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「義理の両親を自宅に招くとき」にモヤモヤしがちなこと…こんなことが気になっているんです

義理の親子という関係性には、悩みがつきもの。関係が良好であっても、元は他人なので、一緒に過ごすなかでモヤッとしてしまう瞬間はあるものです。でも、事前に注意点を知っておけば、よりいい関係性をつくれるのかも……?

今回は、「結婚相手の両親が自宅に滞在することがある」という男女89人にアンケート調査を実施。「自宅に義理の両親が来ているとき、ちょっとだけモヤッとすること」を聞きました。

逆の目線から親世代のモヤモヤをご紹介した前回の記事「自宅に子ども夫婦が来ているとき、子どもの配偶者に対してちょっとだけモヤッとすること」と合わせて読んでみてくださいね!

義両親にモヤモヤするのはどんなこと…?

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家族であっても、血のつながらない義両親。「当たり前」の基準が違ったり、習慣や考え方が違ったりすることも多いようです。

お互いさまで、向こうも同じようにモヤモヤしているのかもしれないとは思いつつ。やっぱり子ども側の立場だと、言いづらいことも多いんですよね……。

1:悪気はないのはわかるけど…「コミュニケーション」のモヤモヤ

「義理の親が遊びに来て、帰る時に“孫のことをよろしくね”と言って帰る。言われなくても自分の子どもなので……。腑に落ちない」(57歳女性/主婦)

「義理の実家は一軒家。マンションの我が家に来るたびに、天井が低いと毎回文句を言う」(40歳女性/主婦)

「義父は耳が遠いので、ついつい自分のしゃべり方が、怒鳴っているような感じになってしまう。仕方ないことですが」(58歳女性/主婦)

別の家なのだから、違いはあって当たり前。それに対して毎回何か言われると、ムッとしてしまう気持ち、わかります。また、挨拶などで交わされるちょっとした一言でも、気になってはいるけど言い出せない……ということがあるようです。

2:なんでもあげちゃう!「孫を甘やかしすぎる」モヤモヤ

「子どもにお小遣いをくれたり、お土産に贅沢品を買ってきてくれたりするのですが、子どもをあまり甘やかさないで欲しいです」(49歳女性/総務・人事・事務)

「義父母と行った時に甘やかされているため、子どもがスーパーなどで遊ぶようになってしまった」(36歳男性/コンピュータ関連)

「義理の母が、特に何もないタイミングで子どもにお金をあげる」(45歳男性/コンピュータ関連)

子育てと違って、かわいいところだけ見ることもできるのが孫育て。積極的に「叱る」必要がないので、つい、「おばあちゃん・おじいちゃん大好き」と言ってほしくて甘やかしてしまうのかもしれませんね。

3:親しき仲にも「マナー・モラル」を守って!なモヤモヤ

「ちょっとどころかモヤっとしっぱなし。バスルームを使った後は汚いし、食事に文句は言うし、できるだけ長く居座ろうとするし……」(54歳女性/主婦)

「喫煙や食事のマナーが合わない」(48歳男性/会社経営・役員)

「部屋を勝手に見られるのが嫌」(43歳男性/金融関係)

これが息子・娘の家でなく、友人宅だったら、きっと同じことはしないのでは?と言いたくなるような、マナー面でのモヤモヤも多数寄せられました。「これはさすがに……」という時は、勇気を出して伝えたほうが、もっと大きなトラブルに発展せずにすむかもしれません。

4:自由すぎる!ちょっとした「わがまま」にモヤモヤ

「外にご飯を食べに行きたいと言い出すなど、とてもわがままで困る。義母は、全部自分の思い通りになると思っているよう」(46歳女性/主婦)

「自分の家のように気を使わない振る舞いをされる時」(53歳女性/主婦)

「自分自身の話しかせず、こちらの話を聞いていない」(40歳男性/その他)

リラックスして過ごしてほしいとは思うものの、傍若無人な振る舞いは別。家族であっても別世帯ですし、なんでも普段通り、というわけにはいかないことを知ってほしいところです。

5:些細なことだけど…「やり方が違う」モヤモヤ

「義理の両親が来て、あれこれ家事を手伝ってくれるのはありがたいのですが、お皿のしまい方やご飯の味付けなど、いつもの我が家のやり方と違うのがどうしても気になってしまいます……。できればやる前に一度聞いてほしい」(32歳女性/主婦)

「私はSDGs的思考。義理の両親は今が良ければそれで良いタイプ。共感を得られるように努力したが結局こっちが折れた」(50歳男性/会社経営・役員)

「料理をたくさん作ってくれるが食べきれない」(44歳男性/その他)

子どもの家といえど、家事などのルールは大きく異なる場合も多いよう。郷に入っては郷に従えの精神で、実家ではどちらかと言えば義両親側が、訪ねる場合は子ども夫婦側が心地いいやり方に合わせるのがマナーかもしれません。

ありがたいけど「ちょっとモヤモヤ」。こんな意見もありました!

「気を使ってか、意見を言ってこないのに、なんだか思うことはありそうな反応をされる。はっきりと言ってくれた方がありがたい」(28歳女性/その他)

「なんでも心配されすぎて、少し息苦しい」(19歳女性/学生・フリーター)

「夫婦喧嘩をし始めたり、お金の使い方があまりにケチくさかったり。いつも子どもの世話でお世話になりっぱなしだけど、モヤッとすることはある」(47歳男性/営業・販売)

感謝しているけど、もう少し信頼してほしい、思ったことを言ってほしいというモヤモヤもありました。「何日もいると、お互いにぎすっとするときがある。程よい日程で会うのがいいと思う」(41歳女性/主婦)というように、なにごとも程々が良いのかも?

モヤモヤすることが「ない」という人も多数。そのポイントは?

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ここまで、義理の両親が滞在中に感じた子ども側のモヤモヤをまとめてきました。ですが、必ずしもみんながモヤモヤしているというわけではありません。

アンケートの結果でも、半数に近い人が「モヤモヤすることはない」と回答しています。

【自宅に義理の両親が来ているとき、「ちょっとだけモヤッとすること」はありますか?】

ある・・・53.9%(48人)

ない・・・46.1%(41人)

コメントには、こんな声がありました。

「何もないです。むしろ、お小遣いやハンドクリームなどのちょっとしたプレゼントをいただいたりして申し訳ないです」(42歳女性/総務・人事・事務)

「義理の両親が長く来ることはなく、モヤッとすることもない」(44歳男性/その他)

「特にないです。素敵な義理の両親です」(48歳女性/主婦)

中には、生活環境によるマナーの違いなどですれ違わないよう、似た環境で育ったことを結婚の決め手にしてお見合い結婚をした、という方もいらっしゃいました。

 

価値観のズレを感じたときは、「家族であっても別の人間」「時には相容れないこともある」という割り切りも大事。互いにできる範囲で歩み寄りつつ、程よいお付き合いができるようにしたいですね。

佐藤春華
佐藤春華

ライター・編集。1990年青森県弘前市生まれ。編集アルバイト経験を経て『ぷっちぐみ』、『小学一年生』、『ようちえん』、『めばえ』(小学館)など幼児・学年誌の編集執筆やイベント運営を担当。『ねとらぼ』『アリシー』などWEB媒体でのコラムや調査記事、業界誌でのインタビュー記事、SNSのオウンドメディア運営なども行っている。結婚を機に高知県へ移住し、旦那と黒猫との3人暮らし。かわいいものと美味しいものに目がない。

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