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子どもと都内のムーミンワールドへ!フィンランド生まれの人気者「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」【子どもと楽しむ美術展#5】

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3月に埼玉県飯能市に『ムーミンバレーパーク』ができるなど、近頃盛り上がりを見せているムーミン。『森アーツセンターギャラリー』では、2019年6月16日まで「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」が開催されています。子どもから大人まで幅広い層に人気のムーミン、展覧会も大盛り上がりです!

フィンランドで誕生した世界の人気者「ムーミン」

今年は、日本とフィンランドが外交関係を樹立して100周年に当たる記念すべき年。これを記念して開催されているのが「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」です。

フィンランドのタンぺレ市にある世界唯一の『ムーミン美術館』から、約500点の作品がやってきました。

そもそも“ムーミン”とは、フィンランドを代表する芸術家トーべ・ヤンソン(1914年~2001年)によって生み出されたキャラクターであり、小説や絵本、コミックなどさまざまな形で発表されたシリーズ。

日本でも幅広い世代に愛されるキャラクターになっていますよね。子どもの頃に、アニメの『ムーミン』を楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。

風刺画からスタートした作者「トーベ・ヤンソン」

トーベ・ヤンソンは、1914年にフィンランドの首都ヘルシンキで、スウェーデン語系フィンランド人で彫刻家の父とスウェーデン人でグラフィックアーティストの母との間に生まれました。

作者のトーベ・ヤンソン

1939年に始まった第二次大戦でフィンランドはソ連に侵攻され、戦争に巻き込まれていきます。その頃15歳だったトーベは、政治風刺雑誌『ガルム』で風刺画を描くようになりました。ムーミンの物語を描き始めたのは、そんなさなかのこと。

怒った顔をした生き物を主人公に物語を書き始めたトーベでしたが、途中でしばらくほったらかしにしていました。しかしある時、その書きかけの物語をトーベの友人が高く評価し、1945年になってようやくムーミンシリーズの第1作がひっそりと出版されたのです。そして、1948年に出版された第3作『たのしいムーミン一家』が世界的に大ヒット。ムーミンは一躍世界的な人気者となったのでした。

挿絵の原画にカラフルなイラストなど、多彩な作品群

今回の「ムーミン展」は、小説シリーズ全9作の挿絵やスケッチの原画から始まります。

トーベ・ヤンソン≪「ムーミン谷の彗星」挿絵≫1946年、1968年(改作) インク・紙 ムーミン美術館 ©Moomin Characters ™

小説を読んだことがなくてTVで放映されていたアニメのムーミンのほうになじみがある方でも、各小説のあらすじがパネルで紹介されているのでとてもわかりやすくなっています。ムーミンのパパが、実は「ムーミン捨て子ホーム」を脱走した経験を持っていることなど、びっくりの情報が書かれていることも。

原画はとても細かく描かれていて、どの作品も非常に小さくて繊細です。じっくり観てみてください。

トーベ・ヤンソン≪「ムーミン谷の夏まつり」挿絵≫1954年 インク・紙 ムーミン美術館 ©Moomin Characters ™

『ムーミン谷の夏まつり』の“リトルミイ”は、名刺2枚分くらいの大きさでしょうか。

人気ものになったムーミンは、次第に広告などの様々なビジュアルにも登場するようになりました。展覧会でもカラフルなムーミン谷の仲間たちの様々な表情に出会えます。

トーベ・ヤンソン≪イースターカード 原画≫1950年代 グワッシュ、インク・紙 ムーミンキャラクターズ社 ©Moomin Characters ™

カラーのイラストは、いかにも北欧!という色使いがとても美しいのです。

トーベ・ヤンソン≪スウェーデンの日刊紙「スヴェンスカ・ダーグブラーデット」広告≫1957年 印刷 ムーミンキャラクターズ社 ©Moomin Characters ™

トーベは日本にも造詣が深く、パートナーのトゥーリッキ・ピエティラ(隠れた人気キャラ“おしゃまさん”のモデルにもなっています)とともに来日もしています。会場にはトーベが描いたイラストと、影響を受けた可能性がある浮世絵を並べて展示するコーナーも。

展示作品はなんせ全部で約500点もありますので、時々は休憩をとってご鑑賞ください。

子どもはもちろん、大人にも響く絵と言葉を楽しんで

もともと、風刺画を描いていたトーベ・ヤンソン。ムーミンシリーズは子どもも大好きなお話ですが、大人があらためて読み返すと深い言葉がたくさん登場します。

そして個性的なキャラクターは、ムーミンシリーズの最大の魅力! ムーミン一家のかわいさは言わずもがなですが、“スナフキン”や“リトルミイ”、“ヘムレンさん”などの渋いサブキャラもまたかっこいい!

撮影コーナーもありますので、記念にお子さんと撮影してみましょう。

 

物販コーナーでは「ムーミン展」オリジナルのグッズも充実しているので、鑑賞後にはぜひチェックしてみてくださいね! ムーミンの魅力をたくさん味わえる「ムーミン展」は、6月16日まで。この機会に、お子さんとミュージアム体験してみましょう!

【展覧会情報】

ムーミン展 THE ART AND THE STORY

会場:『森アーツセンターギャラリー

会期:2019年4月9日 (火)〜 2019年6月16日 (日)

東京都港区六本木6−10−1 六本木ヒルズ森タワー 52階

開館時間:10:00~20:00、火曜10:00〜17:00(最終入館は閉館の30分前まで)

休館日:なし

最寄り駅:東京メトロ日比谷線「六本木駅」1C出口 徒歩3分(コンコースにて直結)、都営大江戸線「六本木駅」3番出口より徒歩6分

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【消費税増税に伴う価格表記について】
2019年9月末までの記事内の「税込み価格」につきましては、増税前の税率(8%)での価格となっておりますので、ご了承ください。

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