今回『kufura』では、20~60代の男女437人を対象に「得意なキャンプ料理」についてアンケート調査を実施。キャンプで作っている鉄板メニューを教えてもらいました。
キャンプ経験者は約6割
nullまず、キャンプ経験の有無を聞いたところ、約6割の人がキャンプをしたことがあると回答しました。
【あなたはキャンプをしたことがありますか?】
ある・・・271人(62.0%)
ない・・・163人(37.3%)
わからない・・・3人(0.7%)
これから訪れる秋はキャンプの人気シーズン。気候がよく屋外でも過ごしやすく、紅葉や秋の味覚が楽しめるなどいいこと尽くし! キャンプデビューにもおすすめです。
そんなキャンプの醍醐味ともいえる食事、みんなの得意料理を聞いてみました。
キャンプ経験者に聞いた「得意なキャンプ料理」
null1:キャンプといえば、やっぱり「カレー」!
「キャンプで作るカレーは何故か美味しいから」(43歳女性/その他)
「時間をかけて煮込むと肉や野菜の甘みが出るので美味しい(60歳男性/営業・販売)
「王道ですが、スパイスを数種(シナモン、カルダモン、ターメリック)持っていくだけで一段美味しいルーカレーになる」(54歳女性/その他)
得意なキャンプ料理として、最も多くの人が回答したのが「カレー」でした。大人も子どもも好きな人が多く、さまざまな具材で楽しめるのもポイントです。
キャンプ場でスムーズに調理するコツとして、食材をあらかじめ家でカットしていくというアドバイスもありました。洗い物を少なくしたいキャンプでは、食材を煮るだけ、焼くだけのかたちに準備していくと楽ちんです。
2:簡単&みんな大好きな「焼きそば」も人気
「残った焼肉を使って、焼きそばを作ること」(60歳男性/その他)
「豚肉と野菜たっぷりの焼きそば。広島のオタフクソース(焼きそばソースとお好みソース)のブレンドで作る」(43歳女性/主婦)
「鉄板の上の残りものを美味しく処理するのに最適」(41歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「ビールで麺をほぐすことがポイント」(37歳男性/研究・開発)
カレーに次いで人気だったのが「焼きそば」です。具材をたっぷりにすれば一品でも満足できます。ソースにこだわるという声もありました。
バーベキューの最後、残ったお肉と野菜で作り、〆としていただくのは食材も余すことなく使えていいですね。キャンプビギナーさんは、市販のカット野菜を使って手軽に作るのもおすすめです。
3:「肉料理」はキャンプの鉄板メニュー!
「くしに牛肉、夏野菜をさして、スパイシーズニングをかけて焼くだけで、見栄えも良くおいしい」(35歳女性/その他)
「現地の肉屋で仕入れた肉をつかったバーベキュー」(65歳男性/総務・人事・事務)
「塊肉の丸焼き。直火であぶったとは、じんわりと火を通す」(63歳男性/公務員)
「良い肉をステーキにすると、簡単で美味しい」(54歳男性/会社経営・役員)
キャンプ飯といえば!の肉料理も人気。青空の下でのバーベキューや、焚き火で豪快に塊肉を焼くことに憧れる人も多いのでは?
道の駅などで、新鮮な肉や魚、旬の野菜を仕入れてのバーベキューは最高です。火加減に気を付ければ失敗も少なく、大勢で楽しめるのも魅力ですね。
4:キャンプならではの「ご飯」の炊き方にトライ
「得意というわけではありませんが、切った竹でご飯を炊いたことがあります。ふんわり竹の香りがしてとても美味しかったです」(31歳女性/主婦)
「飯ごうで炊いたご飯。火力と時間がポイントでちょっとおこげが付くのが美味しい」(66歳男性/その他)
キャンプ飯の基本ともなる「炊飯」にこだわっているという人も多くいました。ご飯を炊くことができれば、いろいろなおかずと合わせてキャンプでの食事を楽しむことができます。
飯ごう、ライスクッカー、メスティンなど、キャンプでの炊飯の手段はたくさんあります。最初のうちは火加減や炊飯時間にドキドキするかもしれませんが、慣れれば簡単! 上手く炊けたときは喜びもひとしおです。
5:大きな口でほおばりたい「焼きおにぎり」
「みそ味やしょうゆ味の焼きおにぎり」(60歳女性/主婦)
「味噌を塗った焼きおにぎりです。味噌にみりんを入れて、おにぎりに塗り、炭火でゆっくりと焼くと、最高に美味しい焼きおにぎりになります」(59歳女性/主婦)
「コンビニおにぎりをホットサンドメーカーで挟んだ焼きおにぎり」(42歳女性/主婦)
アウトドアで食べるおにぎりって、なぜあんなに美味しく感じるのでしょう。今回のアンケートでは、「焼きおにぎり」を得意料理として紹介してくれた人も多数いました。
テント泊の翌朝に焼きおにぎりを食べたい場合は、前日に多めにご飯を炊いておくとよさそうです。手軽に食べたい人は市販のおにぎりを使うというアイディアもありました。
6:自分で釣った「魚」はごちそう!
「アクアパッツァ。魚のニオイが広がってもキッチンではないので思う存分作る」(58歳男性/金融関係)
「釣った魚で作る焼き魚」(67歳男性/公務員)
「ヤマメやイワナの塩焼き。焚き火でじっくり時間をかけて、油を落としながら焼く」(53歳女性/主婦)
普段は処理や後片付けがちょっと億劫な魚料理も、キャンプでなら挑戦できるという意見も。
釣りキャンプなら、自分で釣った魚をその場で焼いて食べることもできます。釣りや川魚のつかみ取りとキャンプがセットになったプランなども存在するので、気になる人はリサーチしてみてください。
7:秋冬のキャンプでは「汁物」が染みます
「豚汁。多めに作って次の朝カレーに作り変えられるので手間が省ける」(66歳女性/その他)
「モツ煮。白菜、ニラ、ネギをぶつ切りにするのがいい」(56歳男性/学生・フリーター)
「おでん。ふだんでは使わないようなウインナーとか野菜もいれて作ります」(46歳男性/営業・販売)
キャンプの夜は寒さ対策も大切。肌寒い夜には汁物が冷えた体に染みます。
材料を鍋に入れて煮込めば完成の汁物や鍋料理はキャンプにぴったり。煮込んでいる間、のんびりしたり、他のことをしたりと時間を有意義に使うことができます。
みんなの得意なキャンプ料理はほかにも!
上記のほかにも、たくさんの得意料理が寄せられました。どれも美味しそうなものばかりです。
「お好み焼き! ソースも自作!」(48歳男性/デザイン関係)
「チャーハンです。強火なので家で作るより満足の味になります」(53歳男性/その他)
「ちゃんちゃん焼き。味噌とバターの配分が決め手」(58歳女性/主婦)
「パエリア。魚介メインと肉メインの二種をパエリア鍋で。直火がやはり良いですね。グツグツぐらぐらイイ香りが漂います!」(52歳女性/その他)
「冷凍のシーフードミックスを使ったアヒージョです。プチトマトを入れるとより一層美味しくなります」(64歳女性/その他)
「ピザ。生地を作っていき具材はその場でのせてダッチオーブンで焼きます」(52歳女性/その他)
美味しい食事はキャンプの満足度も底上げしてくれます。キャンプでの食事がマンネリ化している人は、みんなの得意料理を参考に、新しいメニューに挑戦してみてはいかがでしょうか。
エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。