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すぐ実践したいポイントたくさん!「愛犬のベストショット」プロが教える撮影テク

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お気に入りの毛布に包まってゴロゴロしていたかと思えば、“うーん”と愛嬌ある顔で伸びをしたり……。見るたびにくるくると表情を変える愛犬にメロメロの飼い主さんも多いはず。けれども、いざこの瞬間を写真に収めたい!と思っても、カメラを向けた途端、そっぽを向いてしまったり、動き回ってブレてしまったり、思い通りの写真を撮るのはなかなか至難のワザです。
少しでも可愛い愛犬の1枚を撮るにはどうしたらいいの? そんな思いを叶えるべく、年間3,000頭近くを撮影するドッグフォトグラファーの木田和也さんにペットの写真を上手に撮るコツを教えてもらいました。

「撮影前の心得」まずは犬の性格を理解する

一概に犬といっても、人間と同じでそれぞれ犬には性格があります。飽きっぽい子や落ち着きのない子、おとなしい子。まずはその子の性格を知り、リラックスできる空間を作ってあげることが大事です。

例えば、お家以外の場所で撮るときなど普段と違う環境にソワソワしていたら、周囲をぐるっとお散歩してみたり、ご飯をあげてみたりして気分転換を。

お家で撮る場合でも、元気すぎて落ち着かないときは集中力がなくならない程度に運動をさせてみたり、逆に集中させるためにケージに入れて欲求を高めておく、というのも効果的です。

犬がリラックスできたら、今度は飼い主さんも大きく息を吸って深呼吸。飼い主や撮影者がピリピリしていては、いくら犬をリラックスさせようと努力しても緊張感が伝わっていい写真は撮れません。撮る側も撮られる側もお互いにリラックスして撮影に臨むことがよい1枚を撮る必須条件です。

「いざ実践」撮影は手短に

カメラの操作に手間取っているとせっかくのシャッターチャンスを逃してしまいます。犬が撮影に飽きてしまう前にお気に入りの1枚が撮れるよう、普段からカメラの扱いに慣れておくことが肝心。

まず静物で撮る練習をしておきましょう。スマートフォンなど携帯で撮影するのであればすぐにシャッターがきれるように、カメラアプリをダウンロードしておく、起動しておくなど、なるべく撮影に手間取らないように普段から準備しておきましょう。

実践ポイント5つ

(1)撮影は2人で役割分担

1人はおやつやおもちゃを持ったり、名前を呼んだり、犬の気を引きつける役をし、もう1人は撮影に徹する。2人で役割分担すると撮影がスムーズになります。

(2)連写機能を活用しよう

表情の変化を狙うのなら連写機能がオススメ。食べている瞬間やおもちゃに夢中になっているときに、とにかく撮ってみましょう。狙っていてはなかなか撮れない意外な表情が撮れている可能性があります。

(3)聞きなれない音やおもちゃを用意

カメラに顔を向けてもらうために、おもちゃやおやつ、音を用意しておくとよいでしょう。ただし多用は禁物。名前を何度も呼んだり、「待て」「おすわり」を言い過ぎてしまうと逆効果です。音を鳴らす場合は鳴らす直前から連写を始めると失敗が少ないです。

(4)犬目線で撮る

可愛い表情を撮りたいのなら人間目線で撮るのではなく、犬と同じ視点に立つのがポイント。段差を利用したり、椅子に乗せるなど犬と近い目線で撮ることでグッと魅力的な表情を捉えることができます。

リードをつけて固定するのも効果的です。その際、リードは椅子の間から後ろに垂らすなど写真に写りこまない工夫を。落ち着かない子は狭い所に乗せてあげると意外に大人しくしてくれます。

(5)SNS映えを狙うなら

被り物や小物を周りに置くだけで一気に可愛く、SNS映えします。かわいいバケツや箱を利用してもいいでしょう。横からだけでなく、上から俯瞰した状態で撮ると上目遣いが可愛い、非日常的な写真を演出することができます。

撮影時のワンポイントアドバイス

動きのある写真を撮りたければ被写体を動かそうとするのではなく、撮影する側が動くこと。犬の真正面でなく横からカメラを構え、シャッターを切る前に声をかけると顔だけがこちらを向いた愛らしい姿が撮れるはずです。

そのほか、屋外と屋内でのシチュエーション別で撮影ポイントをいくつか挙げてみたのでぜひ参考にしてみてください。

屋外で撮影する場合

・カンカン照りだと明暗が濃くなり表情が捉えづらいので正午は避け、夕方や明るめの曇りの日を狙うといいでしょう。日陰や木陰で撮ると光が和らぎ、優しい表情が引き出せます。

・黒い犬を撮る際は目の周りの毛をカットしておくと表情がよく撮れます。

・大型犬の場合は撮影者とある程度の距離が必要なので、ペグ(ロープを地面に固定するための釘や杭のようなもの)などを利用してリードを固定させ、離れた場所から撮影するといいでしょう。リードが写りこまないポイントを探して撮ってみてください。

屋内で撮影する場合

目が映ると犬の表情はとてもイキイキします。目にキャッチライト(目に光が映り込んだときにあらわれる白い輝き)を入れるために、クリップライトやスタンドライトなどの光源を斜め上からワンちゃんに当ててあげると効果的です。白い画用紙などを利用してもよいでしょう。

 

いかがでしたか? とにかくたくさん撮ることが可愛い愛犬の写真を撮る第一歩です。普段からバックにカメラを忍ばせ、いろいろな愛犬の表情を撮ってみてください。きっとお気に入りの1枚が撮れるはずです。

 

執筆/清土奈々子 写真提供/木田和也

【取材協力】

※ 木田和也・・・ドッグフォトグラファー。愛犬と飼い主が一緒に楽しめるイベントを全国で開催している『ドッグイベントクラブ』にて、年間3,000頭近くの撮影を行う。

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