今回は、20~50代の“嫁世代”の女性103人と、50~70代の義理の娘がいる“姑世代”の女性32人にアンケートを実施。相手に言われてうれしかったことについてうかがいました。
義理の娘として、義母として、言われてうれしかった言葉をそれぞれご紹介します。
「義母→義娘へ」妻たちが義理の母に言われてうれしかったことは?
nullまず既婚女性が“義理の母”から言われてうれしかったことについて聞きました。
◆子育て・家族のサポートをねぎらう言葉
「”いつも子育てがんばってくれてありがとう”。ワンオペ育児でしんどいので気遣いされて嬉しかった」(31歳・主婦)
「“いつもあなたが頑張ってるから、子どもたちがみんないい子に育ってるね”と言ってもらえて、とてもうれしかったです」(39歳・主婦)
「“〇〇ちゃんがちゃんと子育てしているから、任せておけば大丈夫よ”と義理父に言っていたのを聞いた。泣きそうだった」(41歳・主婦)
「家族がコロナになり完治後“一番がんばったのはあなただから”とお小遣いをもらった。がんばっていたつもりはなかったが、心づかいがありがたい」(34歳・主婦)
◆息子夫婦の幸せを喜ぶ言葉
「息子と結婚してくれて本当に良かった」(43歳・総務・人事)
「“いつも○○くん(夫)が楽しそうに笑ってるのはあなたのおかげね”とお皿洗いを一緒にしているときに言われました。これからも楽しい夫婦でいようって思いました」(35歳・主婦)
「“息子や孫が健康でいられるのも、あなたのおかげです。ありがとう”一緒に夕食の支度をしている時に、何気なく言われた言葉が嬉しかったです」(47歳・その他)
◆ストレートに感謝・好意を示す言葉
「“あんたが嫁に来てくれて、私は本当に幸せ”と言われたこと。私こそ、こんな優しいお姑さんのところにお嫁に来られて良かったと思いました」(57歳・ 主婦)
「我が家の姑は『渡る世間は鬼ばかり』に出てきそうな人でしたが、心臓の手術をしてから人が変わったのか“ありがとう”という言葉を自然に言えるように。それまではそんな言葉聞いた事がなかったので周りの方がビックリ。そもそも“姑根性”なんて捨てて生きた方が生きやすいと思うんですけどね」(48歳・主婦)
「“息子と結婚してくれてありがとう。娘ができて幸せです、甘えていいんだからね”と言ってもらえた。苦労が多かったので家族の愛を感じ涙が出ました」(39歳・主婦)
「母の日にプレゼントを送った際に“こんなにステキなプレゼントを貰ったのは初めて。嬉しい。ありがとう”と電話でお礼を言ってもらえたこと」(31歳・営業・販売)
一歩引いた立場から子育てに奮闘する姿をたたえる言葉や、息子や孫の幸せを喜ぶ言葉を投げかけられると、言われたほうは現在の生活を肯定されたようなうれしい気持ちになるのかもしれませんね。
心のこもった「ありがとう」にグッときたという声も聞かれます。
「義娘→義母へ」義理の娘から言われてうれしかったことは?
null続いて、“姑世代”の女性が義理の娘から言われてうれしかった言葉をご紹介します。
◆好意を伝える言葉
「やさしいやさしい〇〇子さん、とメールの呼びかけに使ったら、“いいえ、やさしいのは△△君のお母さんです”と返ってきたとき。そんなお返しがくるとは思っていなかったので、自分で送っておいてなんだけど、驚いた」(69歳・その他)
「たまに嫁に対して『うん?』と思うこともあっても“やさしいお母さんで私は幸せ”だと言われると許せてしまう」(73歳・主婦)
◆感謝を表す言葉
「4歳の男の子の孫が夏休みに遊びに来たときに“ばあばと一緒に遊んで楽しかったみたいです”と言われとても嬉しかった。好みがすぐに変わる年頃で難しい時期ではあるけれど、満足してもらえたみたいで良かった」(69歳・主婦)
「“孫の塾の送り迎えをしてくれてありがとう”と言われました。役に立てていて嬉しかったです」(50歳・財務・経理)
◆近未来・将来が楽しみになる言葉
「これからも思い出を一緒に作っていきましょうね」(70歳・主婦)
「2カ月先の予定についてメールがきて“ランチを食べてから行きましょう”と。楽しみにしていてくれるのがうれしかった」(62歳・主婦)
◆敬意を示す言葉
「“人生の先輩として尊敬している”と言われ、気分が上がった」(66歳・その他)
「“頼りにしてます”という言葉」(63歳・総務・人事)
お互いの立場を意識しすぎると、つい身構えてしまうことがあるかもしれませんが、感謝や敬意を素直に伝える言葉が相手の心に残っているようです。
以上、“嫁”と“姑”が相手から言われてうれしかった言葉についてお届けしました。
実際の人間関係においては、“善意”と“善意”が行き違い、心からのリスペクトを嫌味と受け取られ、気遣いを迷惑だと言われるような場面もあるかもしれません。
例えば「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉の解釈を1つとっても、「おいしいから、憎たらしい嫁には食べさせない」と「大切な嫁の体を思いやって食べさせない」という真逆の受け止め方があり、“姑”と“嫁”の意思疎通が一筋縄では行かないことを象徴しているかのようです。
しかし、今回の回答集を見ると、善意をまっすぐ受け止め、感謝をストレートに伝える場面が、相手の印象に残っているように感じました。
これから“義母”“義娘”になる方は、相手にどんな言葉を伝えたいか、皆さんの回答を参考にしてイメージしてみてはいかがでしょうか。
自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作な