69歳男性／その他）

朝食やランチ、おやつにちょうどいいパン、サンドイッチ類も値段の高騰で敬遠される傾向に。また、具がボリュームダウンしたように感じられることへの不満の声も寄せられています。

「アイスはスーパーの方が値引きしてくれるので、飲んだ後の帰りはスーパーに寄ってアイスを買うようになった」（47歳男性／研究・開発）

「ソフトクリーム。高いので我慢」（62歳女性／主婦）

アイスは商品によって価格の幅がありますが、やはりプレミアム仕様のものは、お値段もそれなりに……。“自分へのご褒美アイス”を頻発していると、あっという間に家計がピンチに陥りかねません。

「肉まん。値段も高くなり、その値段を出すなら肉まん専門店の物を買って食べた方が満足感が高い」（60歳男性／会社経営・役員）

「肉まん。今は節約のため、スーパーで3つ入っているのを買う。自分でチンする方が安上がり」（34歳女性／主婦）

寒い時期にコンビニで肉まんを買い、その場ですぐ食べるのは至福のひととき……。とはいえ、スタンダードなものでも1個200円近くするこの時世、自分で温める手間がかかっても、家計のためにはスーパーの袋入りを選ぶほうが得策だといえそうです。

「スナック菓子、和菓子類です。スーパーや大型ドラッグストアが安いからです」（55歳男性／その他）

「100円で買えていたプライベートブランドのお菓子。高くなって量も減ったように感じるので」（54歳男性／その他）

コンビニに立ち寄ると、ついで買いしたくなってしまう菓子類。ただ、節約のために衝動買いはぐっとこらえ、スーパーなどの安売りをねらってまとめ買いする人が増えつつあるようです。

「おでん。前はコストパフォーマンスも良かったのですが、今は価格も高いのでコンビニでは買いません」（65歳女性／その他）

「おでん。1つ100円以上するのでスーパーの方が安いため買わなくなりました」（34歳男性／研究・開発）

冬の風物詩的メニューでもあるコンビニおでん。手間をかけずに味シミシミ状態のものが買えるのは魅力的ですよね。ただ、値上げの影響に加えて、衛生面への不安などを理由に買い渋る声が寄せられました。

「弁当。最近は近くのスーパーの閉店近くを狙って30％から運がよければ半額の商品を狙う様になったから」（60歳男性／営業・販売）

「お弁当。コストパフォーマンスがよく、おいしいお弁当屋をほかに見つけたから」（59歳男性／会社経営・役員）

「コンビニ弁当を買わなくなった。自宅で作った方が作り置きもできるしお得」（49歳男性／その他）

お弁当もスーパーの割引を狙ったり自炊したりするほうが、コンビニで買うより安上がり。家計への負担を少しでも減らすために、みなさんいろいろ工夫されているようです。

「ジュース。ちょっと前までは家の下にあるコンビニで買っていましたが、ス－パ－の方が断然安いので遠くてもそちらで買う」（52歳女性／主婦）

「ペットボトル飲料。つい買ってしまうのを防ぐため水筒を持参するようになりました」（41歳女性／主婦）

「飲み物。ディスカウントストアで半額で買えるから」（69歳女性／主婦）

「缶コーヒーはコンビニに入るたびに買っていたが、値上げの影響で買わなくなった。その日その日では安価だが塵積で出費としてかさむため」（38歳男性／その他）

コンビニで買わなくなったものの第1位は飲料。たしかに、ホットでもアイスでも思い立ったときにすぐ買えるのはコンビニの強みですが、スーパーの安売りのタイミングでまとめ買いしたり、マイボトルを持参したりするほうが出費をかなり抑えることができますよね。

「カウンターのコーヒー。家でいれればいいと思うようになったので」（53歳女性／主婦）

「サラダ。かわりに袋入りのカット野菜を買うようになった」（47歳女性／営業・販売）

「洗剤などの日用品をついで買いしていたが、今は安いスーパーなどで買う」（61歳女性／総務・人事・事務）

手軽に買い物ができるコンビニをむやみに頼るのではなく、多少手間がかかってもなるべく安い手段で済ませようとする姿勢がうかがえます。

改めて見ると、何もかも値上げの網から逃れられていないのを実感……。もちろん「コンビニ＝高い」とは限らず、PB商品などお買い得な商品もなきにしもあらずです。今回のアンケート調査に寄せられたコメントも参考に、コスパよく利用していきたいものですね。