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今日は「猫の日」!ねこブーム&愛される理由を飼い主エピソードから探ります

2月22日はニャン、ニャン、ニャンの語呂合わせから「猫の日」となっています。日本では数年前から空前の猫ブームが到来! 映画、CM、コミックにひっぱりだこ、猫本や猫カフェも続々と登場し、SNSでも大人気。経済効果も大きく、「アベノミクス」になぞらえた「ネコノミクス」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。

戌年でも、猫の人気は衰えしらず。そこで『kufura』では、10代〜70代の男女500人に猫と犬に関するアンケートを実施。今回はその結果と、飼い主たちの猫エピソードをご紹介しましょう。猫人気の理由が見えてくるかもしれませんよ。

猫と犬を飼った人は「猫派」になる!?

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犬派or猫派どっち? 根強い人気の“犬”エピソードと愛される理由」でもご紹介しましたが、「あなたは犬派ですか? 猫派ですか?」と質問したところ、「犬派」が63.6%、「猫派」は36.4%という結果に。

ペットフード協会による「平成29年 全国犬猫飼育実態調査」の飼育頭数では、2017年に初めて猫が犬を上回るなど(猫:952万6,000頭、犬:892万頭)引き続き大人気の猫ですが、ペットブームをずっと支えてきた犬を支持する人がまだまだ多い結果となりました。

では、飼い主経験がある人ではどうなのでしょうか?

「これまでに犬か猫を飼ったことがありますか?」という質問の回答を集計した結果、「犬も猫も飼ったことがある」のは57人で全体の約1割でした。

どちらも飼ったことがある人では犬派と猫派、どちらが多いのか割合を見てみると……、

猫派・・・56.2%

「断然、猫」・・・14人(24.6%)

「どちらかといえば、猫」・・・18人(31.6%)

犬派・・・43.8%

「断然、犬」・・・8人(14%)

「どちらかといえば、犬」・・・17人(29.8%)

猫派が56.2%を占め、支持を大きく伸ばしました。

「犬も猫も飼ったことがない」人では「猫派」が38%だったので、実際に暮らしてみて猫好きになる人も多いのかもしれませんね。

エピソードからわかる「猫が愛される理由」

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猫は一緒に暮らした人を“猫派”に変える魅力があるのかもしれません。アンケートの回答者から寄せられた“飼い猫エピソード”を見てみましょう。

(1)そばにいてくれるだけで癒される

「トラ猫と、シャムとチンチラのハーフの猫を飼ってました。よく膝の上でお昼寝してて、癒されました」(50歳/女性/主婦)

「毎晩ベッドの中に入ってくるので一緒に寝ています」(38歳/女性/総務・人事・事務)

猫と一緒にくつろいだり休んだりしたことを思い出として挙げる人が多くいました。何気ない日常生活そのものが癒しになるんですね。

飼い主のことが好きすぎて、

「スコティッシュフォールド。お風呂に入るのが好きで入ろうとするとついてくる」(30歳/男性/総務・人事・事務)

という微笑ましいエピソードも。「片時も離れたくにゃい!」なんて声が聞こえてきそう。

一緒に過ごす飼い主との結びつきの強さを感じますね。

(2)遊び好きで賢い

「ニンニョという猫ちゃんはかくれんぼ遊びが大好きだった。見つけられるのを待っていた。思いだします」(67歳/女性/主婦)

「チンチラペルシャで賢く、悪いことは絶対にしなかった」(60歳/男性/コンピュータ関連技術職)

飼い主を遊びに誘ったり家庭のルールを守ったり、まるで人の家族が増えたようです。

「雑種2匹、兄弟で飼っています。猫それぞれ性格が違って毎日見てて楽しいです」(28歳/女性/主婦)

複数匹の猫を飼って個性を楽しんでいる人もいました。

「犬の散歩になるとどこからか出てきて一緒に猫と犬と散歩に行ってた」(72歳/女性/総務・人事・事務)

なんていう猫も。自分が犬を散歩させてあげていると思っていたりして?

(3)思わず笑ってしまうしぐさがかわいい

「雑種の猫で、おっちょこちょいだった。夏に網戸越しで外を眺めていたら、勢いついて網戸ごと倒れ、網戸と道路の間に挟まり、助けを求めていた」(41歳/女性/主婦)

猫は優れた狩猟本能を備えています。視線で動くものを追ったり、走ったり、跳び上がったりするのはいずれも狩りの動作。失敗してちょっとドジを踏むところもかわいいですよね。

「『トムとジェリー』のトムにそっくりでそのまま“トム”と名付けた」(40歳/男性/総務・人事・事務)

愛猫を有名なキャラクターに例えた人も! 思わず笑ってしまうエピソードをたくさん作ってくれたことでしょう。

猫のファンはさらに増えていく?

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先にご紹介した通り、飼育頭数が犬を上回った猫。ですが上述の同調査では、猫の飼育世帯が545万9,000世帯、犬が721万7,000世帯と飼い主の数は犬のほうが多い結果に。

それでも飼育頭数で上回るということは、1世帯で複数匹を飼っている世帯が多いのかもしれません。散歩をする必要がなく、犬ほど手間がかからないため、単身世帯や忙しい夫婦などでも飼いやすいことも理由のひとつなのかも。

そして家庭や住宅の事情などで飼えない人も、猫カフェや“猫島”などの観光地、地域猫には路地裏などでも触れ合うことができるため、今後もますます猫ファンは増えていくのかもれませんね。

 

「愛猫は家族の一員」という人たちだけでなく、飼い主経験がない人にとっても、猫はますます“身近な存在”になっていくのかもしれませんね。

 

【参考】

平成29年 全国犬猫飼育実態調査 – ペットフード協会

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