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便利だけど…正直高いかも!?「最近コンビニで買わなくなったもの」ランキング

いつでも気軽に立ち寄れて、生活に必要な大抵のものが揃うコンビニは、現代人にとってなくてはならない存在。とはいえ、物価高が続き、少しでも家計を切り詰めたい昨今、以前よりも利用する機会が減ったという人も少なくないのではないでしょうか。

『kufura』では、20代~50代の男女430人を対象に、“最近コンビニで買わなくなったもの”をテーマにアンケート調査を実施しました。ランキング形式で、皆さんのリアルな声をご紹介!

第10位(同率):コンビニコーヒー・・・11票

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「ちょっと一息つきたいときにコンビニコーヒーを買っていましたが、相次ぐ値上げで小銭すらもったいないので家まで我慢」(51歳女性/その他)

「コンビニコーヒー。1杯100円程度で購入できるので、行くとつい買ってしまっていたのですが、コーヒー豆をカルディで購入して家で淹れて水筒に持ち歩くことにしました。 結局その方が一杯の値段が安いんですよね」(38歳女性/主婦)

カフェや喫茶店なら1杯数百円くらいのコーヒーをリーズナブルに提供してくれるコンビニのサービスは、当初はかなり画期的だったもの。ただ、自分で淹れればさらに安く済むということで、最近は利用を控えているとの声が聞かれました。

第10位(同率):インスタントラーメン・・・11票

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「様々なコラボ商品があるカップ麺をこよなく愛していたのですが、どれもこれも高いので、近くにある業務スーパーの割引商品を買うようになりました」(51歳男性/営業・販売)

「カップ麺の値上がりが著しい。スーパーやディスカウントストアの方が安いので買うならそっちにしている」(52歳男性/その他)

人気ラーメン店とコラボしたコンビニ限定インスタントラーメンは、「これが本当にインスタント?」と驚くほど高クオリティ。ただ、味の進化とともにお値段も右肩上がりの傾向にあるため、スーパー等で特売品をまとめ買いするほうがお財布には優しいといえそうです。

第9位:アイスクリーム・・・13票

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「コンビニアイスが好きで買っていましたが、最近は節約のためスーパーで買っています」(27歳女性/その他)

「アイスクリーム。昔は会社から帰るときなど気軽に買っていたが、スーパーとの値段差があまりにひどくコンビニでは買う気がしない。面倒だがスーパーで買うようにしている」(55歳男性/研究・開発)

特に、これから気温が上がるにつれて、オアシスになるであろうコンビニアイス。ただ、思い立ったときにコンビニに駆け込んで定価のアイスを買うよりも、スーパー等で安売りを狙うほうが節約の点では得策だといえるでしょう。

第8位:シャンプー等の日用品・・・18票

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「シャンプーや歯磨き粉など、買い忘れた日用品をコンビニで買っていたが値が上がりすぎて買わなくなった」(50歳男性/営業・販売)

「トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの日用品を切らしたときによく買っていたが、割高になったのでスーパーの特売で買ってストックを切らさないように気をつけている」(59歳女性/主婦)

生活必需品のストックをうっかり切らしたときにもコンビニに駆け込めば大丈夫!……ではありますが、やはり定価販売なのがネック。安易にコンビニに頼らず、スーパーやドラッグストアで計画的に買い物したいところです。

第7位:アルコール類・・・19票

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「ビールなどお酒。 最近はネットで箱買いしています」(56歳女性/営業・販売)

「酒類。コンビニで売っているものは他店よりもやや高いため、安い店で購入している。コンビニ限定商品でも手出ししなくなった」(42歳男性/営業・販売)

仕事帰りにコンビニでその日の晩酌用のビールなどを購入するのは至福のひととき。とはいえ、コンビニは割高だし、立ち寄るとおつまみ等もついで買いしがちなので、家計のためには量販店でまとめ買いしておくのが正解かもしれません。

第6位:おにぎり・・・27票

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「コンビニの塩おにぎりが好きで購入していたが値上がりして買わなくなった。 家まで我慢するか、スーパーを利用」(35歳女性/主婦)

「おにぎり。以前は、外出するときに朝コンビニでおにぎりを買って、車で食べることもありましたが、今は手作りのおにぎりを持って行くことが増えました」(43歳女性/主婦)

種類が豊富で、ご飯の独特の風味がたまらないコンビニおにぎりですが、じりじりと値上げして「ちょっと小腹が減ったから」と気軽には買えない存在に……。より安く買えるスーパーを利用するか、あるいは自分で作る人が増えているようです。

第5位:パン、サンドイッチ・・・32票

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「食パン。コンビニのオリジナルブランドのパンが大好きだったが、物価高でささやかな贅沢もできなくなり、半分くらいの値段のスーパーのパンに切り替えた」(54歳女性/その他)

「フルーツサンド。毎年季節になると楽しみにしてたけど、今の値段なら専門店で買った方がいい」(35歳女性/主婦)

第6位のおにぎりと同様、小腹を満たすのにぴったりのパン、サンドイッチですが、もはやコンビニで買うのは贅沢!? ひと昔前には、おかず系とスイーツ系のパンをセットで購入しても、ワンコインでおつりがきたように記憶していますが、なかなか世知辛いものですね。

第4位:菓子・・・33票

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「お菓子。子どもと外出した際にちょくちょく買い与えていたが、食費が全体的に上がって余裕がなくなったため、スーパーで購入するようになった」(51歳女性/主婦)

「スナック菓子。前は小腹がすいたときにコンビニで小さいスナック菓子を都度買っていましたが、値上げして高くなったので、今はスーパーで大容量のスナック菓子を買って家で小分けしてストックしながら食べるようになった」(46歳男性/その他)

コンビニのお菓子コーナーは、PB(プライベートブランド)など、一部お買い得な商品もあるものの、全体的にはスーパーよりも割高。一商品あたり数十円ほどの微々たる差とはいえ、チリも積もれば何とやら。ちょっと面倒でもスーパーまで足を運ぶとの声が聞かれました。

第3位:弁当・・・53票

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「弁当。疲れて夕食を作るのが辛いとき、すぐに食べられるのでよく買っていたのですが値上げとともに量も減ったため家で作るようにしている」(49歳男性/その他)

「弁当。量が減ったりして高いと感じるのでスーパーで半額になった弁当を買う」(35歳女性/その他)

「お弁当。かなり値段が高くなった。スーパーか吉野家などの方がお得感がある」(56歳男性/その他)

コンビニ弁当に関しては、値上げだけでなくボリュームが減ったことに対する不満の声が続々。仕入れ価格自体の高騰で致し方ない面があるとはいえ、同じ値段で以前のようにお腹いっぱいになれないとなると、コンビニ弁当以外の選択肢を考えちゃいますよね。

第2位:ソフトドリンク・・・56票

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「缶コーヒーを買わなくなった。代わりにスーパーで箱買いして車に積んでいる」(59歳男性/営業・販売)

「ドリンクの購入をやめました。コストがかかるしゴミも出るので、自宅からマイボトルで好きな飲み物をもって出かけるようになりました」(45歳女性/主婦)

「飲み物です。手軽に買えるコンビニですが、値段が高くドラッグストアもスーパーも夜遅くまでやってるところも多いので安く買える物を買ったり家でコーヒーを作って水筒にいれたりしています」(33歳男性/その他)

ソフトドリンク系も同じ商品を買うなら少しでも安く……ということで、コンビニでの購入は避けられる傾向にあるようです。エコと節約を兼ねて、マイボトルを活用しているとの声も少なからず寄せられました。

第1位:スイーツ・・・65票

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「コンビニスイーツ。本格的で美味しそうな豪華なものにはなったけど、スイーツ専門店の高級スイーツとそこまで変わらぬ値段だったりするので。 それだったら有名専門店で購入した方が良いなと、コンビニではスイーツを買うことがなくなりました」(47歳女性/その他)

「スイーツコーナーで新作を買ったりしていたのですが、買わなくなった。シャトレーゼやコージーコーナーで買うようになった」(48歳女性/主婦)

「仕事の息抜き、ご褒美としてコンビニスイーツなど買っていたが、節約志向により、ドラッグストアの爆安菓子に変更した」(39歳女性/その他)

“最近コンビニで買わなくなったもの”の第1位は、スイーツ。これは甘いものに目がない筆者自身も大いに心当たりがあります。かつては毎週のように購入していたのですが、“自分へのご褒美”乱発が家計にも体型にも悪影響を及ぼしつつあることを実感し、新商品のチェックを控えるようになりました。味のクオリティは専門店と遜色がなく、今でも無性に恋しくなることはしばしばですが……。

その他、こんな意見も…

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「ホットスナック。前は新商品が出ると買っていたのですが、スーパーのお惣菜の方が安いからそっちで買っています」(40歳女性/総務・人事・事務)

「温めるだけの惣菜系。スーパーなどの冷凍食品などで代用が効くので買わなくなった」(50歳男性/その他)

「ラーメン。レンチンで便利で本格的な味のラーメンは高くて気軽に買えなくなりました」(57歳女性/主婦)

「コスメ。割高な感じがして買わない。 ドラッグストアで買ったりしている」(38歳女性/主婦)

少数ではありますが、他にも“最近コンビニで買わなくなったもの”は様々でした。

 

コンビニは便利ではあるものの、あまり頼りすぎると家計がピンチになるおそれも。節約と生活の満足度のバランスをはかるべく、今回のアンケート調査結果もぜひご参考にしてみては?

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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