手間がかかる場所に苦手意識を感じています
null普段使わないベランダは広範囲なうえ寒さとの戦いも
「2階のベランダ掃除。洗濯にも使わないし普段ベランダに出ることもないのですっかり忘れがち。その上雨汚れがカビ汚れにもなっていて、掃除をするとなると時間も体力も使うのでいっそベランダを作らなければ良かったと後悔するほどの場所です」(響子さん)
「大掃除で苦手な箇所は、ベランダの床掃除です。理由は、掃除頻度が少ない場所のため、やはり汚れが蓄積されやすいというところ。わが家のベランダは広範囲であるというところも伴い、なかなかいつも気が進みません」(eriさん)
ベランダは天気の影響も受けやすく広範囲に汚れてしまうのが困りもの。広いベランダは憧れるものの、キレイに保つためにはけっこうな手間がかかりますよね。ベランダに限らず窓掃除などの“外の水仕事”はツライ!という声も。
「大掃除で一番苦手なのは“寒い時期に水を触ること”です。ただでさえ外に出たくないのにこの時期に外で水を触る掃除は修行のよう……」(Nagisaさん)
小さなエリアのわりに掃除が手間なお風呂場
「お風呂場。濡れる……。普段あまり掃除しない天井や高い位置の壁、ドアのルーバーになっている部分など汚れを発見するとこまめにできていないことを反省。狭い場所なのにキレイにするのに時間がかかる点も苦手です」(ゆきさん)
「水回り。特にお風呂場。さまざまな種類の汚れがたまるので、都度クリーナーを使い分けなくてはいけないのが面倒」(海老原葉月さん)
「わかる〜!」と大きく頷いてしまうのがお風呂場の掃除。普段から掃除をしていても、見えないところに汚れがたまりがち。カビ、ピンクぬめり、皮脂汚れ、水アカ、石けんカス……とさまざまな汚れに時間も手間もかかります。
毎日使うけど掃除やお手入れが手間!なところも
「お布団のお掃除。布団にはハウスダストやダニがついてるから。特に秋から冬先にかけて増えるダニの死骸。子どものためにも清潔を保ちたいと思いつつ、結構体力が要るので苦手です」(Ayakaさん)
「冷蔵庫内の大掃除が、とても大変だと感じます。普段は、アルコールで庫内を拭き掃除していますが、大掃除では棚板などのパーツを外して、一つずつ洗って、乾かして元に戻していきます。棚板が大きくて洗いにくく、水分を拭いていくのもけっこう一苦労です。
自動製氷機の掃除も、製氷機内部が見えなくてきれいになったか分からないところが不満です。給水タンクもパーツを外してこまめに掃除するのが手間で、結局自動で氷を作ることを止めてしまいました。今は、100均で購入した製氷皿で、1日~2日で使い切れる量を手動で作っています」(のぞみさん)
大物の布団は家族全員分となるとそれこそ重労働! パーツが多く、物をどかしながらの作業になりがちな冷蔵庫掃除は、食品を入れておくところだけにキレイにしたい気持ちとは裏腹に掃除が億劫に感じやすい場所でもありますね。
掃除の「ココ苦手」を軽くするには…
null響子さんはお風呂用の充電式ポリッシャーをベランダに活用!
「お風呂場用の充電式バスポリッシャーの付属ブラシの1つをベランダ用にしています。
コードレスで長さを調節できるので汚れを取るのに腰を屈める必要がなく、電動なので手動で掃除をしていた時を考えると非常に楽になりました」(響子さん)
eriさんは高圧洗浄機&カインズのスポンジのW使い
響子さんと同じくベランダ掃除が苦手なeriさんは2つの力いらずのアイテムを活用。
「ベランダ掃除(窓掃除)の時は、いつも高圧洗浄機を使うのですが、落としきれなかった細かな汚れはカインズの“玄関タイルの汚れを落とすブラッシングスポンジ”を使用するようになりました。
こちらを使うようになってから、気が進まなかった広範囲の床掃除も気軽に取り組めるようになりました。理由は、W繊維(ブラシ繊維・吸着繊維)のおかげであまり力を入れずにお掃除ができるからです。水だけで落ちるというところも嬉しいポイントでした。スペアスポンジも販売されているので、汚れても交換可能で安心です」(eriさん)
渚さんは「少しずつ」で大掃除の負担を軽減
「寒いときにやりたくない大掃除は秋のうちに済ませます。ベランダやシロッコファン、網戸や窓の掃除は早めにやっておくだけで気持ちもスッキリ。
年末年始に少々汚れていてもあまり気にしません! 毎日の掃除のついでに少しずつ大掃除が終わるように、小さくタスクを分けたリストを作ってモチベーションを上げています」(Nagisaさん)
同じく外の水を使った掃除が苦手というNagisaさんは、大掃除を細分化して秋から日々のお掃除の“ついで”にすることで大掃除のハードルを下げているそう。アイテムを取り入れるだけでなく効率的に作業すれば、年末に慌ただしく掃除をしなくても済みそうですね!
ゆきさん&海老原さんは汚れを予防してお風呂場掃除をラクに
「普段から置いておくものは最小限に。浮かせる収納で掃除しやすくしておくようにしています。 普通のお風呂場ですが、ホテルを目指してシンプルにしていくことがモチベアップになっていて、towerのマグネット収納で近づいてきたかなと感じています。
また、浴室乾燥用の物干し竿はほとんど使っていなかったので数年前に外しました。けっこうサビが出ていたり汚れもあったりして、使っていないのに残念だった記憶があります。 物干し竿を外しただけでお風呂場全体の見た目がスッキリ」(ゆきさん)
「カインズの汚れ防止用撥水剤で、汚れが溜まりにくいよう工夫しています。頑固な汚れが減らせるので、かなりラクになりました!」(海老原葉月さん)
毎日使う水まわり部分は、どれだけ汚れがつかないようにするかで大掃除のハードルが下がります。ゆきさんの浮かせる収納、海老原葉月さんの『カインズ』の「汚れ防止用撥水剤」を使う方法のどちらも取り入れやすいので、お風呂掃除が苦手な人は試してみる価値がありそうです。
Ayakaさんは布団を洗う頻度を減らす家電にお任せ
「とにかく家電に頼る! アイリスオーヤマの布団クリーナーと布団乾燥機はとにかく布団がふわふわに。
布団クリーナー(ハイパワータイプですが)は吸引した後の埃がたまったゴミ受けをみるとゾッとします! でも洗って干すという手間が少しだけ少なくなり、ふわふわにキレイになったお布団に毎回なるのでやって良かった!と次のモチベーションにつながります」(Ayakaさん)
冬は特に厚手の毛布や布団などを重ねることが多いので、お布団のお手入れの手間も倍増しますよね。家族がいればその人数分の布団をお手入れする必要があると思うと、なかなかツライ! 布団乾燥機やクリーナーを普段から使うことで、「洗う」「干す」の手間が減るだけでなく、日々の快眠にもつながりそうです。
のぞみさんは「掃除道具のお手入れ」をなくして負担を軽減
「使い古しのタオルを小さくカットしておいたり、使い捨てキッチンダスターやハンディモップ、ウェットシートを活用したり、“汚れた掃除道具のお手入れ”の手間を省くようにしています。
汚れた雑巾やバケツで何度も洗ったり、布巾を洗って消毒したり、その後に干したりするのも、結構手間だと思うのです。汚れを拭き取ったらそのままポイっと捨てられた方が、掃除に取り掛かるハードルがぐんと下がります。
捨ててしまう前にできる限り汚れを拭き取ろうとして、結果的に隅々まできれいに拭き上げている、という効果もあると思っています」(のぞみさん)
頼れる掃除アイテムでも、お手入れが必要だと結局その手間がつらくなってきます。大掃除は特に多くの場所を掃除するので、のぞみさんのアイディアは目からウロコ! 大掃除前にクローゼットの衣類やタオルの見直しをすれば、ダスターとして大掃除で再利用できるのもエコで嬉しいですね。
kufuraメンバーズ・プロのみなさんも掃除が苦手なところがあって、それぞれに克服するための工夫を凝らしていました。整理収納のプロでも苦手なお掃除があると思うと「自分だけじゃないんだ」という妙な安心感が芽生えたのは、筆者だけではないはず……! 紹介してくれたアイディアはどれも取り入れやすいものなので、ぜひみなさんの“掃除の苦手”の参考にしてください。
構成/kufura編集部
kufura公式アンバサダー。整理収納アドバイザーの資格をもつ女性8名のメンバーで構成。整理収納のコツや日々のくらしについて発信中。