今回は20代~50代の500人の女性に「お弁当作りの際に最も役立つと思う“時短ワザ”」についてうかがいました。
皆さんが実践している9つの時短ワザをご紹介します。
1:「すきま埋め食材」を活用
null「えだまめの爪楊枝刺し。すきま埋めになり見た目もかわいい」(31歳・総務・人事・事務)
「ポークウインナーなど焼くだけのものを使う」(25歳・その他)
「プチトマトのように、調理しなくてもいいもの、形が崩れにくいものを持って行くこと」(45歳・その他)
「ブロッコリーなど冷凍野菜。保冷剤代わりとすきま埋めに利用」(50歳・技術職)
定番のすきま埋め食材は、ブロッコリー、枝豆、プチトマト、ウインナーなど。調理が“ゼロステップ”“ワンステップ”で済む食材は、ちょっと余ったお弁当のすき間にフィットします。
2:材料は同じでも「調理がラクなレシピ」を選択
null「卵焼きを作ると時間がかかるので、スクランブルエッグにする」(39歳・その他)
「ハムと生卵を小皿に入れ、塩コショウをし、黄身につまようじで穴をあけ、サランラップをしてレンチンして、簡単ハムエッグ」(50歳・総務・人事・事務)
「おにぎらず。手が汚れないので楽です」(30歳・主婦)
卵はスクランブルにして形成する時間を短縮。お米をのりで包んで“おにぎらず”にして握る時間を短縮。おにぎらずはおかずも具にできるので、アレンジの幅が広がりますね。
3:自然解凍のものが便利!「市販の冷凍食品」は強い味方
null「自然解凍できる冷凍食品は、凍ったまま弁当箱に入れるだけで食べる頃には丁度よく解凍されている」(40歳・その他)
「自然解凍できる冷凍食品を常備。飾りのミニトマトも洗ってヘタを取って冷蔵庫に常備してます」(53歳・その他)
「冷凍食品を上手に使うことですね。ニチレイという名のシェフ任せ。チンの音源でできあがり」(51歳・その他)
自然解凍できる市販の冷凍食品を活用することで、加熱の時間も節約できます。お弁当が傷みやすい季節には、冷凍食品が保冷剤代わりになるという声もありました。
4:「自家製冷凍食品」で安くすませて時短もかなう
null「余ったグラタンを小分けしてカップに取っておくと、オーブンで焼くだけなので、時短になる」(45歳・研究・開発)
「常備菜はシリコンの小分けパックごと冷凍」(57歳・その他)
「冷凍自家製お惣菜を作りためておく」(43歳・その他)
「夕食のおかずを毎日少しずつお弁当カップに入れて冷凍しておくとチンするだけで一品完成するので便利です」(45歳・主婦)
「小松菜。生の小松菜を冷凍したものを、常温で解凍するとそのまま使える」(59歳・主婦)
「冷凍しておいたハンバーグなどを焼く。時短になり良い」(46歳・主婦)
「人参をいちょう切りにしてゆでたものを大量にジップロックにいれて冷凍したものが重宝します。オレンジ色なのでお弁当の色あいがきれいになって助かる」(52歳・主婦)
調理済みのものをお弁当用のカップや冷凍保存用のタッパーに取り分けて、“自家製冷凍食品”をつくることで、時間と費用の節約に。グラタン、ハンバーグなどのひき肉料理、ボイル野菜などを冷凍している例が目立ちました。
5:片付けもラクな「仕切りつきフライパン」で同時調理
null「仕切りがあるフライパンを利用して卵とソーセージなどいっぺんに焼く」(37歳・総務・人事・事務)
「3種類同時に炒められるフライパンを利用しています」(57歳・企画・マーケティング)
「4つ仕切りのあるフライパンを使って、4品一気に作る」(49歳・医師)
仕切りのあるフライパンの種類はかなり豊富。厚焼き玉子をつくりながら、炒め物ができるフライパンを使えば調理時間が短縮できるだけでなく、洗い物も少なくできますね。
6:仕切りなしのフライパンで複数おかずを作る方法
null「小さなフライパンで複数のおかずを一気に調理。ホウレン草とベーコンをバターで焼きながら、カップに入れた目玉焼きを焼いて、ハンバーグ、ウインナーに火を通している間に、できあがった物からつめて、すきまにミニトマトを入れます」(34歳・主婦)
「卵焼きとソーセージを焼くのと、冷凍ポテトの解凍を全部同じフライパンのなかで、作業する」(37歳・コンピュータ関連技術職)
「炒める際の油を統一して、同じフライパンを洗わずに何度も使えるよう順序を考えて作る」(26歳・その他)
「ワンパンクッキング。一つのフライパンで弁当の具になるものをすべて作ります」(29歳・総務・人事・事務)
仕切り付きのフライパンを買わなくても、1つのフライパンの中で器用に複数の調理を済ませている人も見受けられました。汁気が少ない食材を少しずつ調理する場合には1つのフライパンでも完結しそうです。
7:前日夜に弁当箱に詰められるものは詰めて冷蔵庫へ
null「夕御飯のおかずを多目に作り、お弁当箱に詰めて冷蔵庫で保管。朝はご飯だけ詰める。できるだけ夜に準備する」(42歳・その他)
「おかずは前の日に詰めて冷蔵庫へ。朝は米を入れるだけでよいので楽」(30歳・主婦)
「夜作って、冷蔵庫に入れておく。朝のお弁当作り時間0分です」(48歳・総務・人事・事務)
調理済のおかずや夕飯の余りなど、詰められるものはお弁当箱に詰めておくという方法です。当日には調理が必要なおかずやご飯を詰めて完成!
8:前日に仕込んで「加熱するだけ」にしておく
null「肉に下味をつけておいて焼くだけ」(58歳・その他)
「キャベツとピーマンの千切りをタッパーに入れて冷蔵庫にストック。朝シリコンカップに入れて味塩コショウを振りかけレンジにチン。そのままお弁当箱に入れる」(43歳・その他)
「揚げ物は作り置きとして小さ目に揚げて作り大量に作り置きをしておき、朝はオーブンでサクサクにチンします」(54歳・その他)
前日に下ごしらえをしておいて、炒めるだけ、焼くだけ、チンするだけにしておくと、朝、できたてのおかずをお弁当箱に詰められますね。
9:おかずはなし!一品弁当
null「白ご飯とスープジャーに温めたレトルトカレーをいれるだけ」(47歳・営業・販売)
「パスタ弁当にする」(29歳・営業・販売)
このように、レトルトカレーやパスタなど、一品料理ですませるケースも。他には熱湯を持参して、カップ麺やスープを作るという声もありました。寝坊したときには、こんな方法もありかもしれません。
以上、今回はお弁当の時短ワザをご紹介しました。
皆さんがさまざまな技を駆使して朝の3分、5分を捻出していることが伝わってきます。 傷まないように注意しながらも、短時間で美しく詰められたお弁当は、知恵と工夫の結晶です。もし、誰かにつくってもらったら「ごちそうさま」と伝えてくださいね!