東川町のココがスゴい!
null旭川空港から車で約10分というアクセスの良さ
東川町は、北海道のほぼ中央に位置し、旭川市と美瑛市に隣接する町。
大雪山国立公園の一部にもなっており、中心地から少し離れるだけで、北海道らしい雄大な自然に触れ合うことができます。
水が美味しい
大雪山の雪解け水が流れ込む地下水を生活水として使っており、なんと北海道で唯一上水道がなく、天然の美味しい水が飲めるんです。
これは、実際に行ってみて一番驚いたことです。
宿泊していたロッジの蛇口から出る水も、飲食店で提供される水も温浴施設の水飲み場の水も全部美味しかったんです! どこでも美味しい水が飲めるって、こんなにも豊かで安心なことなのかと感じました。
そして、そんな町でたくさん作られているお米も絶品でした!
写真の町
東川町は1985年に「写真の町」宣言をしており、「国際写真フェスティバル」や「写真甲子園」など、写真に関するイベントの開催などを通して国内外の地域や人と交流をしています。
散策中も東川町内各所に展示された写真に触れる機会がたくさんありました。
また、私が訪れた8月半ばは天気も良く、高い建物が無い東川町の空は広々として、きらきらとした太陽の光と、すかっと澄んだ空気が広がり、思わず「写真を撮りたくなる」町という印象を受けました。
秋になると美しい紅葉が楽しめ、冬場は雪化粧の大雪山を望み、スキーを楽しむこともできます。
ちなみに東川町の積雪は1mほどだそうです。
移住者が増えている町
美味しい水と自然に囲まれた東川町は、北海道内でも珍しい、“移住者の増えている町”なんです。
新生児に東川町の木材で手づくりされた木の椅子をプレゼントするプロジェクトもあり、「東川町で子育てしたい」と思って移住する方も多いそう。
ここにしかない、おしゃれなお店がたくさん
移住者が増えるにしたがって、カフェやパン屋さんなどを始める人もどんどん増えているそうで、かわいいお店がたくさんありました。
東川町にはチェーン店は少なく、ここに足を運ばないと出合えないお店ばかりなのが魅力!
こだわりがつまった個性あふれるお店巡りは、まさにここに来ないとできない楽しみです。
東川町の美味しいものがたくさん、フード系のおすすめ店舗
nullでは、さっそく私が足を運んだ東川町のスポットをご紹介していきます。
まずは、美味しいものに出合えるお店から。
水が美味しい東川町は、美味しい食べ物であふれていました!
パンからおかず、お弁当まで「SONOまんま」
美味しそうなおかずや本格的なパンから、お弁当まで取り扱うお店。
家族の中でパン派とごはん派がいても、みんなの食べたいものが見つかりそうな品揃えが嬉しいですね。
リュスティックとクロワッサンを使ったクロックムッシュ、おかずを購入しましたが、どれもしっかりとした食べ応えで絶品でした。
無添加ソフトクリームが食べられる「NATURES soft serve」
田んぼの真ん中にポツンとあるソフトクリーム屋さん。
東川町のミルクで作られた無添加ソフトクリームは、濃厚なのに後味さっぱりで、あっという間にペロリと食べてしまいました。
シンプルなミルク味のソフトクリームは、温浴施設「きとろん」でも食べることができます。
お風呂とサウナ後のソフトクリームもまた格別です……!
「NATURES soft serve」
住所:北海道上川郡東川町西5号北35
営業時間:11:00〜17:00
定休日:水曜日
地元のお米を使ったおにぎり屋さん「玄米おにぎり ちゃみせ」
朝7時半から営業している、玄米をメインとしたおにぎり屋さん。
8時頃に伺いましたが、お客さんが途切れず、どんどんおにぎりが売れて行く人気店でした。
お庭にはベンチやブランコがあり、田んぼを眺めながらいただきました。
バリエーション豊かな具材は、季節限定のものを含め13〜15種類が並ぶそうです。
ふっくらと炊きあがった玄米は、ふだん玄米を食べ慣れていない方にもおすすめです。
5歳の子どもは、朝ごはんに食べたこちらのおにぎりがとても気に入って、お昼に寄った道の駅でも購入し食べていました!
「玄米おむすび ちゃみせ」
住所:北海道上川郡東川町西2
営業時間:火・金7:30〜9:00、水・木・土・日7:30〜14:00 ※無くなり次第閉店
定休日:月、不定休あり
自家焙煎珈琲「TAISETSU COFFEE」のフラッグシップ店「ROASTER COASTER」
大雪山の麓で大切に自家焙煎されたコーヒー「TAISETSU COFFEE」を飲めるカフェ。
アイスコーヒーはスッキリとした香りと、東川町の水の美味しさを感じる、まろやかさもある味わいでした。
コーヒーの良い香りが広がる店内では、クロッフルやケーキなどのスイーツも食べられます。
北海道の写真がプリントされたドリップコーヒーが人気で、鳥が好きな子どもはシマエナガの写真がプリントされたコーヒーをお土産に選びました!
店内には暖炉もあるので、寒い日の散策中に訪れるのも良さそうです。
「ROASTER COASTER(ロースター コースター)」
住所:北海道上川郡東川町西町1-1-13
営業時間:10:00〜17:00
定休日:日、月、火、祝日
天然酵母の蒸しパン 「Sitoa(しとあ)」
道の駅で購入し、もちもちとした独特の食感に魅了されてしまい、店舗を訪れました。
午後に伺ったので、すでに種類は減っていましたが、悩んでいるうちにどんどん残り少なくなっていきました。
てりやきチキンマヨやさばみそ大葉マヨなどのしょっぱい系の蒸しパンが珍しいので、購入したかったのですが、目の前で売り切れに……!
次回東川町を訪れる際は、ぜひトライしたいです。
「天然酵母の蒸しパン Sitoa」
住所:北海道上川郡東川町西5号北28
営業時間:10:30〜16:00 ※売り切れ次第閉店
定休日:火、水、木(祝日は営業)
東川町のあれもこれも買える、道の駅「道草館」
null昭和21年創業の「平田とうふ店」の豆腐すり身揚げ、東川米の米粉のシュークリーム、古民家カフェ「natsuかふぇ」の山わさびサンド、パティスリー「Harukuru」のプリンなど、地元の人気店の食べ物や野菜を購入。
東川町内の美味しいものやお土産が揃っているので、お店を巡る時間のない時や、色々なお店の美味しいものをちょっとずつ食べたいと言う時にもおすすめです!
おにぎり、パン、スイーツは特に人気でお昼過ぎには売り切れることもあるそう。
東川町でおこなわれているイベントの情報や、無料マップの配布もあるので、東川町散策の拠点としてぜひ立ち寄りたいスポットです。
道の駅「道草館」
住所:北海道上川郡東川町1丁目1-15
開館時間:9:00~18:00(4月~9月)、9:00~17:00(10月~3月)
定休日:年末年始(12/31〜1/4)※お手洗いは1年中24時間利用可能
アウトドアアクティビティの準備は「モンベル大雪ひがしかわ店」で
null道の駅のすぐ隣に位置する、「モンベル大雪ひがしかわ店」。
こちらの店舗では、熊よけの鈴や携帯トイレなど旭岳登頂の際に使えるグッズがよく手に取られているそう。
また、こちらの『モンベル』でしか購入できない店舗限定のTシャツがあり、こちらも人気なので、お店を訪れた際はぜひチェックしてみてください!
「モンベル大雪ひがしかわ店」限定デザインは、4種類。価格は3,410円(税込)。
サイズも豊富に揃っていたので、旅の記念に家族で購入するのも良さそうです。
また、2階はギャラリーになっており、取材時は東川町の写真の展示がおこなわれていました。
「モンベル 大雪ひがしかわ店」
住所:北海道上川郡東川町東町1丁目2-2
営業時間:9:00〜19:00
定休日:年中無休
東川町の中心にある複合施設「せんとぴゅあ」
null東川町の中心地にある施設「せんとぴゅあ」。
「せんとぴゅあ」は、2つの建物にわかれており、ギャラリースペースや5万冊の蔵書がある図書館、全国で初めて設置された公立の日本語学校、コミュニティカフェ、大雪山の歴史に触れられる展示スペース「大雪山アーカイブス」、ショップなどが入っています。
東川町についてもっと知りたいと思ったら、ぜひ足を運んで欲しい施設です。
「せんとぴゅあⅠ」(ギャラリー、カフェのある棟)
住所:北海道上川郡東川町北町1-1-1
開館時間:8:30〜21:00
ギャラリー営業時間:10:00〜17:00
ギャラリー定休日:月(月曜祝日の場合は開館して翌日火曜休館)
カフェ営業時間:11:30〜17:00
休館日:年末年始(12/31〜1/5)
「せんとぴゅあⅡ」(図書館がある棟)
住所:北海道上川郡東川町北町1-1-2
開館時間:9:00〜21:00
ショップ営業時間:10:00〜17:00
休館日:年末年始(12/31〜1/5)
カフェとショップが人気「北の住まい設計社」
null廃校になった小学校を工房にし、北海道産の無垢材の家具や家をつくる「北の住まい設計社」。
一見、建築会社の事務所なのかな?と思う佇まいですが、一歩足を踏み入れると、素敵なものがたくさん詰まったお店でした!
ショールームには、木のぬくもりが感じられるオリジナルの家具がずらり。
使う人のことを考えた、長く使える良い家具に出合えます。
家具の他にも、北海道で活動している作家さんの食器や世界中から独自にセレクトしたカトラリーや服など、暮らしを豊かにしてくれるたくさんの素敵なものが並んでいるショップです。
また、別棟には人気のカフェ&ベーカリーもあり、木々を眺めながら美味しいパスタやスイーツがいただけます。
広々とした敷地には椅子とテーブルもあるので、購入したパンなどを食べながら、木々の中で一息つくのも気持ち良さそうです。
「北の住まい設計社 東川ショールーム」
住所:北海道上川郡東川町東7号北7線
営業時間:ショールーム10:00〜18:00、ベーカリー、食品館10:00〜18:00、カフェ11:00〜17:00(ラストオーダー:食事14:00、デザート、ドリンク16:30)
定休日:水(ベーカリーのみ火曜、水曜定休)
キャンプも温浴施設も!滞在するなら「キトウシの森」
null東川町の北側に位置するキトウシ山に広がるキトウシ森林公園にあるアウトドア施設「キトウシの森」。
広い敷地内には、キャンプ場やケビンといった宿泊施設、温浴施設「きとろん」、ゴーカート場、パークゴルフ場、スキー場といったアクティビティ施設が点在しています。
今回私たちが宿泊したのは、昨年オープンしたばかりのケビンD棟。
ナチュラルカラーの木を基調とした室内は、入った瞬間にホッとできる空間でした。
キッチンや乾燥機付きの洗濯機など、生活に必要な設備が一通り揃っているので、長期滞在にも向いています。
ちなみに、子どもが「このお布団、雲みたいにふわふわ!」と驚いたベッドは、「北の住まい設計社」のものでした!
他にも東川町の木工家具や小物が置かれているので、実際に使って気に入ったら町内のショップで購入もできます。
今回は利用しませんでしたが、外にはBBQコーナーもありました。
朝起きて窓を開けると、野生のリスの姿も……!
ケビンD棟から歩いて2分ほどのところにある温浴施設「キトウシの森 きとろん」。
北海道産のカラマツがストライプ状に配置された特徴的な外観は、隈研吾建築都市設計事務所によるもの。
サウナ好きの夫は、サウナに大満足。特に天然水を使用した水風呂が気持ち良く、私と子どももお風呂と水風呂を交互に楽しみました。
入浴後に館内のレストランでいただいた「デリセット(7品)」は、選べるおかず7品とお味噌汁に、東川町の美味しいお米食べ放題がついてきます!
普段、夜はごはん少なめにしている私ですが、3杯食べてしまうほど美味しいごはんでした。
休日の夕方などの混雑している時間帯は、入場人数を制限している場合があるそうなので、訪れる際は「きとろん」公式サイトから混雑状況をチェックしてみてください。
「キトウシの森」の敷地内にあるゴーカートも体験しました。
起伏のある全長700mのコースは、木々の間を走り、まるで森林浴のような爽快感がありました。
実は私はゴーカートが好きで、旅先で見つけると必ず体験するのですが、こちらのゴーカートは走りやすく、コースも長めでかなりおすすめです!
「キトウシの森」
住所:北海道上川郡東川町西5号北44番地
営業時間:夏期間(4月1日~9月30日)9:00~17:00 / 冬期間(10月1日~3月31日)9:30~16:30
定休日:12月31日~1月5日 ※公園事務所は別
https://www.kazokuryokoumura.jp
「キトウシの森 きとろん」
住所:北海道上川郡東川町西4号北46番地
営業時間:温浴施設10:00〜22:00(最終受付20:30) / レストラン(ランチタイム)11:00〜14:00(ラストオーダー13:30)、(ディナータイム)17:00〜20:00(ラストオーダー19:30)※食材がなくなり次第、営業終了となります。 / ショップ(東川ミーツ)10:00〜22:00
温浴施設利用料(大浴場、サウナ):大人(高校生以上)1,000円、小人(小・中学生)500円、幼児(無料)、レンタルタオル300円 ※町民料金あり
温浴施設利用料(個室浴場 ※予約制):一般料金(90分)大人(高校生以上)3,000円、小人(小・中学生) 1,500円、幼児(無料)、レンタルタオル300円
※最大、大人3~4名様まで。家族、ご友人同士でご利用可
まとめ
null東川町は、北海道らしい自然に触れ合える、ここにしかない魅力がつまった町でした。
日本中どこへ行ってもコンビニやチェーン店を見かけますが、東川町は本当にここにしかないお店や見どころばかり。
商売っけの強い観光地や作り物の多い名所とは真逆の、ごくごく自然な人々の営みと、自然と共に生きる豊かさを感じられる場所でした。
移住者が増えているということ、納得です!
「写真の町」東川町 公式サイト https://higashikawa-town.jp
・東川町の概要、イベント情報など。移住を考えている方向けの情報もたくさんあります。