子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

「プライベートな質問をされたときの返し方」を女性186人に調査!詮索好きさんにはこう返答

夫の年収や子どもの成績、家庭の事情など、あまり親しくもない人からプライバシーに関わることを根掘り葉掘り詮索されて、当惑したことはないでしょうか? また、もしそのようなシチュエーションに立たされた場合、皆さんならどのようにリアクションしますか!?

『kufura』では、女性186人を対象に、“他人から困った質問をされたときの対処法”についてアンケート調査を実施しました。

逆に質問を返す

null

「そんなこと聞いてどうするのぉ?って聞くか、そっちはどうなの?って聞き返す」(52歳/主婦)

「夫のボーナスのことを聞かれて、おたくは良かったでしょ?と、聞き返したら、嬉しそうにしていて、それ以上聞かれなかった」(54歳/主婦)

「いくつ?と聞かれたら、いくつに見える?と逆に聞き返す。本当の歳は言わない」(51歳/主婦)

「旦那さんとどうやって知りあったの?と聞かれるので、何だと思います?とかわします」(52歳/その他)

攻撃は最大の防御。詮索好きな人に自分の領域に踏み込まれたくない場合には、“How about you?”と相手に質問を投げ返すのもひとつの手。相手がひるんで質問を引っ込めたり、あるいは、自分の話したいことを得々と話し出したりなど、矛先をそらす効果があるようです。

「わからない」とごまかす

null

「成績を聞かれたときは『成績表を見せてもらったことがないよ~』。年収を聞かれたときは『給与明細を見たことないよ~』と答えています。だいたいこれでOK」(38歳/主婦)

「お金関係について色々聞かれるのは嫌ですね。『よく覚えてない』とか『家計は夫が管理してるから分からない』とかわしてます」(49歳/総務・人事・事務)

「『うーん、あんまよく覚えてへんなー』とか『さー、どーだったっけかなー』など知らぬ存ぜぬで切り抜ける」(54歳/主婦)

「子ども作らないの?とか週に何度してるの?などと言われて、んー、数えてないからわからないと答えた」(36歳/その他)

答えたくない質問に対しては、「わかりません」と逃げるが勝ち。たとえそれが口実であるのが見え見えでも、「わからない」と答える相手に、「そんなわけないじゃん」と追及する人はそうそういません。大抵の質問はこれで封じることができるでしょう。

「内緒!」と答える

null

「困った顔をして内緒と言うと、それ以上は聞いてこない」(41歳/主婦)

「聞かれたくないことを言われたら『内緒~!想像に任せる~!』とのらりくらりと相手も嫌な感じをさせないように回避するようにしています」(48歳/主婦)

「『え~、秘密~』と返したらあまり詮索はされなかった」(26歳/コンピュータ関連技術職)

ある程度親しい相手からの質問への切り替えしとして、「内緒!」というフレーズも便利。角を立てずにやんわりと「その質問には答えたくありません」というNGラインを引くことができます。

「答えたくない」とはっきり伝える

null

「恥ずかしいから言えない、と言ったら聞かれなくなったです」(23歳/総務・人事・事務)

「親しくなる前に、根掘り葉掘り聞く人とは親しくならなくていいので『言いたくないですー』とかはっきり言います」(52歳/コンピュータ関連技術職)

「年収や子どものことを聞かれたときは、それはちょっとデリケートな質問だねといって話を打ち切る」(39歳/主婦)

「『個人情報なので』と笑ってかわす」(47歳/総務・人事・事務)

答えたくない質問に対して、はっきりと「NO」を突き付けるのも抜本的な解決策です。毅然とした態度を示すことで、その場を切り抜けられるだけでなく、それ以降の付き合いにおいても、質問攻勢をシャットアウトする効果が期待できます。

控えめに答える

null

「子どもの成績を聞かれるのが本当に嫌でした! 『うちはバカだからね…』といつも濁していました」(54歳/主婦)

「夫の収入を聞かれたときに、不景気だから下がってて残業もほとんど出来なくなっちゃったみたい~って答えたら、不景気の話に切り替わったのでそれ以上聞かれなかった」(34歳/その他)

「子どもの恋人の有無を聞かれたとき、『あームリムリ』と苦笑いしてごまかしたことがあります」(51歳/総務・人事・事務)

「夫婦の仲に関して聞かれたときに、『喧嘩ばっかりだよ~。意見が合わなくて困っちゃう』とはぐらかす。自分のところの夫婦仲がいまひとつのママさんに聞かれたのである程度は話を合わせています」(43歳/主婦)

“そんなうちなんて大したもんじゃないですよ~”とへりくだることで、明確な回答を避けるという人も。自分や身内をディスるのはあまり気分のいいものではありませんが、これもひとつの処世術かもしれませんね。

漠然とした回答でかわす

null

「車の車種を聞かれて(ベンツ)言いたくなかったので、普通の乗用車と答えた。何を所有しているかで経済状況を想像されてしまうので、全部普通の~と答えている」(52歳/総務・人事・事務)

「妹どこに住んでるの?と聞かれたら『東の方』、お父さんどこで働いてるの?と聞かれたら『会社』、おばあちゃんなんで入院してるの?と聞かれたら『病気だから』と、こんなふうにふわっとした回答で誤魔化しています」(31歳/その他)

「子どもの高校がどこなのか聞かれたので、名前ではなく地名で答えた」(49歳/主婦)

「年収や給料については、一般企業に勤めている皆さんと同じくらいと言っています」(43歳/その他)

「『旦那さんとどこで出会ったの?』と聞かれたときは『普通すぎて聞いてもおもしろくないよ』と返します」(42歳/公務員)

何をもって“普通”と捉えるのかは、人によって千差万別。“普通”と答えておけば、とりあえず嘘にはならず、相手が勝手に解釈してくれます。「この切り返しはうまいなぁ」と筆者は個人的に感心してしまいました。

話題をそらす

null

「あ、そういえばね!と突然思い出したように別の話題にそらす。 その話題で盛り上がるので、聞いたことを忘れてくれる」(57歳/主婦)

「苦笑いして話題をかえたら、それ以上、聞かれなかった」(47歳/営業・販売)

「どうだろうねぇと言って、直ぐ他の話題に話を切り替える」(47歳/総務・人事・事務)

「予定があると言って、早めに切り上げる」(39歳/主婦)

さりげなく。あるいは、少々強引にでも話題を変えてしまうというテクニックも。答えを濁しても、しつこく食い下がってくるような相手には、こうした手段を使ってもよいかもしれません。

その他、こんな切り返しも!?

null

「結構素直に答える方です。 かわし方が下手なので。家族は何をしているか聞かれても、無職で何もやっていないと言うとそれ以上つっこまれない」(48歳/主婦)

「年齢何歳と聞かれて、この地区では、一番下っ端です!と答えた」(42歳/その他)

「1億くらいとか桁違いの額を言えば笑い話で済ませられる」(46歳/主婦)

「大して仲の良くない人に貯金額を聞かれたときはあまり答えたくなかったので困りました。言いたくないときは『貴方よりは貯金してる』と答えています」(30歳/その他)

「主人のお給料を聞かれる。 安かったら転勤族なんてやっていけないと答えたら黙った」(37歳/主婦)

「子どもの高校の偏差値を聞かれたときに、『将来つきたい職業があるので偏差値関係なく、子どもの夢を応援している』と言った」(45歳/主婦)

あまりクヨクヨ悩まずに率直に答えてしまったり、ユーモアをきかせた回答だったり……。こういうシチュエーションでは、いつも笑ってごまかすことくらいしかできない筆者としては、「なるほどその手があったか」と、目からウロコです。

 

以上、“他人から困った質問をされたときの対処法”をご紹介しました。どのように切り返すのがスマートかは、相手との関係性や質問内容によっても異なるため、さまざまなパターンを押さえておけば、何かの機会にきっと役立つはず。皆さんもぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載