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バブル世代に聞いた、円高時代に「買ってよかった」「買って後悔した」ブランド品

物価上昇の勢いが止まらず、特に輸入品の価格は2倍、3倍も当たり前!? 生活費が上がってしまった今、「もうブランド品なんて買えない!」なんて声もよく聞かれます。ここまで円安が続くと、「もっと円高時代にブランド品を買っておけばよかった」と思った人も多いのでは? そこで今回kufuraでは、40~60代男女568人に「バブル時代や円高時代に買っておいてよかった」と思うブランド品について調査。ついでに「買わなくてよかったもの」についても聞いてみました。

3割が円高時代にブランド品を購入!ルイ・ヴィトンが人気

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まずは「バブル時代」「円高時代」にブランド品を購入した経験があるかを尋ねたところ、「購入した」と言う人は31.4%(178人)と3人に1人程度であることが判明。さらに「購入した」と言う人に、そのブランド名を尋ねたところ、最も多かったのは「ルイ・ヴィトン」で11.8%(21名)でした。

「バブル時代」「円高時代」に・・・

購入したブランドTOP5

1位 ルイ・ヴィトン・・・11.8%(21人)
2位 エルメス・・・4.5%(8人)
3位 バーバリー・・・2.8%(5人)
4位 グッチ・・・1.7%(3人)
4位(同率)クリスチャン・ディオール・・・1.7%(3人)
4位(同率)ティファニー・・・1.7%(3人)
4位(同率)カルティエ・・・1.7%(3人)

ちなみにブランド品の購入場所については、6割近い人が「日本の店舗」と回答。次いで「海外の店舗」が3人に1人程度、アウトレットやオンラインストアで購入している人は少数でした。

「バブル時代」「円高時代」に・・・

ブランド品を購入した場所TOP5

1位 日本の店舗・・・57.9%(103人)
2位 海外の店舗・・・33.7%(60人)
3位 日本のアウトレット・・・4.5%(8人)
4位 オンラインストア・・・2.2%(4人)
5位 海外のアウトレット・・・1.7%(3人)

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買っておいてよかったブランド品、1位バッグ、2位時計

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続いてバブル時代や円高時代に「ブランド品を購入した」という178人に、「買っておいてよかったブランド品」について尋ねてみました。最も多かった回答は、王道の「バッグ」で約3割、次いで「時計」「財布」と続きました。「服」「靴」「アクセサリー」を挙げる人はごく少数。やはりすぐにトレンドが変わったり、体型の変化によって使えなくなる物は、たとえハイブランドであっても、「あの時買っておいてよかった」とはいかないことがわかりました。

「あの時買っておいてよかった」と思うものTOP5

1位 バッグ・・・29.8%(53人)
2位 時計・・・23.6%(42人)
3位 財布・・・12.4%(22人)
4位 靴・・・1.7%(3人)
4位(同率)スカーフ・・・1.7%(3人)
4位(同率)洋服・・・1.7%(3人)
4位(同率)ポーチなどの小物・・・1.7%(3人)

「買っておいてよかった」理由については、「一生使えるから」という人が最も多く39.9%(71人)、次いで「今は値段が上がっているので」という人が34.8%(62人)でした。また4人に1人が「今の経済状態では購入できないから」と回答。さらに「デザインが廃盤になっているから」「オークションなどで高く売れるから」という人もそれぞれ1割程度いました。

流行の変化、劣化…ブランド品は一生モノではない!?

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では逆に「あの時買わなくてもよかった」と思うものはなんだったのでしょう。ブランドに限らず多かった意見としては、「ブランド品であれバッグや財布は劣化が激しい」とか「流行のデザインを発信しているから、古いものはバブルの名残のように見えてしまう」など。

「体型が変わりサイズが合わなくなった」とか「年齢が上がると共にあまり使わなくなった」という意見も目立ちました。中には「ブランド品は使い古しでは結果的にノーブランドと大差はない」とか「結局使わなければゴミになる」という鋭いコメントも。以下、アイテム別にみんなのコメントをチェックしてみると……

スカーフやネクタイ
「当時スカーフが流行っていたので買ったが、派手で一度も使わなかった」(52歳女性/金融関係)
「海外に行くたびにスカーフを買っていたが、全く使っていない」(60歳女性/会社経営・役員)
「ネクタイに凝って多数購入していたが、その後流行が変わりあまりしめなくなった。後から考えると、そのデザインや大きさがやや自分の体格と合わない感じだった」(63歳男性/その他)
「妻にプレゼントしたスカーフは何枚もタンスの中にお蔵入り」(65歳男性/会社経営・役員)ほか

バッグ
「あまりにも持っている人が多くて逆に恥ずかしい」(48歳女性/総務・人事)
「今使うには、デザインが若すぎます」(54歳女性/主婦)
「新シリーズが出ていて今ではあまり価値がない」(55歳男性/その他)
「ポーチを買ったが、小さすぎてあまり使わなかった」(56歳女性/主婦)
「商品の劣化が早く生地のコーティングがボロボロと剥がれたてしまった。日本製の商品が良いと後悔した。」(60歳男性/その他)ほか

時計
「あまり使っていない」(65歳男性/その他)
「そもそも自慢するために買っていたので」(69歳男性/その他)ほか

香水
「使いきれずに置いてるが、もう使いそうにないから」(58歳女性/主婦)

ライター
「なぜあんな物を買ったんだろう。ライターは百円ライターで十分。見栄をはりたかったんだと思います」(49歳男性/その他)

箱入り、シリアルナンバー入りだと、メルカリなどのフリマサイトでは高く売れます。

一生モノと言われているハイブランド品も、デザインやサイズの変化によって使えなくなるものが多いことは確か。買う時はテンションが上がり、絶対にずっと使うと思って買うのに、結局年齢を重ねるにつれて使えなくなる……そんな話が多いようです。しかも使わなければ売ればいいと思っていても、意外と高価買取されないブランドも多いのが現実。なかなか買った当初の思い通りにはいかないようです。

ちなみに円安時代がしばらく続きそうな今は、ハイブランドの買い時とは言えないかもしれません。今こそ海外ブランドより国内ブランドに注目するのもありかも!? こんな時だからこそ将来ハイブランドが買いやすくなる時まで、自分の目を養っておくのも手かもしれませんよ。

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