56.9%が孫の帰省を待望!でも実際には「厳しい」と考える男女も多数…
null今回のアンケート(実施期間2020年11月12日~17日)にご協力頂いたのは、孫のいる373人の男女です。
まず、例年、年末年始や長期休暇などに、子・孫が帰省しているかどうかお聞きしました。
【例年、子・孫は帰省している?】
帰省している・・・160人(42.9%)
帰省していない・・・99人(26.5%)
(同居・近居などの理由により)帰省の必要がない・・・114人(30.6%)
4割超の自宅では、孫の帰省を受け入れていました。
次に、定期的に子・孫の帰省を受け入れている160人の男女に、今年の年末年始に孫とその家族に帰省して欲しいかどうかお聞きしたところ、結果は以下のようになりました。
【今年は、帰省して欲しい?】
帰省して欲しい・・・38.1%
やや帰省して欲しい・・・18.8%
あまり帰省してほしくない・・・18.8%
帰省してほしくない・・・6.9%
どちらとも言えない/まだわからない・・・17.5%
このように、回答結果にはバラつきがみられます。
理由を聞くと、「帰省して欲しい。でも……」といった回答、「帰省して欲しくない。だって……」という内容の回答が目立ちます。
それでは続いて、皆さんの帰省に関する意見をご紹介します。
「帰省歓迎派」の中でも割れる意見
null今回のアンケートで「(孫に)帰省して欲しい」「やや帰省して欲しい」と回答した“帰省歓迎派”の男女にその理由を伺いました。
■ずっと会っていない孫に早く会いたいから…
「コロナのことを言い出したらもう2年は会えない気がする」(59歳・女性・主婦)
「地方に住んでいるし、コロナ感染者数も少ないので、帰ってくるのは楽しみにしております」(64歳・男性・その他)
「曾祖父に曾孫を合わせたい」(58歳・男性・コンピュータ関連技術職)
「久しぶりだから孫を抱きたい」(65歳・男性・金融関係)
「成長を見たいから」(54歳・女性・主婦)
「今年はコロナで一度も会っていない。こちらはコロナが今のところそんなに広がっていないので、十分な対策をすれば帰省可能と思われる。また、孫たちは今が一番かわいい時なので、成長も含め久しぶりに顔を見たいと願っています」(72歳・男性・その他)
■状況が変われば、帰省して欲しい
「帰省はしてほしい。現在第3波と言われる位のコロナ感染。北海道の感染者がこのまま増えるようなら無理かと思う」(69歳・女性・その他)
「コロナの状況によりますが、何とか落ち着いた形で会えれば嬉しいですね」(72歳・男性・その他)
このように、「ずっと会えていないから、そろそろ会いたい」「感染対策をするから会いたい」という“OK派”、「無理かもしれないけど会いたい」という“願望派”に分かれていました。
「帰省否定派」の理由はやはり…
null続いて、「帰省して欲しくない」「あまり帰省して欲しくない」と回答した男女にその理由をお聞きしました。ほとんどの回答が新型コロナウイルスに触れられています。
■一方がコロナ流行地に住んでいるから
「新型コロナウイルスの多い関東では感染するリスクが高いので、来てほしくない」(73歳・男性・その他)
「感染者が多く出ているエリアに息子夫婦と孫が住んでいて、今は控えた方が良いと思う」(58歳・男性・総務・人事・事務)
■やっぱりコロナが不安
「孫達には会いたいけど、コロナが怖いからやめてもらうようにしている」(71歳・女性・主婦)
「孫の元気な姿を実際に見たいが、新型コロナウイルスの感染が心配なので移動は控えた方が良いと思う」(73歳・男性・その他)
■感染拡大が収まらないから
「帰省してほしい気持ちはとても強いが、残念だけど、コロナウイルスの感染が治まらないと無理でしょう」(73歳・ 男性・その他)
「新型コロナウイルスが落ち着くまでは大事を取りたいという思いからです」(70歳・男性・技術職)
■予防策に自信がないから
「どうしてもおしゃべりしてしまうので、今年はコロナで心配がある。お年玉だけ渡して数時間で帰ってもらおうと思っています」(52歳・女性・主婦)
新型コロナウイルスによって重症化しやすいと言われているのは、高齢者や基礎疾患のある人。そのため、子育て世代や孫世代と比較すると、祖父母世代のほうが新型コロナウイルスへの警戒感が高いケースは多いのではないでしょうか。
今回は、孫の帰省に対する意見をご紹介しました。
遠方に住む家族との交流の機会を激減させた新型コロナウイルス。
帰省に関しては、感染状況を見ながら、多数決でなく“関係者の全会一致”の方法を探っていけたらいいのですが、場合によっては親子・夫婦間でも「大丈夫」「大丈夫じゃない」という考え方の違いが浮き彫りになりそうな予感です。