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3人に2人は掃除が足りてない!? ダイソンが教える「寝具の正しい掃除方法」

だんだんと暖かくなり、衣服はもちろん布団など寝具も衣替えのシーズンです。「そういえば、寝具ってどう掃除するといいんだろう?」というギモンに、掃除のプロである『ダイソン』が、寝具の掃除方法を教えてくれました! 衣替えのときだけでなく、日々の定期的な掃除ができていないと、寝具が傷んだり、快適な睡眠の妨げになったりと悪影響が。改めて寝具のお手入れ方法について学んでいきましょう。

7割の人が寝具に掃除機をかけていない!

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ダイソンの調査(※)によると、多くの人が床面には定期的に掃除機をかけているものの、他の場所に関しては見落とされがちという傾向が分かりました。寝具に掃除機がけをする人の割合は28%。7割以上の人が寝具に定期的に掃除機を使用してしていないことになります。

しかし、温かく、睡眠中にかく汗などの湿気のある寝具はダニの生育に適した環境。雌のチリダニが1匹でも寝具に入り込み産卵を始めるだけで、その寝具はダニの繁殖地に変わってしまう可能性があります。

※世界11カ国、12,309人を対象に実施。米国、オーストラリア、日本、中国、韓国、フランス、英国、ドイツ、スペイン、イタリアおよびトルコが含まれる。2021年11月15日から11月24日にかけて実施。

その常識、実は間違い?寝具掃除の意外な誤解3つ

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1:定期的にシーツ類を洗濯すれば十分?

シーツ類でマットレスを覆い、これを定期的に洗濯、取り替えを行うことは寝具をより清潔に保つ良い方法です。しかし寝具をしっかりと清潔に保つには、実はこれだけでは不十分。

シーツ類やマットレスなどの繊維素材には、その性質上多くの穴が存在しています。 そのため、目に見えにくい微細なホコリや皮膚片、ダニの死骸やフンなどが寝具、マットレスの中に入り込んでしまいます。

2:寝具のスチーム洗浄はダニの抑制に効果的?

一般的なスチーム洗浄の温度は121℃と132℃の2種類があり、これはさまざまな表面上の微細生物を死滅させるのに十分といわれています。しかしそれを寝具マットレスに使用するとマットレスが湿るため、ダニの繁殖に適した環境を生むだけでなく、カビの繁殖まで引き起こす可能性が!

また、寝具マットレスの厚さを考慮すると、寝具マットレスの奥深くまで入り込んだダニに効果があるかは疑問です。

3:紫外線ライトで寝具の消毒?

紫外線を使用して消毒する掃除用の機器もありますが、ダニの成虫を効果的に死滅させるためには近距離での1時間もの長時間紫外線を当てる必要があることが研究で明らかになっています。

ダイソンの微生物研究者が教える「寝具掃除の4ステップ」

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ステップ1:シーツなどの寝具類を洗濯する

シーツと毛布などの寝具類を洗濯します。できれば60℃前後の高温で洗うとより効果的です。 週に一度は寝具を洗濯・交換しましょう。

ステップ2:寝具掃除機に適したツールを用いて掃除機がけ

ダニは、爪でマットレスの奥深くの繊維にしっかりとしがみつくため、取り除くのが難しいのです。 寝具マットレス掃除に適したツールが付属している掃除機を使用して、寝具マットレスに潜むハウスダストをしっかりと取り除きましょう。 週に一度、可能であれば2回以上を目標に。

ステップ3:手の届きにくい場所に重点的に取り組む

寝具そのものだけでなく、ホコリはベッドと壁、マットレスとベッドの隙間などにも溜まるので、掃除機できれいに吸い取ります。

ステップ4:裏返し、同様に掃除機がけを行い、ベッドメイキングへ

寝具マットレスを裏返して裏側にも掃除機をかけます。そのあと、湿気を残さないよう風通しをしたうえで、ベッドを整えます。

いかがでしたか? 特別な道具や器具がなくても、シーツなどの洗濯や小まめに掃除機をかけることで寝具の中のダニやホコリを大きく減らせるんですね! 目に見えないだけに対応が遅れがちですが、快適な睡眠と健康のために、ぜひ掃除機を上手に活用してみてください。

 

【資料提供】ダイソン

https://www.dyson.co.jp/

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