お家で天ぷらを揚げている人はどれくらい?
nullまずは「あなたはお家で天ぷらを揚げますか?」と尋ねてみました。その結果は以下の通りです。
揚げる・・・144人(66.4%)
揚げない・・・73人(33.6%)
おおよそ5人に3人は、お家で天ぷらを揚げていることが判明しました。意外と多いという印象ですが、みなさんはどう思われましたか?
一方で、「揚げない」と答えた方も一定数いました。その理由を見てみると……
<揚げない理由>
「油ハネが気になる。作った後の掃除が大変」(52歳/その他)
「油の処理が大変。あと、あれこれ食材を準備すると結構な金額になる」(41歳/主婦)
「カラッと揚がらないし、美味しくできない」(33歳/営業・販売)
「自分では上手に揚げられないので、スーパーのお総菜ですましています」(39歳/主婦)
など。上手にできない、後片付けが大変との声が目立ちました。確かに、揚げ物の後は、いつもよりちょっと念入りに拭いたり、油ハネがないか気になったりしますよね。
発表!子どもの好きな天ぷらの具材ランキングTOP10
nullでは、実際にお家で天ぷらを揚げると回答したご家庭では、どんな食材を揚げているのでしょうか? 今回は、「あなたのお子さんが好きな天ぷらの具材」に絞り、お子さんがその天ぷらを好きな理由も一緒に聞いてみました。
第10位:香ばしい「ごぼう」
null「ごぼうのささがきをかき揚げにする。風味の良さが好きなようで、ないとがっかりしています」(46歳/学生・フリーター)
「甘辛に味付けしたタレと絡めると、とても喜ぶ」(39歳・主婦)
独特のえぐみがあり、香りも強く、ちょっとハードルの高いイメージを持つ子どもも多い「ごぼう」ですが、揚げるとサクサクして食べやすいようです。スナック菓子感覚で食べやすいと、好評でした。
第9位:甘さが際立つ「玉ねぎ」
null「子どもも“甘くて美味しい”と好きです」(53歳/主婦)
「食感や甘味が美味しいらしく、よく食べてくれます。なので、面倒ですが作りがいがあります!」(42歳/主婦)
生だと辛みの強い玉ねぎも、熱を加えると甘くなり美味しいですよね。素材本来の美味しさを楽しめるのも天ぷらのいいところ。外はサクサク、中はトロトロと食感のコントラストが楽しめるのもいいですね。
第8位:しっとりふわふわの「鶏肉」
null「鶏むね肉を揚げる。子どももたくさん食べてくれる」(42歳/主婦)
「鶏肉に青じそ×チーズ、または青じそ×梅肉をはさんで揚げる」(56歳/主婦)
鶏肉に天ぷらの衣をつけて揚げる「とり天」。「かしわ天」とも呼ばれています。卵入りの衣をつけて揚げることで、中のお肉はしっとりふわふわの仕上がりに。食べ応えもあり、ご飯のおかずにもなるので、子どもウケも良さそうです。
第7位:甘くて美味しい「とうもろこし」
null「甘くて美味しいし、お店ではあまり売っていないから家じゃないと食べられないメニューだと喜んでいる」(41歳/主婦)
「娘はとうもろこしが大好き。かき揚げに混ぜると喜ぶ」(56歳/主婦)
とうもろこし好きというお子さんも多いですよね。もう少し上位に食い込むかと思ったのですが……。惜しくも第7位ですが、揚げることでとうもろこしの粒々の食感も甘味も引き立ち、文句なしに美味しいですよね!
第6位:とろ~り柔らかい「なす」
null「そのままのなすは食べないが、天ぷらにすると食べてくれる」(44歳/主婦)
「柔らかくてトロリとして食べやすいらしい。出すと喜びます」(43歳/主婦)
なす特有の苦みや、ぐにゃっとした食感も天ぷらにすることで、とろ~りジューシーに変身! 「茄子嫌いな子も、天ぷらにすると食べてくれる」との声も多く、なす克服メニューとして“天ぷら”が一役買ってくれているようです。
第5位:食感が楽しい「れんこん」
null「素揚げのれんこんも喜びますが、天ぷらの衣とつゆの組み合わせが好きなようです」(39歳/主婦)
「好きな理由は分からないが美味しいと沢山食べてくれる」(34歳/営業・販売)
意外にも上位に食い込んだ「れんこん」。シャキシャキ、サクサクな食感が良く、子どももたくさん食べてくれるとのこと。薄くスライスしてチップス風にしたり、ミンチを挟んではさみ揚げにするなど、みなさん色々工夫されていました。
第4位:ホクホク甘い「かぼちゃ」
null「ホクホクしていて美味しいと喜んでくれます」(32歳/主婦)
「かぼちゃの煮物は食べないのに天ぷらにすると食べる」(43歳/主婦)
ほっこりとした甘みで人気の「かぼちゃ」。揚げたての熱々ホクホクの天ぷらは、スイーツ顔負けの美味しさですよね。かぼちゃの煮物は食べてくれないけど、天ぷらにするとバクバク食べてくれるとの声もよく見られました。
第3位:アレンジ自在の「ちくわ」
null「生のちくわはそれほど好きじゃないのに、なぜか天ぷらにするとよく食べます」(37歳/総務・人事)
「ちくわの磯部揚げ。目の色を変えて食べ始めるので大好物です」(45歳/主婦)
第3位は、もちっとした食感が魅力の「ちくわ」。天ぷら粉に青のりを混ぜて磯辺揚げにしたり、ちくわ天をケチャップ×マヨネーズのソースと混ぜ合わせエビマヨ風にして食べるなど、アレンジしている方も多かったです。
第2位:プリプリの「海老」
null「もともと海老が好きなのもあるが、カラッと揚がった衣とプリプリした感触が美味しいようでニコニコして食べています」(51歳/主婦)
「プリプリの食感が好きらしい。美味しいと言っておかわりをしてくれます」(38歳/主婦)
堂々の2位は「海老」。その存在感たるや、海老の天ぷらがあるだけで、ごちそう感というか特別感が増しますよね。カリカリの衣×プリプリの海老は、子どもも大好きなのも納得。「尻尾まで食べようとする」なんて声も挙がっていました。
第1位:甘味が増す「さつまいも」
null「熱々を頬張って、たくさんおかわりしてくれます」(51歳/総務・人事)
「揚げるとホクホクして甘味も増す。子どもはお菓子感覚で食べているようです」(56歳/主婦)
見事1位を獲得したのは「さつまいも」でした。じっくり揚げることで甘味が増して、お芋もホクホクに! 自然な甘味で、大人も子どもも虜になっちゃいますよね。
また好きになった理由として「芋掘り遠足でとってきたさつまいもを天ぷらにしてから大好物のひとつになりました」(43歳/総務・人事)なんて声も。改めて、子どもの好物が生まれるきっかけは日常にあふれているんだな、と気づくことができました。
いかがでしたか?
普段は食べないけど、天ぷらにすると食べるとの声も多かったので、苦手食材を克服する手段として“天ぷら”はアリかもしれません。物は試し、ぜひいろんな食材の天ぷらを楽しんでみてくださいね。
文/鳥居優美