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【第2回 まな板】作業がしやすい!重ねて使える木のまな板。料理研究家・松田美智子の「育てる台所道具」

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料理は毎日のことだから、自分のために、家族のために、“義務”ではなく楽しみながらしたいもの。そこで大事になるのが「道具」ではないでしょうか。

調理道具の開発にも数多く携わってきた料理研究家の松田美智子さんから、機能的で美しく、使い込むほどに手になじむ「育てる道具」の提案をシリーズでお届けします。料理に欠かせないツールと、それを選ぶポイントを解説してもらいます。第2回は、重ねて使うこともできる「木のまな板」です。

「道具がよいと、あなたの手が美しく動きます。料理がストレスになりません」

「たかが道具、されど道具」です。質のよい調理道具はけっして安くありませんが、大切に使えば何年、いえ何十年も使えますから、結果的にお得なのです。私は祖母や母、そして師事したホルトハウス房子先生のお料理を通して、道具は育てるものだと学びました。

機能的で美しい道具を自分の手に合った使い勝手のよい“手先”に育てる。すると効率が上がって、お料理もおいしく仕上がります。

この連載では、さまざまな道具選びのポイントをご紹介します。ぜひ、ご自分の手先を育ててみてください。

大中小で揃えたい!重ねて使える「木のまな板」のメリットは…

ポイント1:扱う食材や作業によって使い分けられる

サイズが異なるまな板があると、食材によって使い分けができます。

わたしが愛用しているのは、抗菌作用があって包丁のあたりがやわらかい“いちょうの木”で作ったまな板です。

たとえば薬味を刻んでそのまま鍋に運ぶときには小さなまな板が便利ですし、大根やかぼちゃなどの大きな野菜や魚の下ごしらえには、重みのある大きなまな板だと安定感をもって作業できます。

ポイント2:木のまな板は滑りにくく、包丁も傷みにくい

ポイントの2つめは、木のまな板は食材が滑りにくく、包丁の刃にも負担が少ないこと。

プラスチックのまな板だと、食材によっては滑りやすく包丁で手を切ってしまうなど危険なことがありますが、木のまな板は水分を吸収するために食材が滑りにくいという利点があります。

また、木は衝撃を吸収するので包丁へのあたりがやわらかく、刃への負担が少なくてすみます。とくにいちょうは刃あたりがやさしく、包丁が長持ちします。

ポイント3:違うサイズのまな板を重ねて使えば、作業が効率的に

ポイントの3つめは、大きさの異なるまな板を重ねると、高さも調整が可能で、作業が効率的にはかどります。

楽な姿勢で作業を行うには高さも大事。まな板を重ねて、作業しやすい高さを作ることができます。

また、まな板を重ねて使えば手仕事の無駄が省けます。例えばピーマンの下ごしらえでは、“小サイズ”を“中サイズ”にのせて作業。種やわたを取り除いたら、そのまま下のまな板に落とせば、いちいち捨てる手間が省け、すっきりしたまな板でせん切りなどに進めます。

 

今回は、まな板選びのポイントについてお伝えしました。次回は、目が細かい、取っ手付きのストレーナーをご紹介します。

今回使用した商品】

「いちょうの木のまな板」(自在道具)

大:横36cm・縦21cm・厚さ3cm

中:横20cm・縦20cm・厚さ2.5cm

小:横15cm・縦15cm・厚さ3cm

価格:(大)9,350円 (中)3,850円 (小)2,200円/各税込

http://www.m-cooking.com/cookingitem/

写真/鍋島徳恭

まつだみちこ◎1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/

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