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「洗車の頻度」月1回が2割!マイカー所持者249人にメンテナンス事情をリサーチ

気分よく外出するために、なるべく自家用車はきれいに保ちたいもの。ただ、かかる時間や手間、費用を考えると、洗車のハードルは低くはありません。「まだ大丈夫」とつい先伸ばしがちな人も多いのではないでしょうか。

今回は、車を所持している249人を対象に“洗車の頻度”をテーマにアンケート調査を実施しました。

マイカーを洗車する頻度は?

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洗車の頻度について9つの選択肢のなかから最も近いものをひとつだけ選んでもらったところ、結果は以下のように。

「1週間に1回以上」・・・15票(6.0%)

「2~3週間に1回」・・・16票(6.4%)

「1カ月に1回」・・・48票(19.3%)

「2カ月に1回」・・・36票(14.5%)

「3~4カ月に1回」・・・35票(14.1%)

「半年に1回」・・・35票(14.1%)

「1年に1回」・・・13票(5.2%)

「数年に1回」・・・11票(4.4%)

「洗車はしない」・・・40票(16.1%)

今回のアンケート調査で最多だったのは「1カ月に1回」。また、「2カ月に1回」「3~4カ月に1回」「半年に1回」もかなり票を集めています。

他方、意外なことに、2位にはなんと「洗車はしない」がランクイン! 一体どういうことなのでしょうか?

「洗車はしない」理由は?

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「夫がマメにやってくれていて、私の出る幕がないため」(41歳女性/主婦)

「自分は運転免許ないし車に興味がないし洗い方を知らないからです。運転する人が洗います」(42歳女性/その他)

「雨が降ってある程度見た目がきれいになったらいいかなと思ってしまうから」(30歳女性/主婦)

「鹿児島在住。最初の頃は洗車していましたが、火山灰が降り洗車してもすぐに汚れるので、洗車するだけ無駄だと思い、その後しなくなりました」(53歳女性/その他)

今回のアンケートで「洗車はしない」派40人のうち、半数近くの19人が「自家用車はあるけれど、自分はノータッチで家族に洗車を任せている」との回答でした。

それ以外で「洗車はしない」を選択した人たちも、自分が気づいていないだけで、家族がいつのまにか洗車しているというのが実情で、本当に「洗車しない」というケースはさすがにレアかもしれません。

なお、ごく少数意見ですが、「雨が洗車がわりになる」という回答(雨が降ったらかえって汚れるのでは!?)や「洗ってもすぐ汚れるから」との諦めの声も寄せられています。

最大派閥「1カ月に1回」洗車する理由は?

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「面倒なのでついついサボるが1カ月くらいたつと気になってくる」(57歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「1カ月に1回くらいなら、自宅の駐車場で簡単に布で拭いてきれいになるので。汚れが目立つようであれば、スタンド行ってシャワーします」(43歳男性/コンピュータ関連技術職)

「何となく基本はその頻度。雨が降った後などで汚れが目立つときはその都度洗車するようにしています」(41歳男性/その他)

「1カ月ぐらいだと、車だけでなく自分の命の洗濯にもなる」(68歳男性/その他)

お洋服の洗濯などと違って、洗車は気合が必要なため、タイミングが難しいところ。今回のアンケートでは、キリのいい「1カ月に1回」が最多でした。“毎月第一日曜日”などとルールを決めて定期的に汚れを一掃すれば、気分も新たに運転できそうですね。

「1週間に1回以上」「2週間に1回」…高頻度で洗車する理由は?

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「1週間に1回以上。通勤、買い物、レジャーにフル活用するため」(48歳男性/営業・販売)

「1週間に1回以上。近所の土が舞ってきてすぐ埃だらけになる。まめに水だけでも流しておかないと、黒い縞々ができてしまうため」(53歳女性/主婦)

「2週間に1回。外に駐めているので、雨風でどうしても汚れてしまう。ぴかぴかの車に乗っていたほうが、気持ちはよい」(48歳男性/コンピュータ関連技術職)

「自然の中で運転することが多く、鳥のフンや虫が多くつくため本当は毎日でも洗車したい。ただ、今住んでいるところが田舎で洗車場まで距離があるため2週間に1回が限度」(59歳男性/公務員)

洗車頻度は車の使用状況によって左右されるもの。仕事やプライベートで運転する機会が多かったり、駐車場が屋外で風雨や砂埃の影響を受けやすかったりすると、1週間も経たないうちに車の汚れが目立ち、こまめに洗車せざるをえないようです。

「2カ月に1回」「3~4カ月に1回」…毎月洗車できない理由は?

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「SUVで毎回手洗いなので、毎月やるのは疲れる。2カ月くらいでまとめてきれいにします」(23歳女性/営業・販売)

「2カ月に1回。洗車する場所がない。真夏は暑すぎ、冬は寒すぎて洗えない。秋は洗車場がいつも満車で洗えない。特に土日は無理」(66歳女性/総務・人事・事務)

「3~4カ月に1回。汚れてきたな~と思う時期からなかなか行かずにいい加減行くかと思うタイミング」(29歳女性/コンピュータ関連技術職)

「面倒だから、人を乗せる機会にしか洗わない」(30歳女性/その他)

「もう20年以上乗っている我が家の車。そもそも本当にもうボロいので、よっぽど汚れたと感じるまで洗車はしません」(55歳女性/主婦)

本当は毎月洗車したいけれど、時間や場所が確保できなかったり、単純に面倒だったりで、間隔が空いてしまうとの声が続出。汚れに気づいても見て見ぬふりして、「これはさすがに恥ずかしいかも」というレベルに至ってようやく重い腰を上げる人も多いのではないでしょうか?

「半年に1回」「1年に1回」「数年に1回」…頻度が少ない理由は?

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「普段は汚れが目立って来たらタオルで拭くのみ。半年毎にガソリンスタンドでワックス洗車しています」(68歳女性/主婦)

「半年に1度、購入したディーラーに行くのでそのとき洗車してもらっています」(50歳男性/その他)

「気候のよい、秋に洗車。春は花粉等が多いから」(46歳男性/コンピュータ関連技術職)

「正月前に徹底してやります」(50歳男性/その他)

「数年に1回。とてつもなく面倒くさいし、やらなくても死なない」(46歳女性/主婦)

定期点検のタイミングなど、ギリギリまで洗車を先延ばしにする人もちらほら。なかなか時間がとれなくても、目についた汚れは専用のタオルで拭きとったり、ワックスで汚れを防止したり、何らかのケアは施したいところです。

マイカーをどのような方法で洗車している?

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続いて洗車方法について尋ねたところ、結果は以下のように。

「自分で手洗い(自宅など)」・・・103票(41.4%)

「セルフ洗車機(ガソリンスタンドなど)」・・・94票(37.8%)

「スタッフ洗車(ガソリンスタンドなど)」・・・29票(11.6%)

「業者に依頼」・・・6票(2.4%)

「その他(自分以外の家族に任せているなど)」・・・17票(6.8%)

最も多かったのは、「自分で手洗い」。その理由として、“コストをかけたかくない”、“自分の好きなタイミングやペースで洗える”、“手洗いすることで傷などが発見できる”といった点が挙げられました。ちょっとした運動にもなりますし、自分で手洗いは一石何鳥ものメリットがあるといえそうです。

次いで多かった「セルフ洗車機(ガソリンスタンドなど)」は、低料金かつスピーディーに洗車ができてコスパ最強との声が寄せられています。

他方、同じくガソリンスタンドを利用するのでも「スタッフ洗車」を選択する人たちは、機械に任せるよりも丁寧な手洗いのほうが安心するとのこと。たしかに、自分で洗い方がわからず、かつ汚れがひどい場合などは、スタッフ洗車が最適かもしれませんね。

そして、「なるべく自分は何もやりたくない!」という人は、ディーラーや出張洗車業者などプロにお任せしてしまうのもひとつの考え方です。

 

マイカーを長く愛用するためにも、洗車は適切な頻度で行いたいところ。本文でも述べたように、使用状況によって汚れ具合が違ってくるため、タイミングの見極めは難しいところですが、今回の調査もぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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