◎材料(2人分)
たけのこ(ゆでたもの) | 200g |
わかめ(塩蔵) | 50g |
(A)だし汁 | 1カップ |
(A)しょうゆ、みりん | 各大さじ1 |
(A)塩 | 少量 |
【作り方】
(1)たけのこは食べやすく切る。わかめはたっぷりの水で戻し、食べやすく切る。
(2)鍋に(A)を煮立てて(1)を加え、中火で5分煮る。そのまま冷まして味を含ませる。
(3)好みで温め直し、器に盛り、あれば木の芽を飾ってできあがり。
[たけのこはこんなにエライ]
ゆでたたけのこについている粉のような白いものは、アミノ酸の一種・チロシン。代謝をアップさせて細胞の老化を抑えるほか、神経伝達物質のドーパミンやノルアドレナリンなどの原料となり、脳を活性化させる成分です。
ドーパミンやノルアドレナリンが大きく作用しているのが、“やる気”や“集中力”。チロシンをとってドーパミンとノルアドレナリンを十分に分泌させることで、やる気が出て集中力が高まるだけでなく、うつ病や認知症などの予防や改善に効果があるといわれています。
食物繊維も豊富で、独特の歯ごたえは食物繊維の一種・セルロースによるもの。食物繊維は便秘の予防・改善はもちろん、余分なコレステロールの吸収を抑えて体外に排出する働きがあり、動脈硬化の予防にも役立ちます。また、たけのこに多く含まれるカリウムは、体内の余分な塩分の排出を促してくれるので、高血圧予防にも効果的です。
取材・文/沖田恵美 調理・写真/まなナビ編集室
(初出 まななび 2017/04/20)