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秋のうちに「前倒し大掃除」しておくとラクになる場所を調査!真冬の年末掃除も安心

家の中には、あっという間に汚れる場所とゆっくりと汚れていく場所がありますよね。

生活空間から見えにくく、手入れに時間がかかる場所の掃除は、年末の“大掃除“に思い切って着手している家庭が多いと思いますが、中には秋の“前倒し大掃除”に適した場所もあるようです。

『kufura』 編集部は、20~50代の女性に、秋のうちに“前倒し大掃除”をしている場所について聞いてみました。

寒くなる前に「窓まわりの本格掃除」

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今回のアンケートで最も多かったのが、窓まわり。家中の窓を開け放しても寒さの気にならない季節に窓まわりを一気にきれいにしてしまおう、という声です。

「天気の良い日に窓掃除。12月だと窓を開けるのが寒いから」(42歳・主婦)

「網戸を外して洗う。夏の間よく使った網戸を外してきれいに洗います。年末になると寒くてやりたくないので、暖かい今のうちにやっておきます」(57歳・主婦)

「窓拭きや家のまわりの掃除。冬になると寒いので、水を触ったり外の掃除はつらいため」(36歳・その他)

「昔、網戸やガラス拭きも年末にしていましたが、近年、夫がマメに掃除していますので、大掃除としての大変さがなくなりました」(59歳・主婦)

冷たい水が体にこたえる冬が来る前に窓の隅々まできれいにしておくと、寒い季節には結露をこまめにふきとる程度で済みそうですね。

さらに、窓掃除をしている間にカーテンの洗濯も。

「カーテンの洗濯は結構枚数が多いので、できれば秋口から少しずつやります」(44歳・主婦)

「暑い日にカーテンを洗って脱水後すぐ掛けると涼しいしすぐ乾く」
(41歳・主婦)

秋のカラっとした空気の日に洗濯すれば、乾きにくい繊維もよく乾きそうです。

キッチンの「油汚れ」は秋こそキレイに

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キッチンは日常的な手入れが必要な場所ですが、換気扇やガス回りの“蓄積汚れ”に挑む大がかりな本格掃除は「冬よりも秋のほうがよい」という声がありました。その理由は油の特性にありました。

「キッチンの油汚れは暖かいうちに落とした方が時間短縮になるから」(49歳・総務・人事)

「キッチン周りの油は気温が暖かいうちにやるほうが落ちやすいから」(27歳・パート・アルバイト)

「キッチン周りの油汚れを早めに少しずつ掃除する」(55歳・主婦)

寒い部屋で水道の冷たい水を使って掃除しても落ちにくい油汚れ。汚れがゆるみやすいうちに、大がかりな掃除をやっておくと、光熱費の節約にもつながりそう。

ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんに教えていただいた、重曹でコンロ周りの汚れを落とすテクニックも参考にしてみてくださいね!

面積が広すぎるから「壁ふき」は少しずつ

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家中の壁を掃除するのは重労働。後で大変な思いをしないよう、時間があるときに計画的に進めている人がいました。

「壁をふく掃除。夏の間は湿気を吸っているので、乾燥している今だからできる掃除です」(53歳・その他)

「壁の汚れふき。範囲が広いので今からやっておかないと年末に一気にしようと思うと大変」(57歳・主婦)

「キッチンの壁掃除。早めにやると後が楽」
(49歳・主婦)

今週はリビング、来週はキッチン……というように、いつもの掃除に少し労力を足すことで、年末には気持ちの良い壁紙に囲まれて過ごせますね。湿度の低い秋こそ、広い面積を水拭きしても乾きやすいというメリットもあるようです。

衣替えついでに「クローゼット整理」でスッキリ

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薄手の衣類をしまって真冬のコートやセーターを出すついでに、不要な物を処分する“断捨離”や、クローゼットの掃除を済ませるという声も。

「衣類収納の大掃除。秋冬の衣替えの時に済ませてしまいます」
(41歳・その他)

「衣替えの大きな物のクリーニングや洗濯」(33歳・広報・広告・デザイン)

「連休がある時に少しずつ気になるところから順番に掃除する。季節の変わり目で衣替えするタイミングで服を整理したりします」(25歳・営業・販売)

「衣替えと同時にいらない服、小物、ぬいぐるみ等を売りに行く」(36歳・主婦)

つい物をため込みがちなクローゼットは、季節の変わり目が整理どきですね。

「不要品の処分」は余裕をもって

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年末年始はゴミの収集が止まってしまう自治体は多いと思います。それなら秋のうちに不要なものを処分しておく、いう声も。

「倉庫の掃除です。いらないものが沢山出てくるので早めにゴミを出しています」(46歳・総務・人事)

「今年使わなかったものを少しずつ捨てています」(50歳・財務・経理)

「不用品を捨てる」(46歳・その他)

自治体や量販店に申請が必要な大型ゴミや家電ゴミを年内に処分する場合には、早い時期に着手しておくとよさそう。

秋のうちから「ほどほど掃除」をどんどん進めている人も…

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今回の回答では、年末の“ガッツリ大掃除”ではなく、日ごろからこまめな”ほどほど掃除”を積み重ねているため「大掃除は不要」という声もありました。

「年末の一番寒い時期に掃除をするよりは少しずつ天気の良い日に掃除をしながらお掃除を終わらせるようにしています」(48歳・専門職)

「キッチン周りやお風呂掃除は基本日々の掃除でしっかりやっているので、11月頃からあまり荷物を動かさないクローゼットの中を出して掃除したり、リビングのシーリングファンの掃除、カーテンの水洗い、カーペットの水洗いをします」(37歳・パート)

「毎日キレイにしてるから大掃除なんて必要なし」(44歳・契約社員・派遣社員)

「季節関係なく気になった時に大掃除はしています。この時期は夏のシーズンから秋冬になるということでインテリアをガラッと変えます。その時にベッドを解体して床に溜まったホコリを取ったり、エアコンの清掃をしています」(30歳・パート)

季節の巡りと、掃除にかけるエネルギー配分を見越してた“掃除貯金”の達人たちの声でした。

 

今回は、秋のうちに掃除するとよい場所についてお届けしました。

あちこち掃除をしたいところはあっても、体力は有限。

外気が心地よく、水分が乾きやすく、体が動かしやすい秋のうちから少しずつ進めていくと、慌ただしい年末に余裕をもって過ごせそうですね。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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