タオルにまつわる疑問あれこれ
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「使用後のタオルの置き場は迷います。トイレのふたを閉めた上か、バスタブにかけるか。清掃の方が好む置き方が気になり、いつも躊躇してしまいます」(59歳男性/その他)
「バスタオルをバスタブに入れるのは、ぞんざいに感じてしまう」(44歳男性/総務・人事・事務)
「シングル一泊の部屋に、バスタオルが3枚あって、すべて使っていいか迷った」(52歳男性/総務・人事・事務)
「バスタオルをもう一枚欲しいけど言っても良いのかどうか」(55歳女性/その他)
今回のアンケートで最も多かったのは、“使用済みタオルの置き場所”にまつわる声。ネット上では、「バスタブの中に入れるのが正解」との情報も見かけますが、自宅ではまずそのような扱いをすることはないので躊躇しちゃいますよね。
基本的には、ホテルごとのルールがあればそれに従うのがよいですが、とりあえず「浴室など濡れても迷惑がかからない場所にまとめておく」のが無難かもしれません。
寝具にまつわる疑問あれこれ
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「掛け布団がベッドの下にガッチリ挟まってるけど剥がして使ってもよいか」(62歳男性/その他)
「1人で宿泊したときに部屋にベッドが2つあり、両方使って良いか迷いました」(67歳男性/その他)
「帰るときに、どの程度ベッドを整えて帰るか迷う。性格上は綺麗にしたいが、綺麗すぎると嫌みと思われそう」(44歳女性/主婦)
「ベッド上に謎の細長いカバーがあって、あれは何のためにあるのでしょう」(56歳女性/その他)
「枕が二つ重なっているときに、どうしようかと迷う」(48歳男性/その他)
ビシッと整ったベッドメイキングを見ると「ああ、ホテルに来たな」とテンションが上がりますよね。ただ、ビジュアルはよろしくてもいざ自分が寝る段になると窮屈に感じられることもあり、どれくらい崩していいのか、また崩した場合にどれくらい元通りにすべきかというのは結構悩ましい問題ですよね。
ホテルの客室はゲストが寛ぐ空間。なので、「自分が快眠しやすいように崩していいし、後片付けもおまかせ」というスタンスで問題なさそうな気はします。ただ、掛布団やシーツが散乱し放題というのはさすがに恥ずかしい気もするので、チェックアウト前に時間の余裕があれば見苦しくない程度に整えるくらいはやりたい気持ちもあります。……といいつつ、筆者は寝起きのぐしゃぐしゃ状態のままホテルをあとにすることもありますが。
鍵にまつわる疑問あれこれ
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「部屋に入ったときにカードキーの入れる場所が分からない」(50歳男性/その他)
「キーを指定の場所に刺さないと、部屋の電気が点かないこと。それが分からず、電気を点けるまでにかなりの時間を要してしまいました」(54歳女性/その他)
「エレベーターがカードキーをかざさないと動かないこと」(62歳男性/公務員)
「鍵を部屋の中に置き忘れて部屋を出て行ったとき、締め出されてどうしようと思う」(23歳女性/主婦)
「外出するときにキーを預けるタイプか」(38歳男性/その他)
「かぎが開けにくいときに焦る」(58歳男性/コンピューター関連技術職)
最近のホテルはカードキーが主流。昔ながらの差し込み式の鍵よりもかさばらずスマートですが、やはり普段の生活では使い慣れていないこともあって戸惑う声が続出。
特によく聞かれたのは、入室後にカードキーをさす場所がわからないことがあるとの声。所定の位置にささないと部屋の電気が点かないケースも多く、暗闇の中でしばし立ち往生……という経験はホテルあるあるかもしれません。
アメニティにまつわる疑問あれこれ
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「部屋に置いてあるアメニティを使わなかったとき持って帰っていいかどうか」(67歳男性/その他)
「使い捨てのスリッパ、持ち帰りをどうしようかな?と」(64歳男性/その他)
「歯ブラシとか歯磨き粉とか持って帰って良いのか分からない」(45歳男性/その他)
「フロントにある棚から自分で備品をとる際、人数分以上に少し余裕をもってもいいのか」(57歳女性/コンピューター関連技術職)
アメニティに関しては、持ち帰っていいのか判断がつかない……との声もありました。個包装で使い捨てタイプのものならOKな気もしますが、歯ブラシは大丈夫そうだけど、使い捨てのスリッパは?など、ものによって迷うのも分かります。迷ったときは、ホテルのフロントに確認しましょう。また、室内のサービスではこんな疑問も。
「冷蔵庫に入っているぺットボトルは、サービスなのか、お金を請求されるのかわからず迷う」(62歳女性/その他)
周辺にある説明書きを探すも分からない……ということもありますよね。こちらも迷ったらフロントに聞いてみましょう。
その他、備品に関してはこんな悩みも…
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「コンセントが足りないとき、タップを借りられるか」(65歳男性/公務員)
「スマホの充電機器が借りれるかどうか」(51歳男性/企画・マーケティング)
「金庫。仕様がわからなくて使えなかったことがある」(38歳男性/総務・人事・事務)
「ドライヤーが洗面台になくて、おいてある場所を探すとき」(57歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
ホテルの無料貸出品は、客室備え付けのインフォメーションブックや公式サイトで確認できますが、実はそこに明記されていないものでも融通がきくことも。
筆者の場合、コンビニで割り箸をもらい忘れた際、フロントの人にお願いして無料でいただいたことがあります。また、知人の例では、メガネのフレームが急に壊れるというアクシデントに見舞われ、応急処置として接着剤を借りた……なんてケースも。もちろん無茶ぶりはNGですが、客室で「しまった、あれがない!」となった場合、ひとまずフロントに相談してみるのもひとつの手です。
ゴミにまつわる疑問あれこれ
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「ゴミ箱。いつも小さくてあふれてしまうし分別できないので一緒で良いのか迷う」(44歳女性/主婦)
「ゴミの分別。ビール缶やペットボトルはどこに置いておくのか?」(52歳女性/主婦)
「ゴミ箱にビニール袋がないとゴミを入れづらい。汚してしまうのも嫌なので」(66歳男性/企画・マーケティング)
「飲みかけのペットボトルや缶、プラスチック容器などをどう処理すれば良いか迷うことがあります。中身を捨ててから捨てるべきか、そのまま捨てるのか」(58歳男性/金融関係)
「カップ麺などを食べた後の汁をどうすればいいのか困る」(43歳女性/主婦)
ホテルの客室にはコンパクトなゴミ箱がひとつしか備えられていないことが多く、ゴミがあふれそうになったり、分別に迷ったりすることもありますよね。
ゴミ箱に入りきらないゴミや可燃ごみ以外のゴミをどうしたらよいかも迷いどころ。飲みきっていないペットボトルやカップ麺の汁も残りも悩みます。カップ麺の汁は細かく残った具材もあり配管の詰まりの原因になるので、そのまま流して捨てるのはよくないとイメージできますが、ならばどうやって捨てればよいのか……やはり聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥……ということで、迷うときはなるべく自己判断は避けてフロントに問い合わせましょう。
以上、いかがでしたか? ちなみに、筆者はここで公にするのは憚られるような間抜けな事情で「えっ、どうしよう……」となりフロントに問い合わせたこともありますが、さすが接客のプロ。こちらに気まずい思いをさせないスマートな対応に感服です。
本文でも再三にわたってお伝えしているとおり、施設ごとのルールもありますので、ホテル滞在中の困り事はまずはフロントに相談することをおすすめします。

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。