サイズ調整に特化したダイソーの“切り離さない”カッター!
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こちらがダイソーの「段ボールサイズ調整カッター(JANコード:4-549131-976441)」。ダンボールのサイズを小さくして、よりコンパクトにすることを目的に開発されたカッターです。
100均の商品のため、お値段はもちろん税込み110円なのですが、うまく使いこなせば、それを遥かに上回る金額の節約ができちゃいます。
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ダンボールに手軽に、かつ綺麗に折り線をつけるためのカッターなので、刃はついていますが、カットする機能はなく、浅く折り線をつけるだけ。普通のカッターやハサミと一緒に使う、“切り離さないカッター”なんです。
「段ボールサイズ調整カッター」の使い方
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こちらの「段ボールサイズ調整カッター」、仕組みはいたってシンプル。先端についた刃をダンボールに当てて、横に動かすと浅く切り込みが入り、まっすぐな折り線をつくれる、というものです。刃の部分の透明なカバーが、折り線をつける際、きれいに直線を引くためのガイドの役割を兼ねています。
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カバーを開いて、刃からガイドまでの長さを“折り線をつけたい高さ”に合わせて固定できたら、準備OK。ダンボールのフタ部分に押しつけながら、端から端までぐっと引っ張ります。すると……とっても簡単にまっすぐな折り線が引けました!
もちろん、普通のカッターでも同じことはできるのですが、線がガタガタしてしまって綺麗な線にならなかったり、深く切りすぎて強度がなくなってしまったり、なかなかうまくいきません。
その点このアイテムを使えば、誰でも簡単に、まっすぐで一定の深さの折り線をつけることができるんです。
いざ実践!80サイズのダンボール箱を60サイズに調整。最大310円も節約に
nullまずはダンボールのサイズを確認!
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今回は、大阪に住む友人のお子さんにプレゼントを送ります。準備したのは、同じくダイソーで購入したこちらのダンボール。余談ですが、ダイソーはダンボールや専用の緩衝材などの種類もとても充実しているんです!
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こちらの「A4梱包ダンボール箱」、サイズは約31.5×22.5×13.8cmなので、3辺合計は67.8cm。合計60cmをオーバーしているので、一般的な宅配便のサイズ規定だと“80サイズ”になりますが、あと8cmほど短くすれば“60サイズ”に収まります。(このあたりの計算方法は、のちほど詳しくご説明します。)
実際に中身を入れてみると、高さが8cm以上余っていました。ちなみに、宅配便は各サイズごとに上限重量が決まっていることが多いのですが、今回の中身は軽いものなので、重量規定もクリアできそうです。これで節約できる目処が立ちました!
折り線をつけて、普通のカッターで角をカット
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「段ボールサイズ調整カッター」の刃から透明なカバーまでの距離が、8.5cmになる位置で固定。
本当は、本体に目盛りがあれば巻き尺なしで長さがわかるので、もっと使いやすくなるのですが……いつかダイソーさんが改良版を発売してくれることを期待しましょう。
たたんだ際、フタとなる部分のダンボールの厚みがサイズに影響してしまうので、収めたいサイズよりも0.5~1cmほど長めにしておくのがコツです。
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4つの辺それぞれ、同じ高さで折り線をつけたら、角を普通のカッターで切って調整完了! 中身に対して、ちょうどいい高さに調整できました。線がまっすぐなので、見た目もきれい!
折りたたんで完成!
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新しくつくった折り線に合わせてたたんでいきます。
ここまできたら、あとは折りたたんでガムテープで固定するだけ。
今回は、左右・上下ともに自然にたためるサイズ感でしたが、もし余る部分があれば、内側に折り込むか、余った部分をカットしてしまってOKです。
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確認のために測ってみたところ、13.8cmだった高さが5.7cmに。これで3辺合計は59.7cmなので、“60サイズ”に収まります! だいたい10分ほどで作業が完了しました。中身にピッタリのサイズになったため、箱の中で中身が動いてしまう心配もなくなりました。
さて、使い方がわかったところで、気になるのは「実際にどれくらい節約になるの?」という点ではないでしょうか。
サイズが“80サイズ”→“60サイズ”に小さくなったことで節約できる送料は、もっとも差が大きかった佐川急便(東京→大阪間)で、なんと310円!
下記に、各社の東京→大阪間の通常の発送料金を調べてまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
宅配便、各社の送料を比較…サイズの違いでこんなに節約に!
nullまず、宅配便の「~サイズ」という表記は、
▲サイズ =【縦 + 横 + 高さ】の合計が ▲cm以内
(例:60サイズ =【縦 + 横 + 高さ】の合計が 60cm以内)
というように、3辺を足した長さを表しています。
(今回は、3辺合計67.8cmだったところから、高さを「段ボールサイズ調整カッター」で8.1cm減らして、合計59.7cmにすることで、60サイズに収めることに成功しました。)
また、各サイズごとに重さの上限もあり、サイズが規定以内でも重さがオーバーしている場合には、その重さに合わせた料金が適用されます。
ヤマト運輸の送料
![](https://kufura.jp/wp-content/uploads/2023/06/4-1-e1686634666330.png)
『ヤマト運輸』公式サイトより。表は編集部作成。
まずは『ヤマト運輸』の「宅急便」から。年間23億を超える取り扱い個数(2022年度)を誇る、ナンバーワンの会社です。
先ほど調整した荷物を送る場合は、80サイズだと1,350円に対して、60サイズだと1,060円なので、290円の節約になります。
佐川急便の送料
![](https://kufura.jp/wp-content/uploads/2023/06/sagawa-e1687425344785.png)
『佐川急便』公式サイトより。表は編集部作成。
続いて『佐川急便』の「飛脚宅配便」。260サイズ・50kgまで対応の「飛脚ラージサイズ宅配便」があるのも特徴です。
今回設定した条件だと、60サイズ~160サイズの範囲では全体的に佐川急便の方が料金は低めでした。ただし120サイズがないため、3辺の合計が100cmよりも大きく、かつ120cm以内の場合は、ヤマト運輸の方が安く送れるようです。
先ほどサイズ調整した荷物の場合は、80サイズだと1,280円に対して、60サイズだと970円。310円の節約になります。
日本郵便の送料
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『日本郵便』公式サイトより。表は編集部作成。
最後に、『日本郵便』の「ゆうパック」。金額感は今回比較した条件だと、3社で最も低めでした。また、重さの上限が60サイズ~170サイズまでどれも一律25kgのため、“小さいけれど重い荷物”については、「ゆうパック」が特に安くなる可能性もあります。
今回の荷物だと、80サイズで1,200円に対して、60サイズだと970円。230円の節約になりました。
ただし、「ゆうパック」は2023年10月に平均10%ほどの値上げを予定しているとのことなので、それによってまた結果は変わってきそうです。
送り先やサイズによって金額は異なりますが、ちょっとした調整でこんなに金額が変わるなんて……! 緩衝材なども少なくて済むので、お得な上にエコでもありますね。
手軽に節約できる「段ボールサイズ調整カッター」、ぜひダイソーで探してみてください!
※発送方法や送り先などによって、送料は異なります。
※詳しくは各社の公式サイトをご確認ください。
【参照】※2023/6/13時点
〈ヤマト運輸〉
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/payment/simulation.html?service=TK
〈佐川急便〉
https://www2.sagawa-exp.co.jp/send/fare/input/?type=Normal#fare
〈日本郵便〉
https://www.post.japanpost.jp/cgi-simulator/youpack.php
![編集部・関口](https://kufura.jp/wp-content/uploads/2022/11/MicrosoftTeams-image-117.jpg)
音楽&絵本&甘いものが大好きな、一児の父。文具や猫もとても好き。子育てをするなかで、新しいコトやモノに出会えるのが最近の楽しみ。少女まんがや幼児雑誌の編集を経て、2022年秋から『kufura』に。3歳の息子は、シルバニアファミリーとプラレールを溺愛中。