安心・安全で汚れに強い「重曹」を上手に活用しよう!
null近年は、お掃除に欠かせないアイテムとして「重曹」が人気です。重曹は自然界にある天然素材で人体にも無害なので、お子さんやペットがいるご家庭などでも安心して使うことができ、環境にも優しいのが嬉しいところ。
重曹は弱アルカリ性で、油や皮脂など酸性の汚れを中和する作用があるので、キッチンやホットプレートなどのキッチンアイテム、お風呂の掃除などに大活躍してくれます。また、水垢に強く、細かな粒子による研磨作用や吸湿消臭効果などもあるため、あらゆるところのお掃除に使うことができます。
お掃除の際は、重曹を粉末のまま汚れに振りかけたり、消臭剤として使ったりするほか、水と混ぜてペースト状にしたり、液状にしてスプレーするなど、いろいろな使い方が可能。重曹の上手な使い方をマスターして、家の中のいろいろなお掃除に活用してみてください。
なお、重曹はアルミ製品に使うと黒ずんでしまったり、畳や表面が加工されていない木製素材などに使うと変色する恐れもあるため注意が必要です。また、人体に無害であるとはいえ、お掃除用の重曹は食品用と違って純度が低いので、小さいお子さんなどが誤って口に入れたりしないよう気をつけましょう。
お掃除の前に3つのアイテムを準備しよう!
nullホットプレートをきれいにするために、まずは次の3つのアイテムを用意してください。
(1)キッチンペーパー
厚手のものがお掃除向き。正方形に近い形が使いやすいです。
(2)重曹ペースト
重曹ペーストは、こびりつき汚れに効果的。重曹と水を6:4の割合で混ぜ、ポタっと垂れるくらいの固さにするのが基本です。なお、汚れがひどい場合は、ペーストを固めに作るのがおすすめです。
(3)スポンジ
実践!ホットプレートの楽ラクお掃除方法
nullでは早速、ホットプレートのお掃除を始めていくことにしましょう。作業手順は以下のとおりです。
(1)キッチンペーパーで四隅を拭く
ホットプレートは四隅に油汚れや固形の汚れがたまるので、まずはキッチンペーパーを使ってしっかりと拭き取ります。キッチンペーパーは、以下のように折ってから使うと、お掃除がしやすくなりますよ。
<お掃除用キッチンペーパーの折り方>
(a)キッチンペーパーを1枚用意し、三角形になるように半分に折ります。
(b)三角形の底辺の真ん中辺りを、利き手の人差し指と薬指ではさみ、中指はキッチンペーパーの裏側に添えます。
(c)三角形の頂点を底辺に向かって半分くらいのところで折り、そのまま頂点を親指で押さえます。
(d)台形になったキッチンペーパーの左部分を後ろ側に折って、中指にはさみます。
(e)右部分は手前側に折って、端を小指でしっかりと押さえます。
キッチンペーパーなら本体をキズつけることなく、四隅にたまった汚れを指先を使ってきれいに落とすことができます。ホットプレート使用後の、温かいと感じる程度の余熱があるうちにお掃除をすると、汚れが落としやすくなってお掃除がグンと楽に。なお、やけどには十分注意してください。
(2)重曹ペーストをのせる
次に、ホットプレートの表面に、パール大の重曹ペーストをランダムに数カ所のせていきます。
(3)スポンジで磨く
重曹ペーストをスポンジになじませるようにしながら、表面と四隅を優しくこすってお掃除していきます。この際、スポンジは必ず柔らかい面を使うようにし、ホットプレートにキズがつかないよう注意しましょう。
(4)流水で洗い流す
重曹ペーストは白浮きしやすいので、白浮きが残らないよう水でしっかりとすすぎ洗いをします。そのあとは水けを拭き取り、しっかりと乾燥させてからしまうようにしてください。
焦げつき汚れもきれいに!プラスアルファの小掃除テク
nullホットプレートは食べ物を調理するためのものなので、常にきれいで清潔な状態を保つようにすることが大切です。汚れをしっかり落として、きれいな状態を保つためには、まだ余熱が残っている温かい状態で汚れを拭き取るのがポイント。これだと汚れがまだ固まる前なので、汚れがするんと落ちやすく、楽にお掃除をすることができます。
なお、焦げつき汚れについては、酢やクエン酸で磨くときれいに落ちます。ただし、濃度が濃すぎるとプレートの表面がはげてしまうこともあるので注意が必要。まずは、酢と水を2:3の割合で薄めたものを使ってお掃除をし、汚れが落ち切らない場合はそこに少しずつ酢を足していくようにするといいでしょう。
いかがでしたか? ホットプレートは、時間が経てばたつほど汚れが固まって落としにくくなるので、まだ余熱が残っている温かい状態でお掃除を始めるのがポイント。使用後なるべく早めのお掃除を心がけ、常にきれいで清潔な状態を保つようにしていきましょう。
構成・文/土田奈々子