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年末の大掃除では「あえて手を付けない場所」を調査。ここはいったんスルーしてもOK⁉

年末の大掃除ではおうちを隅から隅までピカピカに……といきたいところですが、何事も優先順位をつけて効率的に進めることが大切。完璧主義に陥らず、「ここは今やらなくていいかも」という部分があってもいいのではないでしょうか。

『kufura』では、女性186人を対象に“年末の大掃除の際に、あえて手を付けない場所”をテーマにアンケート調査を実施しました。まずはランキングをご紹介!

第5位:エアコン・・・7票

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「エアコン。使えない時間があると不便ですし、いつも夏と冬の使い出す時期に掃除してしまっているので」(46歳/営業・販売)

「エアコンは業者におまかせ」(26歳/金融関係)

エアコンに関しては、シーズン開始や終了したタイミングで掃除しているので、わざわざ年末に掃除しないという声が。

また、“エアコンは業者におまかせ”という意見には、筆者も一票投じたいです。だいたい2年に1度くらいのペースで春か秋にお願いしていますが、空気はクリーンだし、暖房は20度、冷房は28度の設定で効きすぎるくらいのコンディションをキープできているし、自分でやるよりも断然お得だと実感しています。

第4位:浴室・・・11票

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「お風呂掃除。水周り系は、冬場は寒くて風邪ひくので」(29歳/学生・フリーター)

「お風呂は大掃除では手を付けません。 普段から気を遣って綺麗にしているからです」(35歳/その他)

浴室には、冬場はなるべく水仕事を避けたいとの声や、普段から掃除しているので敢えて大掃除で気合いを入れる必要はないとの声が寄せられています。

浴室に限ったことではありませんが、大掃除の負担を軽くするには、日頃からためこまない習慣が大切ですよね(自戒の念をこめつつ)。

第3位:ベランダ、庭・・・19票

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「ベランダ。外での作業が寒いので秋頃に済ませるようにしている」(42歳/デザイン関係)

「庭の物置。冬は雪が積もるので春ぐらいにしている」(39歳/その他)

ベランダや庭など戸外の掃除を年末にやらない理由は、シンプルに寒いから。たしかに、わざわざ凍えながらの苦行に耐えるよりも、気候のよい春や秋にまわすほうが得策かもしれません。

第2位:キッチンの換気扇・・・22票

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「台所の換気扇は冬だとなかなか汚れが落ちないので夏にしている」(37歳/その他)

「換気扇です。手がつけられないのでプロに頼みたい」(54歳/営業・販売)

「換気扇は定期的に掃除してるので、特に改まっては行いません」(53歳/その他)

ただでさえ面倒な換気扇のお手入れですが、真冬は油汚れが固まりやすく、さらに難易度が上昇。換気扇ばかりに手間どるわけにはいきませんし、あたたかくなってからトライするか、あるいは、汚れをためこみすぎて自分でやるのがどうしても気が進まないならば、プロに依頼してしまうのもひとつの手です。

第1位:窓、網戸・・・37票

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「窓。寒くて結露もすごいし、水で洗い流したりすると凍ったりするので窓は基本的に夏前にするようにしてる」(34歳/その他)

「網戸や窓掃除。夏場の一番汚れが気になるときにやる。冬は寒いし、結露を拭いているから汚れもそれほど気にならないからしない」(57歳/主婦)

「窓ふき・網戸の掃除。外の水掃除がすごく寒くて風邪をひくので。普段の掃除のときにやるようになりました」(55歳/主婦)

窓や網戸の掃除は、年末の風物詩的なイメージがなきにしもあらずですが、わざわざ寒い時期にやるのは実は効率的じゃないかも……。

新年の光を気持ちよく屋内に取り込むために、目につく汚れをサッと拭き取るくらいはしたほうがよさそうですが、本腰を入れてピカピカにするのは春の訪れを待ってからでもよさそうです。

その他、こんな場所もスルーしていいかも…⁉

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家具・家電の下や裏など

「大きな家具の裏。ホコリまみれにしたくないから」(50歳/主婦)

「洗濯機の下。見えないところなので、とりあえず先送り」(57歳/その他)

掃除のためにわざわざ家具や家電を動かすと、裏や下に隠れていた埃が拡散して大惨事になってしまうかも……。埃は自然消滅せずたまる一方なので、いずれ退治しなきゃならない問題ではありますが、どうせ見えない部分だし後回しにしてしまおう、という言い分に、ズボラな筆者としては激しく共感してしまいます。

キッチンの油汚れ

「オーブン。冬は手が荒れているので、したくない」(54歳/主婦)

「ガスコンロ。油汚れの頑固なのが嫌なので」(54歳/その他)

「コンロ。1カ月に1回は重曹につけてきれいにしているので」(47歳/主婦)

第2位の換気扇と同様、こびりついた頑固な油汚れには気候がおだやかになってから対処するか、あるいは、ためこむ前に日頃からこまめにケアしておくのが得策かもしれません。

クローゼット、押し入れ

「クローゼットは衣替えの時期にやるので大掃除では手をつけません」(50歳/総務・人事・事務)

「クローゼットの中。整理を始めるとキリがないので」(52歳/コンピュータ関連技術職)

「押し入れ。出してしまうと場所がなく寝れなくなるから」(52歳/その他)

クローゼットや押し入れの整理は衣替えと同時にやるのがベター。今年の秋冬のタイミングを逃してしまったのであれば、年末は敢えてスルーして、翌春の衣替えシーズンが狙い目かもしれません。

その他、こんな場所も…

「居間。大抵父親がいるので、掃除しにくい」(57歳/その他)

「カーテンの掃除。乾くまでに時間がかかってしまうから、夏の暑い時期にまとめて洗濯しています」(34歳/その他)

「書棚。アルバムなどを見始めたら止まらないから」(32歳/総務・人事・事務)

「玄関。寒いし暖房が届かないから。水をまいても 夏ならすぐに乾くので」(51歳/その他)

「冷蔵庫。年末は料理を作る頻度が高いし、食材がたくさん入っているのでその時期はしない」(39歳/総務・人事・事務)

言われてみれば納得のコメントが続々。今年の汚れは今年のうちに……といきたいところですが、家のなかで他にもきれいにすべきところはたくさんありますし、これらの場所は敢えてスルーという方向でもよいかもしれません。

 

年末の大掃除は昔ながらの風習ではありますが、掃除は1年のどのタイミングでやっても罰があたるものではありません。皆さんの声もご参考にしつつ、2023年の大掃除を効率的に進めていってはいかがでしょうか?

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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