清潔感のある靴で自分や家の印象をアップ
null「人は見た目が9割」という言葉がありますが、その人のたたずまいで相手への印象が変わるため、清潔感のある髪型や服装を心がけることが大切だといえるでしょう。特に男性の場合は女性と違いお化粧やアクセサリーを身につけることがあまりなく、靴が大事なポイントになることも。
しっかりお手入れされた靴を履くことで、相手にきちんとした印象を与えることができるのはもちろん、その靴を家の玄関に置いたときに、玄関も美しくお手入れされている印象を与えることができるのです。では早速、靴の上手なお手入れ方法を見ていくことにしましょう。
掃除の前に6つのアイテムを準備しよう!
null靴を毎日きちんとお手入れして、清潔に保つために、まずは次の6つのアイテムを用意してください。今回は、主に革靴のお手入れ方法についてご紹介していきます。
(1)古歯ブラシ2本
(2)軍手ぞうきん
高橋ゆきさんおすすめのお掃除便利ツールの1つで、ゴム手袋の上から軍手をはめたもの。軍手ぞうきんなら指1本いっぽんを使って、細かい部分もきれいに掃除することができます。洗剤の液だれを防止するために、ゴム手袋の裾部分は3cmほど折り返して使いましょう。
軍手ぞうきんは、『指先感覚で自在に使える!「軍手ぞうきん」家事研究家・高橋ゆきの魔法のお掃除道具DIY』で動画付きで解説しているので、あわせてご覧ください。
(3)靴墨
(4)三つ編みストッキング
こちらも高橋ゆきさんおすすめのお掃除便利ツール。ストッキングを半分に折り、真ん中の付け根部分を結んで3本にして、三つ編みを先端までゆるめに編めば完成です。
詳しい作り方は、過去の動画記事『磨くだけでピカピカ!「三つ編みストッキング」家事研究家・高橋ゆきの魔法のお掃除道具DIY』をご参照ください。
(5)空のペットボトル2本
(6)乾燥剤(おせんべいや海苔の袋など、食品の中に入っている乾燥剤)
実践!靴磨き&日々の楽ラクお手入れ方法
nullでは早速、靴磨き&日々のお手入れを始めていくことにしましょう。作業手順は以下のとおりです。
<靴磨き>
(1)汚れを払い落とす
まずは、古歯ブラシを使って、靴についた泥や草などの固形の汚れを払い落とします。
(2)汚れを拭き取る
次に手に軍手ぞうきんをはめ、靴をなでながら汚れを取り除きます。細かいすき間も、指を1本いっぽん使ってきれいに拭いていきましょう。
(3)靴墨をつける
汚れを取り除いたら、もう1本の古歯ブラシに靴墨をつけて、靴を磨いていきます。
(4)仕上げ磨きをする
靴墨で靴全体を磨いたら、三つ編みストッキングで靴全体をくるくると優しくこすりながら、仕上げ磨きをすれば完成です。これで靴がピカピカになりますよ。
<日々のお手入れ>
(1)ペットボトルに水を入れる
用意した空のペットボトル2本に、それぞれ水を9割ほど入れてフタを閉めます。この水が、重しの代わりになるため、ペットボトルの転倒を防ぐことができます。
(2)靴の換気をする
靴をそれぞれペットボトルに引っかけて、靴の中の換気をします。
(3)乾燥剤を入れる
ある程度換気をしたら、乾燥剤を靴の中に入れて、靴の中の湿気を取り除きます。食品の乾燥剤は、日ごろから集めて保管しておくといろいろと使えて便利ですよ。
なお、この日々のお手入れについては、革靴だけでなくスニーカーやパンプスなどいろいろな靴も同じ方法でお手入れすることで、靴内の湿気やカビを防ぐことができますよ。
後回しはダメ!毎日できるお手入れテク
null1日履いた靴はニオイや汚れが気になるもの。靴は洋服のように洗濯ができない分、普段からお手入れに気を配る必要があります。1日履いて帰宅したあとは汚れを取り除いたうえで、すぐに先ほどのペットボトルに靴を引っかけたり、壁に立てかけるなどして、中の湿気を取り除くようにしましょう。
いかがでしたか? 服は毎日お手入れしても、靴のお手入れはあまりしないという人も少なくないはず。ご紹介した方法できちんとお手入れすることにより、自分の印象を良くすることができるのはもちろん、靴を置く玄関を輝かせることも可能です。履いた靴は汚れや湿気をしっかり取り除いたうえで、常にピカピカに磨いておくようにしましょう。
構成・文/土田奈々子
【参考】
高橋ゆき(2014)『楽ラク掃除の基本』(学研パブリッシング)
高橋ゆき(2014)『可愛くなる家事』(サンマーク出版)
『家事大学1級・2級 家事研究員資格講座テキスト』-日本講師支援機構
【取材協力】
家事代行サービスの株式会社ベアーズ取締役副社長。 キッズからシニアまで暮らしの向上を研究し、家事のスペシャリストとしてテレビ・雑誌などで幅広く活躍中。おそうじは、”楽ラク(楽しく、楽に)キレイ”をテーマに、身近にあるもので様々なアイディアグッズを開発。2015年 には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦を開始。2016年のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でも家事監修を務める。 書籍「楽ラク掃除の基本」(学研プラス)が好評発売中。